【上野】名店から行列店まで！おすすめグルメスポット5選

築170年の古材建築を利用した歴史を感じられる店内で、20種以上のれんこん料理を楽しめる「れんこん」。

れんこんは、切り方や火の入れ方によって、その表情をガラリと変えるおもしろい食材です。揚げたり蒸したり、饅頭にしてみたり・・・同店には、定番ものからあっと驚くものまで、豊富なれんこん料理がラインナップされています。

中でも「れんこんと海老のはさみ揚げ」（写真左960円）は、プリプリとした海老とれんこんの歯応えが絶妙にマッチして美味しいと人気の一品です。

「れんこんのコロッケ」（写真右750円）も人気メニューの一つ。れんこんをすりおろしてコロッケにしたもので、すりおろしだけでなく粗みじんにしたれんこんも加えることでシャキシャキとした食感が楽しめるのだそう。

営業は夜のみ。最大50人までの宴会にも対応していて貸切利用も可能なので、さまざまなシーンで活用できます。とくに週末は混み合うので、利用日の10日前までに予約しておくと安心です。

「上野精養軒」は、明治5（1872）年に創業した老舗のフランス料理店。フランス料理店の草分け的存在として知られており、都内にいくつか店舗を展開しています。今回ご紹介するのは上野恩賜公園内にある洋食専門の「上野精養軒 本店 レストラン」です。

大きな窓に囲まれた店内には150席が用意されているほか、天気の良い日に利用したいテラス席もあります。春には食事を楽しみながらお花見ができ、それ以外の時期も四季折々の風景を一望できます。

イチオシは、上野精養軒の代名詞ともいえる「ハヤシライス」（1,800円）。じっくり時間をかけて煮込んだこだわりのデミグラスソースが、濃厚なコクと味わいを醸し出していると人気です。

もう一つのオススメは「昔ながらのビーフシチュー」（2,800円）。甘みと酸味のバランスが絶妙で、とくに軟らかく煮込まれた牛肉が美味しく、満足度が高いと評判です。花見の時期はとくに混み合いますが、それ以外の時期は、座席数も多いため土日の昼どきであっても少しの待ち時間で入店できるとのこと。

上野広小路交差点のほど近くにある「厳選洋食さくらい」は、現代らしい素材を織り交ぜた、昔ながらの洋食を提供するお店。

ちょっぴり改まったシーンからカジュアルな食事まで、どんなシチュエーションにもハマると、多くの人に愛されています。持ち帰りメニューだけでも約50種類、店内でいただけるメニューはそれ以上と、メニュー数が多いのも特徴です。

多彩なメニューの中でも、まず人気なのは、デミグラスソースか自家製トマトケチャップのどちらを選べる「オムライス」（写真左1,650円、ハーフサイズ830円）。白米と玄米を混ぜたチキンライスを卵で包みあげた一品で、サラダ、スープが付いた「オムライスセット」（2,200円、ハーフサイズ1,380円）としても注文できます。

「ハンバーグ」（写真右1,750円）は、じっくり煮込んだデミグラスソースと大根おろしがたっぷりのった和風ソースの2種類から選択可能。サラダとスープ、それにパンorライスも付いた「ハンバーグセット」（2,600円）もありますよ。

ちょっぴり豪華にいきたい時は、前菜からデザートまで提供されるコース料理（4,500円～）をどうぞ。メインメニューとしてハンバーグやオムライスを選べるコースも用意されているので、コース内で人気メニューを楽しむのもあり。

予約は電話のみ。混雑時には対応が難しい場合もあるため、平日15～17時ごろにかけるのがオススメです。

昭和5（1930）年に創業した「井泉本店」は「かつサンド」発祥の店といわれるとんかつ店。硬い豚肉ばかりだった昭和初期に、お肉を軟らかくする技法を生み出したお店で、それ以来ずっとお客さんに愛され続けています。

店内には創業当時に芸者衆が踊ったお座敷がそのまま残っており、昭和の風情が楽しめます。  

お店のキャッチフレーズにもなっている“お箸できれるやわらかいとんかつ”をそのまま味わえる「ヒレかつ定食」（2,100円）と「かつサンド」（6切れ1,100円、9切れ1,600円）が人気。井泉を訪れたら、ぜひ試したい逸品です。

「かつサンド」のサイズは少し小さめ。これは創業当時、同店のある下谷エリアが花街だったため、よく訪れる芸者さんの口元が汚れないようにと考案されたもの。ソースも、定食で使用しているものよりフルーティな味わいに仕上げているとのことです。

予約は座敷席のみ、1日2組限定で受け付けています。また、料理のみ写真撮影が可能です。

都内に3店舗を構える、1956（昭和31）年創業のカレー専門店「デリー」。創業の地で営業している上野店は、カウンター席とテーブル席を合わせて15席のこぢんまりとした店舗ながら、カレーファンが足繁く訪れる名店として知られています。

そんな同店は“毎日食べても飽きないカレー”をコンセプトに、伝統を大切にしつつも、常にお客さんに新鮮な感動を届けられるようカレー作りに情熱を注いでいるのだそう。

人気の「カシミールカレー」（1,200円）は、黒くてシャバシャバとしたルーが特徴。極辛ながらも後を引くうま味がやみつきになると評判です。

一皿にタマネギを丸々1個使う「コルマカレー」（写真左1,300円）も人気メニューの一つ。こちらはシャバシャバではなくとろみのあるカレーで、タマネギの甘みとスパイスの香りが絶妙にマッチしているのだそう。

また「ドライカレー」（写真右1,200円）も、ぜひお試しいただきたいメニュー。長年愛され続けるロングセラー商品で、辛さは控えめ。辛いものが苦手な人にも人気です。

連日行列ができている同店は、とくに平日ランチの時間帯（11時50分～13時頃）はかなり混み合うので、時間に余裕をもって訪れることをオススメします。