上野の定番を巡る。大人のための「半日お散歩コース」

今回は上野の定番散歩コースとして、上野を訪れたら一度は立ち寄りたい定番スポットばかりをピックアップしました。上野広小路駅発着、お昼スタートの半日コースです。

【コース紹介】※カッコ内は徒歩移動の目安時間です。

①上野広小路駅→（約1分）→②井泉本店→（約5分）→③湯島天満宮→（約5分）→④上野恩賜公園→（約1分）→⑤あんみつ みはし上野本店→（約3分）→⑥上野アメ横商店街→（約4分）→⑦厳選洋食さくらい→（約1分）→①上野広小路駅

上野広小路駅に集合したら、まずは美味しいランチでエネルギーチャージを！

駅からすぐのところにある「井泉本店」は、「かつサンド」発祥の店といわれる昭和5（1930）年創業のとんかつ店。店内には創業当時に芸者衆が踊ったお座敷がそのまま残っており、昭和の風情が楽しめます。  

人気メニューは、お店のキャッチフレーズにもなっている“お箸できれるやわらかいとんかつ”をそのまま味わえる「ヒレかつ定食」と「かつサンド」。井泉を訪れたら、必ず試したい逸品です。

お腹が満たされたら、腹ごなしがてら湯島方面へ。5分ほど歩けば“湯島天神”の愛称でも親しまれている「湯島天満宮」に到着します。

学問の神様として有名な菅原道真をお祀りする神社で、江東区の「亀戸天神社」、国立市の「谷保天満宮」と合わせて関東三大天神の一つに数えられます。学業成就、開運、縁結びなどさまざまなご利益が期待できるので、ぜひお参りを。

お参り後は公園方面へ。5分ほど歩いて到着する「上野恩賜公園」は“上野の森”とも呼ばれ、自然・文化・娯楽が融合する憩いのスポットとして愛されています。

園内には、東京国立博物館、国立西洋美術館、国立科学博物館、恩賜上野動物園などの文化施設が集中。また、四季折々の花を楽しめ、夏は写真のようにハスの花が不忍池全体に広がります。

総面積53万㎡もの規模を誇るため、ぐるり一周するだけでもしっかりとお散歩ができますよ。

公園を出たら甘味処で小休憩を。

「上野公園前」の交差点の近くにある「あんみつ みはし上野本店」は、昭和23（1948）年創業のあんみつ店です。店内には昔ながらの甘味処といった、誰もがほっと一息つける雰囲気が残されています。

行列の絶えない人気店ですが、「上野に来たら並んでも食べたい！」という人も少なくない一軒。初めて訪れるなら、一番人気の「白玉クリームあんみつ」をどうぞ。

みはしを後にしたら上野散歩の大定番「アメ横商店街」へ。JR上野駅とJR御徒町駅を結ぶ約500mの通りのことで、400余りの専門店が軒を連ねる日本有数の商店街です。

上野アメ横商店街のキャッチフレーズは“対面販売で交渉次第でさらにお安く”。無理な値引き交渉は禁物ですが、店員さんとのコミュニケーションを楽しむのもアメ横ショッピングの醍醐味です。

チョコレートのたたき売りなどアメ横らしいお店でお菓子をゲットしたり、個性的な服屋で掘り出し物を見つけたり・・・と、アメ横ならではのひとときを楽しんで。

アメ横散策を満喫していたら、あっという間に夕食の時間に。散歩の〆は、上野広小路駅から徒歩1分、上野広小路交差点のほど近くにある「厳選洋食さくらい」。

現代らしい素材を織り交ぜた昔ながらの洋食を提供するお店で、とりわけ人気なのが、デミグラスソースか自家製トマトケチャップのどちらを選べる「オムライス」。白米と玄米を混ぜたチキンライスを卵で包みあげています。

持ち帰りメニューだけでも約50種類あるので、満席の場合はテイクアウトとして自宅で楽しむのもアリ。楽しかった一日を振り返りながら、美味しい洋食を味わって。