東京の人気エリア「神楽坂」ってどんな街?
かつて花街としても栄えた神楽坂は、大人の休日散歩にもピッタリな人気のエリア。
神楽坂下交差点から西に延びるメインストリート「神楽坂通り」には飲食店や雑貨店など大小さまざまなお店が立ち並び、連日多くの人でにぎわいます。また、神楽坂通り周辺には“横丁”と呼ばれる裏路地が張り巡らされていて、一歩足を踏み入れれば石畳に黒塀、古民家といった昔ながらの風景を楽しむことも。
本記事ではそんな神楽坂エリアを訪れた際に立ち寄りたい、代表的な寺社を3つご紹介します。
【1】神楽坂通りの中腹にある“街のシンボル”/毘沙門天 善國寺
最初にご紹介するのは、「神楽坂通り」のちょうど中腹に鎮座する「毘沙門天 善國寺(ゼンコクジ)」。赤い門が目を引く街のシンボル的な存在です。
その創建は文禄4(1595)年と古く、浅草の「正法寺」、芝の「正伝寺」と並び江戸三毘沙門に数えられています。
古代ヒンドゥー教で金運と福徳の神とされる毘沙門天をお祀りしており、江戸時代より「開運」や「厄除け」のご利益があると信じられています。また近年では、都内有数の“金運パワースポット”としても知られており、年に数回行われる本尊の御開帳時には多くの参拝客が訪れます。
訪れた際に注目したいのが、本堂の前に鎮座している2体の石虎。
毘沙門天が寅の年、寅の月、寅の日、寅の刻に降臨したと伝わることから、一般的な神社でよく見かける「狛犬」に変わって同社の守り神とされているのだそう。
江戸後期の作で、度重なる戦火をくぐり抜けて現在も変わらない姿で立っていることから、隠れたフォトスポットとされています。
〒162-0825
東京都新宿区 神楽坂5-36
牛込神楽坂駅
〒162-0825
東京都新宿区 神楽坂5-36
牛込神楽坂駅
【2】グッドデザイン賞も受賞しているおしゃれな神社/赤城神社
2つめは、神楽坂駅から徒歩1分のところにある「赤城神社」。
正安2(1300)年に創設されたと伝わるこちらは、700年以上にわたって神楽坂の地を見守る牛込の総鎮守。神話にも登場する磐筒雄命(イワツツオノミコト)と赤城姫命(アカギヒメノミコト)を御祭神としています。
赤城姫命は“女性の願いを叶える神様”と伝えられており、良縁成就や夫婦円満、安産のご利益が授かれると評判です。
現在の拝殿は、2010年に完了した「赤城神社 再生プロジェクト」の一環として建築家の隈研吾氏のデザインにより再建されたもの。その洗練された佇まいにより、2013年にはグッドデザイン賞も受賞しています。
境内にはイタリアンカフェも併設されているので参拝前後に立ち寄るのも◎。店内では本格イタリアンをはじめ、お神酒を洋風のジェラートにした「特製お神酒ジェラート」などのスイーツを味わいながら一休みすることができますよ。
〒162-0817
東京都新宿区 赤城元町1-10
神楽坂駅
〒162-0817
東京都新宿区 赤城元町1-10
神楽坂駅
【3】恋愛成就のパワースポットとして人気な“東京のお伊勢さま”/東京大神宮
最後は飯田橋駅から徒歩5分の「東京大神宮」です。
伊勢神宮の遥拝殿として明治13(1880)年に創建されたこちらは“東京のお伊勢さま”とも称され、「天照皇大神(アマテラスオオミカミ)」「豊受大神(トヨウケノオオカミ)」「倭比賣命(ヤマトヒメノミコト)」をお祀りしています。
“結び”の働きを司る「造化(ゾウカ)の三神」が合祀され、神前結婚式創始の神社でもあることから、縁結びのご利益があると評判。恋愛成就を願う多くの人が参拝に訪れています。
授与所では数十種のお守りを扱っており、スズランの花をモチーフにした「縁結び鈴蘭守」(写真左)はとくに人気。二つの木札に願いを込める「恋愛成就 結び札」(右)もユニークなお守りとして隠れた人気を集めているので、参拝の記念にぜひ。
〒102-0071
東京都千代田区富士見 2丁目4-1
飯田橋駅
〒102-0071
東京都千代田区富士見 2丁目4-1
飯田橋駅
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