【日本橋】商業の街・日本橋の変遷を映し出したステンドグラス

▲写真提供:日本交通文化協会

▲写真提供:日本交通文化協会

東京メトロ銀座線・日本橋駅にある『日本橋南詰盛況乃圖(にほんばしみなみづめせいきょうのず)』は、2021年7月に設置されたパブリックアート。


縦2.1m、横6mの巨大なステンドグラス作品で、約75種・1,182ピースものガラスで構成されています。


原画・監修を務めたのは、人物や建築物などを緻密に描く作風で知られる画家の山口晃氏。日本橋の南詰の発展の歴史をテーマに、約3年もの時間をかけて描き下ろされた原画を基にしています。

▲写真提供:日本交通文化協会

▲写真提供:日本交通文化協会

作品に描かれているのは、江戸から現在までの時空を混在させた日本橋南詰の街並み。江戸時代の屋敷や木造の日本橋、首都高速道路に高層ビル群など、各時代の象徴的な建物が精緻に表現されています。


山口氏曰く「当時の様子がわかる所もあれば、時代による変化を一目にできる所もある」との事で、間近で見ると、その細かなタッチに驚かされるほど!かつての日本橋の風景に想いを馳せるも良し、未来の街並みを想像して胸を躍らせるも良し。さまざまな視点で楽しめるアート作品です。

『日本橋南詰盛況乃圖』

設置場所:東京メトロ銀座線日本橋駅 B1出口付近

【青山】みずみずしい草木を思わせる美しいステンドグラス

▲写真提供:日本交通文化協会

▲写真提供:日本交通文化協会

2020年10月、東京メトロ銀座線の青山一丁目駅に設置されたのが『みんな友だち』というタイトルのステンドグラス作品。


緑が印象的な縦3m、横5.4mの作品で、65種類約1,200ピースのガラスが使用されています。


原画・監修を務めたのは当時99歳の洋画界の巨匠、野見山暁治氏。同年に100歳を迎えた野見山氏の記念すべき作品の一つでもあります。

▲写真提供:日本交通文化協会

▲写真提供:日本交通文化協会

みずみずしい草木を思わせ、いつも風が舞っているような空気を感じさせる同作。青山一丁目駅のデザインコンセプトである“優雅な街並み”にもフィットしています。

『みんな友だち』

設置場所:東京メトロ銀座線青山一丁目駅 渋谷方面改札付近

【下北沢】向かい合う男女の姿がロマンチックな大型レリーフ

▲写真提供:日本交通文化協会

▲写真提供:日本交通文化協会

小田急線・下北沢駅の改札内コンコースで一際存在感を放っているのが、『出会いそして旅立ち』。


小田急小田原線の複々線化完成を記念して2019年に設置された、縦2.6m、横8.9mの大きな陶板レリーフです。

▲写真提供:日本交通文化協会

▲写真提供:日本交通文化協会

同作は小田急グループの経営理念で謳われている“かけがえのない時間(とき)”と“ゆたかなくらし”をテーマに、昭和を代表する洋画家、故・宮永岳彦氏が小田急電鉄のために手がけてきた数々の観光ポスター画を再構成したもの。


中央で向かい合う男女の周囲には1957年に就任した特急ロマンスカー「SE(3000形)」や箱根のロープウェイ、丹沢の山並みなど沿線観光地のモチーフも。下北沢の新たなシンボルとして、お客さん同士の素敵な出会いや旅立ち、そして駅周辺の賑わいの起点となっています。

『出会いそして旅立ち』

設置場所:小田急線下北沢駅 改札内コンコース壁面

【国際展示場】ファン必見!手塚治虫のイラストを基にした大型レリーフ

▲写真提供:日本交通文化協会

▲写真提供:日本交通文化協会

りんかい線国際展示場駅には“マンガの神様”こと故・手塚治虫氏のファンならぜひ見ておきたいパブリックアートがあります。


それがこちらの『Osamu Tezuka, Charactars on Parade ~手塚治虫キャラクターズ大行進』。2019年に設置された陶板レリーフです。

▲写真提供:日本交通文化協会

▲写真提供:日本交通文化協会

縦2.6m、横8.8mの大型作品の中には『ブラック・ジャック』『鉄腕アトム』『火の鳥』『ジャングル大帝』など名だたる名作のキャラクターたちの姿が。


基になった1976年制作のイラストには92体のキャラクターが描かれており、本作はその中から36体を選んで再レイアウトしています。


国際展示場駅といえば、アニメ・コミック関連のイベントが多数開催される「東京ビッグサイト」の最寄駅。多くのアニメ・コミックファンに親しまれる駅にピッタリな作品です。巨大なレリーフの前に立ち、お気に入りのキャラクターを探し出すのも楽しそうですね。

『Osamu Tezuka, Charactars on Parade ~手塚治虫キャラクターズ大行進』

設置場所:りんかい線国際展示場駅 改札内コンコース

※この作品は、宝くじの社会貢献広報事業として助成を受け整備されました

【丸の内】繊細な色づかいが美しいブロンズ作品

▲舟越桂/私は街を飛ぶ/2022年

▲舟越桂/私は街を飛ぶ/2022年

東京メトロ丸ノ内線・東京駅や千代田線・二重橋前〈丸の内〉駅から歩いてすぐ。丸の内仲通り沿いに、思わず目を惹く一体の像が設置されています。


それが、『私は街を飛ぶ』というブロンズ作品。日本を代表する彫刻家の一人である舟越桂氏が、2022年に手がけた新作です。


頭部に教会、本、並木道を配した同作のテーマは、記憶や思い、自然、個人の心の中にもある距離や空間的な広がり。陽の傾きをも考慮して彩色された人物像は、静謐さの中にも華やかさと上品さをたたえていて、通る人々の心に特別な印象を刻んでくれます。

丸の内エリア一帯では1972年より、「丸の内ストリートギャラリー」を展開中。現在、彫刻の森芸術文化財団の所蔵する近・現代彫刻と、世界で活躍する現代アーティストの作品計19点が展示されています。


50周年を迎える今年は、前述の『私は街を飛ぶ』を含む新作など5点の設置や、彫刻の森美術館が所蔵する12作品の入れ替えも実施されました。丸の内の街を散策しながら、お気に入りのアート作品を見つけてみるのも楽しいかもしれません。

『私は街を飛ぶ』

設置場所:東京都千代田区丸の内2丁目 丸の内仲通り沿い

※「丸の内ストリートギャラリー」は、千代田区丸の内1~3丁目にかけて展開

【立川】通り過ぎる人々をじっと見つめる14人の首長たち

JR立川駅北口を出て正面に延びる歩道橋を歩くこと約6分、眼下に見えてくるのが、垣根の中に設置された14体の人物像です。


こちらは、ナイジェリア出身の彫刻家、サンデー・ジャック・アクパン氏による作品「オブジェ(見知らぬ人)」。アクパン氏の育った村では、自分の一番好きな姿を等身大の彫刻として残す風習があるそう。そんな風習の中から生まれたナイジェリアの首長14人の像が、ここ立川に勢ぞろいしているのです。


砂でつくった型にコンクリートを流し込み、腹と背中を貼り合わせて成型された14体の彫刻達。鮮やかな衣装の色彩はもちろん、シワやひげまで細密に表現された人物の顔面に目を奪われます。そのリアルさといったら、今にもギロリと視線がこちらに向けられそうなほど!

同作が展示されている一帯は、「ファーレ立川」という一つの街を形成しています。


約6haにもおよぶ敷地内には、ホテル、デパート、映画館、図書館、オフィスビルなど11棟の建物が建てられていて、その中に36カ国92人のアーティストによる109点もの作品が展示されています。中には、車止めやベンチ、街灯やネオンサインなどの機能を持ち合わせた作品も。


立川市の各所では、全作品の展示位置や解説を掲載した「ファーレアートマップ」も無料で配布されています。街並みに溶け込んだ作品の数々を、宝探しのように見つけて歩くのも楽しそうですね。

『オブジェ(見知らぬ人)』

設置場所:東京都立川市曙町2丁目付近

※「ファーレ立川」は、立川市曙町2丁目全域にわたって展開

芸術の秋を楽しもう!アート特集 2022

レッツエンジョイ東京では「アート特集2022」と題し、イチオシのアートイベントや美術館をはじめ、ミュージアムショップやパブリックアートなど様々な角度からアートを楽しめるスポットをご紹介しています!


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