彼岸花ってどんな花?

彼岸花は曼珠沙華(マンジュシャゲ)とも呼ばれ、秋の彼岸の時期に咲く花です。まっすぐ伸びた茎と、細い花びらの形が特徴です。


よく墓地やあぜ道に咲いているイメージがありますが、それには理由が。実は彼岸花の球根には強い毒素があり、害虫や小動物から田畑や墓地を守るために植えられているのです。


赤一面の彼岸花は、まるで別次元に来たかのような美しさ。そんな彼岸花観賞が楽しめる都内&東京近郊のスポットをご紹介します。

【東京】東京ドームを望む日本庭園/小石川後楽園

「小石川後楽園」は、江戸時代の初期にあたる寛永6年(1629年)に水戸徳川家の祖である頼房が造り、「水戸黄門」こと、二代藩主の光圀の代に完成した庭園です。


開園面積は70,847.17㎡と広く、秋になると敷地内のあちらこちらで燃えるような彼岸花を見ることができます。

歴史を感じさせる庭園と、東京ドームなど現代ならではの景色が見事に融合した「小石川後楽園」。秋は彼岸花の他にもイロハモミジなどの植物が楽しめるので、ゆったりとお散歩に訪れてみてはいかがでしょうか。

【彼岸花情報】

例年の見ごろ:9月中旬

小石川後楽園
  • 所在地

    東京都文京区後楽 1-6-6

  • 最寄駅

    後楽園

  • 電話番号

    03-3811-3015

【東京】今秋は球根20万個の開花にも注目/府中市郷土の森博物館

「府中市郷土の森博物館」は、約14万㎡の敷地全体で府中の自然、地形、風土の特徴を表現した施設。野外を含めた「森」全体が博物館になっています。


例年9月中旬になると「平右衛門広場」などで約10,000本の彼岸花を楽しむことができますが、2022年は一味違います。実は昨年から今年にかけ、職員さんたちの手で大階段上の梅園に彼岸花の球根を植えていたのだそう。その数なんと約20万個というから驚きです!

こちらが実際に植えた彼岸花の球根。「今年はどれくらい咲いてくれるのか、私たちも楽しみです」とのことでした。


彼岸花以外にも、薄紫色のハギが可憐に咲き誇るアーチ状のトンネルがあったり、園内北側の博物館本館にはプラネタリウムが併設されていたり、芝生広場、休憩所や茶室などがあったりとさまざまな見どころがあります。また、隣には府中の銘菓や新鮮な野菜などを扱う観光物産館もあります。魅力いっぱいの施設なので、何度も訪れて楽しんでくださいね。

【彼岸花情報】

例年の見ごろ:9月中旬~下旬

総本数:200,000本

※開花状況については直接お問い合わせください。

府中市郷土の森博物館
  • 所在地

    東京都府中市南町 6-32

  • 最寄駅

    府中本町

  • 電話番号

    042-368-7921

【東京】白い彼岸花も見られる!/野川公園

「野川公園」は調布市にある都立公園。西武多摩川線の新小金井駅または多磨駅から徒歩15分ほどのところにあります。


彼岸花が見られるのは、園内北側に位置する「自然観察園」。数少ない貴重な植物群落の学習の場として開放されており、馴染み深い赤い彼岸花の他、あまり見かけないシロバナの彼岸花を見ることもできます。

白い花は赤い花よりも早く咲くため、見ごろは9月上旬から中旬にかけて。赤い花はそれ以降に見ごろを迎えます。


開花時期については公式サイトで確認可能。開園状況と合わせてチェックした上でおでかけしましょう。

【彼岸花情報】

例年の見ごろ:【白】9月上旬~中旬 【赤】9月中旬~下旬

※開花の時期が前後することがあります。

※開花状況、開園の詳細につきましては公式サイトまたはお電話にてお問い合わせください。

野川公園
  • 所在地

    東京都調布市 野水1・2丁目、東京都小金井市東町1丁目、東京都三鷹市大沢2・3・6丁目

  • 最寄駅

    多磨

  • 電話番号

    0422-31-6457

  • 備考

    ※新型コロナウイルス感染症拡大防止のための取り組み、最新の営業状況等は公式サイトでご確認ください。

【東京】20,000本の彼岸花が咲く“都会のオアシス”/国営昭和記念公園

東京ドームの約39倍の広大な面積を誇る「国営昭和記念公園」は、緑あふれる“都会のオアシス”として多くの人に親しまれている国営公園。


園内約20,000株の彼岸花が見ごろを迎えるのは9月中旬。園内南側の「ふれあい橋」付近や園内北側の「こもれびの丘」などで見られます。

「国営昭和記念公園」の公式Twitterでは、花の開花状況やレストランの取り扱いメニュー情報などが発信されているので、遊びに行く際の参考にしてみてくださいね♪

【彼岸花情報】

例年の見ごろ:9月中旬~下旬

総本数:約20,000本

国営昭和記念公園
  • 所在地

    東京都立川市 緑町3173

  • 最寄駅

    西立川

  • 電話番号

    042-528-1751

【埼玉】圧巻の500万本!日本一の群生を誇る名所/ひだか巾着田

西武池袋線高麗駅から徒歩15分ほどの場所にある「ひだか巾着田」は、秋に咲く曼珠沙華の群生が日本一という、言わずと知れた名所です。


見ごろを迎える9月中旬ごろから下旬には、500万本もの彼岸花が咲き誇ります。その光景はさながら真っ赤なじゅうたん。一目見ればきっと圧倒されるはずです。


2022年は曼珠沙華の開花に合わせ、3年ぶりに「巾着田曼珠沙華まつり」が新型コロナウイルス感染症対策を講じたうえで開催されます。期間は9月17日(土)から10月2日(日)まで。詳細や最新情報は日高市観光協会の公式サイトで確認を。

【彼岸花情報】

例年の見ごろ:9月中旬~下旬

総本数:約500万本

巾着田曼珠沙華まつり
  • 開催場所

    ひだか巾着田

  • 最寄駅

    高麗

  • 開催期間

    2022/09/17(土) ~ 10/02(日)

【埼玉】赤と緑のコントラストを楽しんで/権現堂公園

「権現堂公園」は東武日光線幸手駅から朝日バス(五霞町役場行)バスに乗車し、「権現堂」で下車してすぐの場所にあります。


公園内にある「幸手権現堂桜堤(サッテゴンゲンドウサクラツツミ)」は、関東では桜の名所としてよく知られていますが、桜の他にも菜の花やあじさい、水仙などさまざまな植物が咲き、季節によって訪れる人を楽しませてくれるスポットです。


9月~10月にかけては約300万本もの彼岸花が咲き、桜堤一帯を真っ赤に染め上げます。燃えるように真っ赤な彼岸花と周辺の緑の木々とのコントラストは壮観の一言です。

2022年は、毎年恒例の「曼珠沙華まつり」も3年ぶりに開催予定。開催期間は9月17日(土)から10月2日(日)まで。まつりの詳細や最新情報は公式サイトで確認を!

【彼岸花情報】

例年の見ごろ:9月中旬~10月上旬

総本数:約300万本

県営権現堂公園
  • 所在地

    埼玉県幸手市 大字内国府間887-3

  • 最寄駅

    幸手

  • 電話番号

    0480-44-0873

【千葉】寺院でしっとりと彼岸花を愛でる/祖光院

千葉県松戸市にある「祖光院」は、江戸時代後期の文政8(1825)年に創建された曹洞宗のお寺で、彼岸花の名所としてもよく知られています。


9月中旬になると、本堂の裏手にある雑木林一帯に約30万株もの彼岸花が咲き誇ります。その美しさは、思わずため息が出てしまうほど。お寺という場所柄、大切な人を偲ぶひとときにもなるでしょう。

1993年から、彼岸花の管理は同じ松戸市内で造園を手掛ける「石川園」と協力して行っているそうです。彼岸花の開花状況を発信するブログ「祖光院 彼岸花開花情報」についても、同社が管理を行っています。彼岸花の開花状況については事前にブログで確認を。

【彼岸花情報】

例年の見ごろ:9月中旬

総本数:約30万本

祖光院
  • 所在地

    千葉県松戸市金ケ作 352

  • 最寄駅

    常盤平

【神奈川】彼岸花まつりは今年も開催!/小出川沿い

藤沢市、茅ヶ崎市、寒川町を流れる「小出川沿い」には、約3kmにわたって彼岸花が群生しています。見ごろを迎える9月下旬から10月上旬にかけて、川沿いにはどこまでも続く“赤い帯”が姿を現し、通行人の目を楽しませてくれます。

2022年で第15回目を迎える毎年恒例の「小出川彼岸花まつり」は、9月24日(土)に開催予定。


場所は大黒橋から追出橋までの約3kmで、3つの会場が設置され、模擬店や写真展示会の他、4つのポイントをつなぐスタンプラリーも開催されます。スタンプを4つ集めると先着で景品プレゼントがもらえるので、そちらも楽しみながら彼岸花観賞ができますね。


付近には歴史ある寺社や公園もあり、のんびりとした時間が過ごせそう。天気の良い日には富士山も見られるそうなので、カメラを持っておでかけしてみては?

【彼岸花情報】

例年の見ごろ:9月下旬~10月上旬

小出川沿い
  • 所在地

    神奈川県藤沢市 遠藤~藤沢市打戻~寒川町大蔵

  • 最寄駅

    寒川

  • 備考

    ※寒川駅はおおぞう会場の最寄駅。

    ※いずれの会場も最寄駅から公共バスの利用を推奨。おおぞう会場は以下のとおり。


    ・寒川駅北口よりコミュニティバス「東ルート」にて「青少年広場」下車

    ・寒川駅入口バス停より 茅26系統「文教大学行き」にて「越の山入口」下車徒歩10分

    ・茅ヶ崎駅北口よりバス 茅41・45系統「小谷行き」にて「県営住宅前」下車徒歩10分

取材・文/七尾 なお

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