【銀座駅徒歩4分】日本最古の画廊で新しい美に出会う/資生堂ギャラリー

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銀座駅や新橋駅から近く、銀座界隈でのお買い物がてら立ち寄りやすい「資生堂ギャラリー」。オープンは大正8(1919)年で、現存する日本最古の画廊として、“新しい美の発見と創造”を理念に展覧会を開催しています。


過去に3,100回以上の展覧会を開催しており、後に大成した作家のデビューの場となることもしばしば。現在は現代美術に主軸を定め、前衛性と純粋性を兼ね備えた同時代の表現を積極的に発信しています。

▲「オドル ココロ」展、2024年 展示風景 撮影:加藤健

▲「オドル ココロ」展、2024年 展示風景 撮影:加藤健

館内では期間限定の企画展を実施。2024年には、明治初期から現在までの資生堂のパッケージデザインや広告を、若手の建築家や映像クリエーターとのコラボレーションで見せる展覧会「オドル ココロ」を開催。また写真家・十文字美信が撮り下ろした大乗寺客殿(兵庫県美方郡香美町)の写真を、大型インスタレーションとして展開した展示も行われました。


平成18(2006)年からは新進アーティストの活動を応援する公募展「shiseido art egg」も開催。アートによるイノベーションを目指し、「新しい美」との出会いの場になっているようです。


ギャラリーの上階の資生堂パーラーでは食事やお茶ができ、隣のビルにある「SHISEIDO THESTORE」の1階には資生堂の化粧品が並んでいるので、一緒にチェックしてみて。

スポット
資生堂ギャラリー

〒104-0061
東京都中央区 銀座8-8-3東京銀座資生堂ビル地下1階

銀座駅

〒104-0061
東京都中央区 銀座8-8-3東京銀座資生堂ビル地下1階

銀座駅

【銀座駅徒歩5分】世界のグラフィックデザインに触れる/ギンザ・グラフィック・ギャラリー

                 ▲撮影:藤塚光政

                 ▲撮影:藤塚光政

世界でも珍しいグラフィックデザイン専門の「ギンザ・グラフィック・ギャラリー」。デザインと密接な関わりを持つ大日本印刷株式会社の文化活動の一環として昭和61(1986)年に創設されました。創業の地であり、画廊のメッカである銀座からアート情報を発信しています。

▲撮影:藤塚光政

▲撮影:藤塚光政

年に8回ほど開催される企画展では、若手からベテランまで国内外で活躍する作家たちの優れた作品の数々を紹介。ポスターやブックデザイン、イラストレーション、タイポグラフィなどグラフィックデザインの王道ともいえる分野をはじめ、コンピュータグラフィックス、ウェブデザイン、グラフィックアートなど、扱うテーマも多岐にわたります。


お土産には、展覧会ごとに枚数限定で販売される告知ポスターや、これまで個展を開いた作家のグラフィック作品を紹介する“ggg Booksシリーズ”などがオススメです。


ギャラリーの2階には常設のライブラリーがあるので、グラフィックデザインについてさらに知識を深めたいという方は、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

スポット
ギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)

〒104-0061
東京都中央区 銀座7-7-2 DNP銀座ビル

銀座駅

〒104-0061
東京都中央区 銀座7-7-2 DNP銀座ビル

銀座駅

【銀座駅直結】東京メトロ沿線の大学の学生、大学院生、卒業生の作品を展示/メトロ銀座ギャラリー

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銀座駅B7、B8出口付近の地下通路にあり、乗り換え途中などにふらっと立ち寄れる「メトロ銀座ギャラリー」。年間を通して、若手芸術家の育成支援を目的としたイベントを実施。主に東京メトロ沿線の大学の学生、大学院生、卒業生等の作品を展示しています。

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過去には彫刻家の浜田修子さんの作品が展示されたことも。11月4日(月)からは「ART PASSAGE TOKYO METRO」が開催されます。

スポット
メトロ銀座ギャラリー

〒104-0061
東京都中央区銀座 4-1-2 銀座駅

銀座駅

〒104-0061
東京都中央区銀座 4-1-2 銀座駅

銀座駅

【品川駅徒歩8分】国内著名写真家中心の企画展を開催/キヤノンギャラリー S

▲キヤノンギャラリー50周年企画展 蜷川実花写真展「Eternity in a Moment」2023年5月9日~6月19日に開催されたもの

▲キヤノンギャラリー50周年企画展 蜷川実花写真展「Eternity in a Moment」2023年5月9日~6月19日に開催されたもの

キヤノンマーケティングジャパンが東京(品川、銀座)と大阪で運営・展開している「キヤノンギャラリー」。昭和48(1973)年2月、写真や映像文化への貢献を目的に「キヤノンサロン」として銀座に開設し、2023年2月で50周年を迎えました。


キヤノンギャラリー S」は、キヤノンギャラリーのフラッグシップギャラリーとして、2003年に品川キヤノン S タワー1階にオープン。約144㎡ある館内には、展示演出に合わせてレイアウトを変えられる可動式壁面を設置。年間8〜9回のペース、それぞれ約1カ月半の会期で、国内著名写真家中心の企画展を開催し、今までに150以上の写真展が行われました。

▲過去開催の写真展一例:百々俊二・新・武 写真展2022年8月12日~10月8日開催

▲過去開催の写真展一例:百々俊二・新・武 写真展2022年8月12日~10月8日開催

2024年11月11日(月)までは、鶴巻育子写真展 「ALT(オルト)」を開催中。


写真家・鶴巻育子氏が視覚障害者との関わりをきっかけに取り組んできたプロジェクトの集大成として、「みること」について思考を巡らすことを目的とした展示となります。


展示内容は時期により異なるため、公式サイトより最新の情報を確認してからおでかけしてくださいね。

スポット
キヤノンギャラリー S

〒108-8011
東京都港区港南 2-16-6 キヤノン S タワー1F

品川駅

〒108-8011
東京都港区港南 2-16-6 キヤノン S タワー1F

品川駅

【表参道駅徒歩1分】ギャラリーとカフェが一体になった空間でアートを楽しむ/SPIRAL

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ギャラリーと多目的ホールを中心に、レストラン、カフェ、生活雑貨ショップなどが共存する、複合文化施設「SPIRAL(スパイラル)」。1階には施設名の「螺旋」を意味する、大きな吹き抜けの螺旋スロープを要するギャラリー「スパイラルガーデン」があり、“生活とアートの融合”をテーマにした質の高い芸術が気軽に楽しめるようになっています。

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行われているのは、美術やデザイン、ファッションに関する展示、ダンスなどの公演、さらにそれらのジャンルをクロスオーバーさせた催しなど。ギャラリーとカフェが一体になった空間で、「飲食をしながらカルチャーに触れる」「散歩する感覚でカルチャーと出会う」などといった体験ができます。

▲photo : TADA(YUKAI)

▲photo : TADA(YUKAI)

オススメは毎年、ゴールデンウィークに行われるノンジャンルのアートフェスティバル「SICF(スパイラル・インディペンデント・クリエイターズ・フェスティバル)」。若手作家の発掘・育成・支援をテーマにしていて、総勢170組のクリエイターの作品の展示・販売をしています。


2階には雑貨のセレクトショップ「スパイラルマーケット」があり、オリジナルブランド「+S(プラスエス)」の商品も販売。世界各国のデザイナーたちの作品を染織職人の手によって仕立てたハンカチなど珍しいものも購入できるので、ぜひチェックしてみて。

スポット
スパイラル

〒107-0062
東京都港区南青山 5-6-23

表参道駅

〒107-0062
東京都港区南青山 5-6-23

表参道駅

【六本木駅直結】デザインの力で人を動かす、つなぐ/東京ミッドタウン・デザインハブ

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六本木駅直結「東京ミッドタウン」のミッドタウン・タワー5階に、デザインネットワークの拠点として平成19(2007)年4月に開設されたギャラリー「東京ミッドタウン・デザインハブ」。


こちらではデザインのプロモーション、職能、研究教育という、役割の異なる3つの機関が連携。デザインによって 「人」「ビジネス」「知識」 を結びつけ、展覧会やセミナーの開催、動画配信などを通して情報を発信しています。

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ギャラリーの名前にもある“ハブ(HUB)”は、車輪の軸という意味。複数のものが寄り集まる場所として、多くの人をデザインの力でつなぎ、動かしているのが魅力です。


常設展の展示はなく、年に8回前後の企画展や特別展を実施。現在は、10月25日(金)まで日本のデザインを振り返り未来を見つける展覧会「ROOTS OF FUTURE 過去を探って、未来を見つける」を開催中。11月1日(金)〜11月5日(火)には、本年度グッドデザイン賞受賞デザインを展示する「GOOD DESIGN EXHIBITION 2024」が開催されます。

スポット
東京ミッドタウン・デザインハブ

〒107-6205
東京都港区 赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー5F

六本木駅

〒107-6205
東京都港区 赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー5F

六本木駅

【新橋駅徒歩5分】江戸時代から現代まで!広告の面白さを発見できる/アドミュージアム東京

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アドミュージアム東京」は、広告の社会的・文化的価値を知ることのできる広告ミュージアム。業界の人だけでなく、一般の人も広告を身近に楽しめる展示が特徴です。

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常設展でまず注目したいのが、日本の広告の発展がわかる「ニッポン広告史」です。江戸時代から現代まで約33万点の収蔵資料から、日本の広告の歴史を見て触って感じることができます。


大型タッチ式モニターで約2,600点の広告資料を自由に閲覧できる「デジタルコレクションテーブル」もオススメの常設展示。1950年代から現在まのでテレビCM、ポスターなどのサムネイルに触れると、詳細が見られたり、動画が流れたりする仕組みになっています。

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ミュージアムショップには、専門書籍だけでなく、オリジナルのグッズもそろいます。明治~大正時代のマッチラベルがプリントされた「マイクロファイバークロス」など、広告にちなんだユニークなお土産が見つかるはずですよ。

スポット
アドミュージアム東京

〒105-7090
東京都港区 東新橋1-8-2 カレッタ汐留

汐留駅

〒105-7090
東京都港区 東新橋1-8-2 カレッタ汐留

汐留駅

【永田町駅徒歩5分】約200点の化石を展示/学校法人城西大学水田記念博物館大石化石ギャラリー

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最後にご紹介するのは、化石が展示されている、学校法人城西大学が設立した化石のギャラリー。大石道夫東京大学名誉教授が40年以上かけて収集した、約200点の化石を見ることができます。標本との距離が非常に近いため、化石を間近で見ることが可能。化石の美をしっかりと感じることができるのが魅力です。

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展示されている標本は状態の良い魚類化石が多く、とくに海外産魚類化石の展示数は国内でもトップクラス。“化石の水族館”と呼ばれるほど充実しています。


中でもぜひ見て欲しいのは、ヘリコプリオン。絶滅した軟骨魚類の下顎の歯板の化石で、国内でもこれほど状態が良い標本が見られるのはここだけ。ベラントセアという絶滅した軟骨魚類の化石が全身で保存されている珍しい標本も展示されています。またシーラカンスやハイギョ類の化石が、まとまって見ることができるのも貴重です。


学芸員の方がいる場合は、希望者に質問や解説などを行ってくださいます。ぜひ気軽に声を掛けてみて。

▲絶滅したシーラカンスの仲間、ワイテイア オオイシイの化石

▲絶滅したシーラカンスの仲間、ワイテイア オオイシイの化石

他では買えないオリジナルのギャラリーグッズも販売されています。人気はアンモナイトやシーラカンスをイメージした「化石落雁」(500円)など。ぜひ帰り際にチェックしたいですね。

スポット
学校法人城西大学水田記念博物館大石化石ギャラリー

〒102-0093
東京都千代田区平河町 2-3-20 学校法人城西大学 東京紀尾井町キャンパス3号棟B1F

永田町駅

〒102-0093
東京都千代田区平河町 2-3-20 学校法人城西大学 東京紀尾井町キャンパス3号棟B1F

永田町駅

文/酒井明子

写真/掲載スポットの運営元より提供

芸術の秋を楽しもう!アート特集2024

レッツエンジョイ東京では「アート特集2024」と題し、イチオシのアートイベントや美術館をはじめ、ミュージアムショップや無料で見られる都内のパブリックアートなど、さまざまな角度からアートを楽しめるスポットをご紹介しています!


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本記事内の情報に関して

※本記事内の情報は2024年10月28日時点のものです。掲載情報は現在と異なる場合がありますので、事前にご確認ください。
※本記事は2023年11月01日に公開した内容を一部加筆・修正した上で、2024年10月28日に再公開しております。
※本記事中の金額表示は、税抜表記のないものはすべて税込です。