一人の休日に！東京「暇つぶし・時間つぶし」スポット8選

東京都内に4軒ある落語定席のうちの一つ「新宿末広亭」。前身は明治30（1897）年に創業した定席で、その後紆余曲折を経て場所を移転。落語を中心に漫才や奇術、太神楽や俗曲、漫談などの色物芸を公演しています。

昭和21（1946）年に建てられた現在の建物は、東京の定席としては唯一の木造建築。新宿区の地域文化財にも認定されています。館内も寄席の伝統を残した趣のある造りになっていて、見どころが満載です。演者が口演する高座を正面から見るイス席のほか、高座両脇には桟敷席もあり、思い思いの場所から芸を観賞できます。

土曜日の夜に不定期で“二つ目（前座と真打の間、芸歴5～15年前後の若手）”たちの自主興行を行っていることでも知られています。気になった時に、ふらりと訪れてみるのも良さそうです。

サンシャインシティの屋上にある「サンシャイン水族館」は、日本初の都市型高層水族館として誕生したスポット。

本館1階「大海の旅」、本館2階「水辺の旅」、屋外エリアの3つで構成され、本館1階では、南国の浅い海をイメージした大水槽「サンシャインラグーン」などで、大きなエイやさまざまな魚の大群を観ることができます。

2020年に誕生した「海月空感（クラゲクウカン）」は、横幅約14mの大水槽「クラゲパノラマ」を備えたクラゲの展示エリア。ゆらゆらと漂う無数のクラゲを眺めながら、圧倒的な没入感を味わえると評判です。

屋外エリアでは、正面～頭上を泳ぐ「天空のペンギン」や、アシカを真下から眺める「サンシャインアクアリング」に注目を！都心のビル街の屋上という立地条件をうまく生かした展示で、まるで街の上空を飛び回っているかのような生き物たちの生き生きとした姿を観ることができます。

西武池袋本店の本館9階にある屋上庭園「食と緑の空中庭園」は、穴場スポットの一つ。印象派を代表する画家モネが愛したノルマンディーの「ジヴェルニーの庭園」からインスピレーションを得て造られた、誰もがくつろぎ四季を感じられるスポットです。

約5,800㎡の屋上では、一年を通して約80種類の草花を楽しめます。また、モネ晩年の大作「睡蓮」を彷彿とさせるような大きな池があり、初夏に睡蓮やハナショウブ、バラなどを観ることもできます。

敷地内には、月ごとに異なる草花が咲く緑の壁「グリーンウォール」なども設置。随所に花と緑のコンテナが散りばめられ、都心にありながらたっぷりの自然を感じられるようになっています。

気軽に食事が楽しめる「フードカートエリア」には、バラエティーに富んだショップがそろいます。季節に合わせたメニューも展開しているので、グルメを通して季節を感じられるのも魅力です。お買い物の合間に立ち寄って、ゆったり休憩するのにもピッタリです。

渋谷駅より徒歩12分ほどの場所にある「渋谷区ふれあい植物センター」。平成17（2005）年にオープンした、日本で一番小さな植物園です。

地上3階建ての園内では、吹き抜けの植物展示室があり、フルーツやハーブ類などが生い茂る緑豊かな空間になっています。また、リニューアルを経て新設された水耕栽培室「Farm Labo」では、鮮やかな光に照らされ育成されている葉物野菜などをガラス越しに見学することもできます。

観て楽しむだけでなく、“育てて・穫って・食べる”体験までを楽しめるのも同園の魅力。農と食にまつわる知識や技術が学べるだけでなく、園内で栽培された野菜を使った食事メニューを併設のカフェスペースで味わうこともできます。都会の真ん中で、たくさんの緑に囲まれてリフレッシュしてみては？

美味しい食事やコーヒーを味わいながら、誰にも邪魔されず好きなだけ読書ができる。そんな贅沢な時間が過ごせるのが「文喫（ブンキツ）」。

入口で入場料を支払うと、店内に用意された約30,000冊の本を自由に読むことができ、こだわりのコーヒーと煎茶が飲み放題。制限時間はなく一日中利用できる、一人時間を過ごすのにピッタリなブックカフェです。

店内の階段を上がると、本がズラリと並ぶ「選書室」や、机と椅子が用意された「閲覧室」、複数で利用する「研究室」、ゆっくり食事が楽しめる「喫茶室」の4フロアが広がっています。

一般的な本屋さんと違い、作家も出版社も本の大きさや種類も全部ごちゃまぜ！「食」や「ライフスタイル」「旅行」など気になるテーマの中で、思いもよらなかった一冊に出会えるようになっています。

全13スクリーン約2,800席というシネコンとして都内最大級の規模を誇る「TOHOシネマズ 日比谷」。“最高の映画体験”を追求した「TOHOシネマズ　プレミアム シアター」では、プレミアム ラージ フォーマット、プレミアム サウンド、プレミアム シートの“3つのプレミアム”を提供しています。

すべてのスクリーンでは傾斜角をしっかり付けてシートが配置されており、どの座席からも快適に観られる工夫が施されているのもポイント。さらに「プレミアム シアター」には、2種類のプレミアムなシートが用意されており、映画の世界に没入していくような感覚を味わえます。いつもよりワンランク上の映画体験を楽しんでみては？

「RAKU SPA 1010 神田」は、癒やし、ワーク、交流の要素を組み合わせた進化系銭湯。地下1階～地上4階の5フロアから成り、地下1階にリラクゼーションスペース、1階にフロントとランニングステーション、2階にレストランと休憩スペース、3階に浴場、4階にくつろぎスペースを備えます。

気軽に利用できる「銭湯コース（3時間）」や「サウナコース」のほか、10時間滞在可能な「RAKU SPA コース」も選べます。

4階は「RAKU SPA コース」利用者限定のフロア。ハンモックや半個室型の2段BOXなどを備えた「くつろぎスペース」、6,000冊以上のコミックや雑誌が置かれた書棚、各デスクに電源コンセントが設置された「コワーキングスペース」などを有し、お風呂上がりに自由にくつろぐことができます。

お風呂やサウナでくつろいだり、作業に没頭したりと、その日の気分に合わせて楽しんでみて。

「Spa LaQua（スパ ラクーア）」は、“都会の真ん中でリフレッシュを楽しむ”をコンセプトとした温浴施設。東京ドームシティ内にある商業施設「LaQua」の地上5階～9階に位置しています。

スパゾーンでは、地下1,700ｍから湧き出る琥珀色のナトリウム塩化物強塩温泉を楽しめます。さらにミルキーソーダ（炭酸泉 / 酸素泉）がある露天風呂、シルキーバスをはじめとした4つの内湯と1つの水風呂（男湯は3つの内湯と1つの水風呂）、フィンランドサウナを含む3つのサウナ（男湯は4種）が設置されています。

18歳以上限定で利用できる「HEALING BADEN（ヒーリング バーデ）」は、南国リゾート風の空間。黄土やゲルマニウムなどを使用した岩盤浴室などが充実しています。

館内にはエステやボディケアなどの専門サロン10店舗がラインナップされており、お風呂上がりにさらにリフレッシュしたいときにピッタリ。レストラン＆カフェには、旬の彩りを楽しめる和食やベトナム料理から、気軽に使えるデリ、カフェまでそろっており、おなかもしっかり満たされます。

入館料にはタオルや館内着（女性は3種類から選択可）が含まれており、館内ではサロン仕様の高級ラインアメニティが無料で使用可能。思い立ったときに気軽に足を運べるのもうれしいポイントです。