30,000冊の品ぞろえ。テーマは「本と恋する場所」/文喫
六本木駅から徒歩約1分。本好きさんには有名な、青山ブックセンター 六本木店の跡地に2018年12月、オープンしたのがブックカフェ「文喫(ブンキツ)」です。
入口で入場料平日1,500円(税抜)、土日祝日2,300円(税抜)を支払うと、店内に用意された約30,000冊の本を自由に読むことができ、こだわりの珈琲と煎茶が飲み放題。制限時間はなく一日中利用できる、一人時間を過ごすのにピッタリなスポットです。
入場料のあるブックカフェなんて、一体どんな場所!?少しドキドキしながらお邪魔してきました♪
店内に入ると、開放感のある天井の高いエントランスが広がっています。スタイリッシュで、なんだか本屋さんのイメージと違いますね!
入口右側は、展示スペースになっています。取材した2月のテーマは、バレンタインに合わせて「恋」。展示は毎月変わるとのこと♪
その先に進むと、90種類もの雑誌が壁一面にズラリと並ぶ「マガジンウォール」が登場!実は、ここまでは誰でも無料で入れるゾーン。
1階エリアにあるこの大きな「マガジンウォール」では、最新の雑誌の展示のほか、文喫のスタッフによりテーマごとに選書された特設コーナーの設置、雑貨の販売もされているそう。
棚の前に平積みされていたのは、展示中の「恋」をテーマにした本たち。本を手にするのは、当日、受付をされていたスタッフさん♪実はセレクトしているのは、読書愛好家でもあるスタッフさんなのだそう!
スタッフが思い思いに「恋」を捉えて選書しているので、きっと今の自分にピッタリの本が見つかるはず!
雑誌スペースの向かいは、レセプション(受付)です。あれ?よく見たらこのカウンター、原稿用紙のデザインになっています♪
入場料を支払い、スタッフから入場バッジを受け取ったら、さっそく中にレッツゴー♪
思い思いのエリアで本に没頭できる
階段を上がると、本がズラリと並ぶ「選書室」や、机と椅子が用意された「閲覧室」、複数で利用する「研究室」、ゆっくり食事が楽しめる「喫茶室」の4フロアが広がっています。
まずは、上がってすぐにある「選書室」から見ていきます♪
ここには約30,000冊の本を用意。一般的な本屋さんと違い、作家も出版社も本の大きさや種類も全部ごちゃまぜ!
横から見ると凸凹の本棚に見えますが、近づいて見ると平積みされた本にはテーマの共通点があったり、横並びになっている本はお隣の本との関連性があったりと“文喫らしさが光る”並び順。「食」や「ライフスタイル」「旅行」など気になるテーマの中で、思いもよらなかった一冊に出会えるようになっています。
自分が興味のあるテーマの棚をのぞいてみると、普段目にしないような本が横に並んでいて、「これも読んでみたい」「こんな本があるんだ」とつい夢中に。その中から、「こういうの探していた!」という一冊を見つけた瞬間は、まるで一目惚れと同じ♡
店舗内には一冊として同じ本はなく、売れてしまうと同じ本が入荷するとは限らないので、まさに“一期一会の出会い”というのもステキです。 気軽に読めるエッセイやコミックもあります。
12席の机と椅子が用意された「閲覧室」。こちらのカウンター席は電源やWi-Fiも完備されていて、一人時間を過ごすのに最適なスペースです。洋画などで目にする、緑のバンカーズランプもおしゃれ♪
友達と訪れたら、4人掛けのテーブルが二つ用意された「研究室」もどうぞ。
※空いているときは誰でも利用できますが、時間を指定しての貸し切り利用は事前予約(有料)が必要です。詳しくは「文喫」のホームページをご確認ください。
こちらはゆったりと食事ができる「喫茶室」。ほどよく間仕切りがされていて、居心地の良い空間です。
奥にある小上がり席では、靴を脱いでリラックス。寝転がって本を読んでいたら、ついウトウト・・・なんて最高の休日ですね♪
ソファ席も人気です。お気に入りの席を見つけたら、本とともにのんびり過ごして♪
本とともに楽しみたい、こだわりのフード&ドリンク
同店では珈琲と煎茶が飲み放題。
こちらの「喫茶室」だけでなく、「選書室」以外なら店内のどこでも飲食OKなので、好きな席で楽しんでくださいね。
煎茶は、京都宇治から取り寄せた品質の高い茶葉を使用しているのだそう。ほどよい苦みとコクが、贅沢な味わい。珈琲は、京都「小川珈琲」の珈琲豆で淹れています。注文してからミルで挽くため、とっても良い香りが広がります♪
珈琲用のテイクアウトカップもおしゃれ。基本は珈琲カップでの提供ですが、帰る際の一杯にはこちらのテイクアウトカップの利用も可能だそう。
食事メニューもいくつか用意されており、なかでも一番人気は「牛ほほ肉のハヤシライス」(1,080円/税抜)。
まるで洋食屋さんのような本格的な味わい。煮込まれた牛肉がとっても軟らかく、スプーンを入れるだけでホロホロとほどけていきます。
クラシカルな佇まいの「とろけるカスタードプリン」(580円/税抜)も人気。卵感たっぷりで固めのプリンは、ビターなカラメルと相性バツグン。懐かしい喫茶店の味♪
まとめ
週末は満席になることもありますが、平日の午前中や夜の時間帯はゆっくり過ごせてオススメとのこと。会社帰り、何となくそのまま家に帰りたくないな~という日に立ち寄って、一人本に没頭するなんて過ごし方も良いですね。
読書タイムがより楽しくなりそうな六本木の話題のスポットで、ぜひ本と恋に落ちてみては。
〒106-0032
東京都港区六本木 6-1-20 六本木電気ビル
六本木駅
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取材・文/CafeSnap なかくきくみこ
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※本記事内の情報は2024年06月17日時点のものです。掲載情報は現在と異なる場合がありますので、事前にご確認ください。
※本記事は2019年03月03日に公開した内容を一部加筆・修正した上で、2024年06月17日に再公開しております。
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