レッツ編集部が選んだ簡単で楽しい自由研究をご紹介。実験編では、村上祥子さんの「小学生のキッチンでおやつマジック―実験しながら、おやつが作れる!」を参考に、メレンゲでお菓子の実験にチャレンジ!

簡単自由研究 小学生編 「メレンゲでお菓子の実験!」

メレンゲでお菓子の実験!
たまごの白身を泡だてると、「メレンゲ」という生クリームみたいなふわふわの泡ができるよね。それを使って楽しいお菓子の実験をしてみよう! 実験の後は、楽しいおやつタイム♪
【1つめの実験】電子レンジでチンすると?
【2つめの実験】ジュースを注いでみると?
【3つめの実験】オーブンで焼いてみると?
[材料] 卵白(卵2個分)、砂糖大さじ6程度(60gぐらい)
[作業時間] 2時間程度
【1】電子レンジでチンすると、どうなるか実験してみよう!
まず、材料の卵白(卵1個分)、砂糖 大さじ2(20g程度)、耐熱性のコップ(持ち手がついているものがオススメ)を用意。
卵白を泡だてる。
まず卵白だけを泡だて、さらに大さじ2の砂糖を加え泡だてる。ハンドミキサーなど電動の泡だて器を使うと、早くできるよ。
レンジでチン!
耐熱性のコップに、泡だてた卵白を入れる(欲張って入れすぎないようにね!)。電子レンジ(600W)で30秒~1分チンする。
できあがり!
レンジの中でみるみる泡がふくらみ、モコモコに。ふわふわでおもしろい食感の泡のお菓子が完成! プリンのような味がしておいしいよ。
さっそく次の実験!
【2】ジュースを注いでみると、どうなるか実験してみよう!【1】で泡だてた卵白の残りを、グラスに入れる。ビアグラスがおすすめ。
リンゴジュースを注ぐと・・・
どうなるかな? 泡がジュースに溶けて混ざってしまうと思ったら、そのままの形でジュースの上にふわふわと浮かびました!
できあがり!
まるでビールみたい! ジュースはもちろん、泡までおいしい。温かい紅茶にも、泡は同じように溶けずに浮かぶよ。
最後の実験開始!
【3】オーブンで焼いてみると、どうなるか実験してみよう!材料の卵白(卵1個分)、砂糖 大さじ4(40g程度)、絞り袋を用意。
卵白を泡だてる。
【1】や【2】と同じように、まず卵白を泡だて、砂糖を数回に分けながら入れ、その都度しっかり混ぜ、つのがしっかり出るまで泡だてる。
天板に絞り出す。
口金をつけた絞り袋に、泡だてた卵白を入れ、クッキングシートを敷いた天板に絞り出す。オーブンは100度に温めておこう。
オーブンで1時間焼く
オーブンに入れ、約1時間くらい焼く。途中2回くらいオーブンのドアを少し開け、中の水分を逃がしてあげると、サクっと仕上がる。
できあがり!
熱に溶けることなく、メレンゲがクッキーのようにサクッと焼きあがった。
粗熱を取って
写真のような容器だと、湿気を吸ってすぐにベタ付いてしまうので、粗熱が取れたらすぐに乾燥剤入りの密封容器に入れて保存しよう。
バリエーションを楽しもう。
乾燥いちごを上にのせたり(↑)、レモン汁(小1~2)や、粉末の抹茶を入れたりして、いろんな味を楽しんでみて。
参考にした本はこちら↑
「小学生のキッチンでおやつマジック―実験しながら、おやつが作れる!」
本を参考に、ぜひオリジナルの実験にチャレンジしてみて!

まずは、卵白がどうして生クリームのようにふわふわのメレンゲになるのか知っておこう。
→たまごの白身を泡だてるとき、空気の泡がたくさん入る。白身に含まれるたんぱく質が、この泡に触れることで固まる性質を持っているので、ふわふわに固まった白いメレンゲができる。
【1】電子レンジでチンすると?
→溶けずに泡だてたときよりも、さらに大きく膨らんだ。
理由は、レンジに入れることによって、メレンゲの中の水が水蒸気に変わるから。
【2】ジュースを注いでみると?
→溶けずに浮かんだ。
理由は、メレンゲにはたくさんの空気の泡が含まれていて、軽いから。
【3】オーブンで焼いてみると?
→溶けずにクッキーのように焼くことができた。
理由は、白身に含まれるたんぱく質が、熱すると固まる性質を持っているから。60度で固まりはじめ、80度で完全に固まる。目玉焼きを考えてみるとわかりやすいよ。焼くと白身は固まるよね。
◆成功の鍵◆ 甘さ控えめにしようと思い、お砂糖を控えめの大さじ2(20g)で作ったところ、翌日には、溶けてやわらかくベタベタに・・・。砂糖は卵白の倍の大さじ4(40g程度)程度を入れ、砂糖は粉砂糖やグラニュー糖を使用すると、外はカリッ、口に入れるとシュワ~と溶ける食感が楽しいメレンゲクッキーができるよ。
使わなかった黄身は、お料理などに使ってね。自家製マヨネーズや卵ボーロの材料として使うのもオススメ。黄身は冷凍保存もできるよ。
