吉祥寺で街ブラをしながら、大好きな古着屋さんをチェックしたい!

矢本悠馬さん、2024年に取得したいのは意外なライセンス!?映画『ゴールデンカムイ』の過酷な撮影秘話も語る_1305506

ーー矢本悠馬さんが生まれ育った京都から上京したのは18歳の頃。最初の住まいとなった池袋では、人気ドラマで見覚えのある風景に気持ちが高ぶったという。

 

「『IWGP(ドラマ『池袋ウエストゲートパーク』)』を観ていたので、主人公のまこっちゃん(演:長瀬智也)がいつもたむろしていた公園を見つけたときは、『あの公園って本当に存在するんだ!』とテンションが上がりました。あと、周りから聞こえてくる言葉が聞き慣れない標準語ばかりだったので、ドラマの世界に飛び込んだような気分になりました(笑)」

 

ーー新たなトレンドが常に存在する都市、東京。目まぐるしく日々が過ぎていくことに戸惑いもあったそう。

 

「京都は“人が街を作っている”という印象でしたが、東京の場合は“街が人を作っている”と言いますか。常に最新の流行があって、そこに人が適応していくっていう。うかうかしていたら取り残されるという緊張感を持ちながら生活していました」

 

ーープライベートのおでかけの目的は、もっぱら古着屋巡り。ファッション好きの矢本さんにとってはライフワークのようなものだ。

 

「渋谷や原宿、高円寺や下北沢など、古着屋さんの多くあるエリアをブラッとすることが多いです。SNSで気になるアイテムを見つけては、お店に足を運んでいます。先日も中目黒の街を散策しましたが、古着屋さんだけでなく、雰囲気の良い昔ながらの飲食店などもあって楽しかったです」

 

――今冬に備えて購入した古着は〈ウィリス アンド ガイガー〉のG-1フライトジャケット。古着市場では人気の高い、貴重なミリタリーアイテムだ。

 

「ほぼ新品に近い状態で残っていたので、見つけてすぐに購入しました!ただ、作りがしっかりしているせいか暖かすぎて東京では出番が少ないかも・・・。今冬は、ミリタリーとウエスタンが個人的な気分なので、ウエスタン系のアイテムも欲しいですね」

 

――2024年にチャレンジしたいことは、とあるスポーツのプロライセンスを取得すること。

 

「週1・2回、ボクシングジムに通っているのですが、プロボクサーのライセンスって34歳までしか取得できないんです。僕の年齢だと残り2年しかないので、どうにかゲットしたいです。コーチから『筋(すじ)がいい』と褒められているのですが、どうやらスタミナ不足が否めないようで。2024年はスタミナ作りから始めてみっちり鍛えたいです!」

劇中で躍動するキャラクターたちの、魂のこもったアクションは必見です!

矢本悠馬さん、2024年に取得したいのは意外なライセンス!?映画『ゴールデンカムイ』の過酷な撮影秘話も語る_1305507

――本作は、累計発行部数2,600万部以上を誇る人気漫画の実写版。矢本さんはもともと原作のファンだったこともあり、オファーを受け取ったときはワクワクしたという。

 

「人気漫画の実写化にあたっては、どんな作品でも賛否が出ると思います。でも、本作は個人的に大好きな漫画だったので、オファーをいただいたときはワクワクしました。それに、キャラクターの中でも個人的に“白石推し”だったので、自分が演じられるなんて信じられませんでした。役者冥利に尽きると言いますか、本当に感動しました」

 

――矢本さんが演じる白石由竹は、コメディー色の強い、明るくておっちょこちょいなキャラクター。そんな人間性ゆえ、逆に際立つものがあるという。

 

「全キャラクターの中で頭一つ抜けてコミカルだと思いますが、だからこそ、真剣な表情や男気を見せる瞬間のかっこ良さが際立つと思うんです。それに白石の場合は、何のために杉元(演:山﨑賢人)やアシリパ(演:山田杏奈 ※「リ」は小文字が正式表記)たちと一緒にいるのか謎なんです。他のキャラクターには明確な目的があるのに、白石にはそこがない気がしていて。そういうミステリアスな部分も好きですね」

 

――完成試写をしたときの率直な感想は、「絵力(えぢから)が強い!」とのこと。

 

「冬の北海道や長野で撮影をして、本物の雪が積もった風景の絵力がすごかったです!CGとは思えないほどリアルな描写に驚きました。展開も早く、観ていて本当にあっという間でした。自分が出演していることを抜きにしても、見応えしかなかったです」

 

――絵力の強さの一端を担っているのが、雪上での格闘シーン。「あれは大変でした」と改めて振り返る。

 

「とにかく寒くて、カイロや電気毛布などでしのいでいました。最も過酷だったのが、僕と(山﨑)賢人で川に入るシーン。入らない選択もあったのですが、『どうせやるなら川に入ったほうが良くない?』ということになって。実際入ってみると、もうダメでした(笑)。ホテルに帰ってからも震えが止まらないくらい寒くて・・・。あのシーンに関してはお芝居ではなく本当に震えています(笑)。これまで過酷な撮影を何度か経験してきましたが、一番キツかったです」

 

――最後に、映画の見どころを聞くと「アクションを中心にとにかく見どころ満載ですよ」と太鼓判を押す。

 

「殺陣や肉弾戦、さらにアイヌ民族の特殊な闘い方など、普通のアクション映画では見られないようなアクションが満載なので、ぜひ注目してほしいです。あとは登場人物の人間性。まるで原作から飛び出てきたようなビジュアルだけでなく、俳優さんによって吹き込まれた魂が各キャラクターに宿っているので、熱心な原作のファンが観ても満足できる内容になっていると思います。ぜひ劇場で観ていただきたいです!」

photo:Mariko Tosa hair&make up:Nagase Taichi(VANITES) stylist:Akira Maruyama Text:Kei Osawa


ジャケット104,760円、シャツ20,900円、パンツ46,440円、ベルト58,300円(すべてザ・スタイリストジャパン/ザ・スタイリストジャパン☎03-3478-0144)、その他スタイリスト私物

Profile & Information

矢本悠馬(やもと・ゆうま)

1990年8月31日生まれ。京都府出身。

2003年に映画『ぼくんち』でスクリーンデビュー。同年、NHK連続テレビ小説『てるてる家族』に出演するも、役者業に興味が湧かなかったため休業することに。その間、劇団の研究生として活動した経験を経て、2011年 にドラマ『11人もいる!』に出演。その後、多くのドラマや映画、CMなどに出演している。

 

公式情報はコチラ

映画『ゴールデンカムイ』

映画『ゴールデンカムイ』

舞台は明治時代末期の北海道。日露戦争での武功から”不死身の杉元”の異名をもつ杉元佐一(演:山﨑賢人)は、ある目的のためにアイヌの少女・アシリパ(演:山田杏奈 ※「リ」は小文字が正式表記)と一緒に埋蔵された莫大な金塊を探す旅に出る。だが、行く手を阻む者たちが次々と現れ・・・。雄大な北の大地を舞台に、一攫千金のサバイバル・バトルを繰り広げる。2024年1月19日より、全国東宝系にて公開。

©野田サトル/集英社 ©2024映画「ゴールデンカムイ」製作委員会

本記事内の情報に関して

※本記事内の情報は2023年12月25日時点のものです。掲載情報は現在と異なる場合がありますので、事前にご確認ください。
※本記事中の金額表示は、税抜表記のないものはすべて税込です。