表参道の「クレヨンハウス」と「H.P.DECO 表参道店」には思い出がいっぱい

市川実日子さんの食生活に起きた変化とは?ドラマ『À Table!〜歴史のレシピを作ってたべる〜』の裏話も聞いた_691135

――本誌の過去号をパラパラと眺める市川実日子さん。「あ、このお店に行ったことがあります!」と楽しそうに語る。


「地下鉄の駅などに置いてあるフリーペーパーが、昔から好きです。ちなみに先日、宮下公園に行ったところ、『RAYARD MIYASHITA PARK』に変わったことを初めて知ってびっくり。公園の地下駐車場に友達の車を停めて、地上に出たら『え?ここはどこ?』ってなりました(笑)」


――東京都出身だが、幼少時代には千葉県に住んでいたこともあったそう。そんな市川さんが東京に抱いていたイメージは“恐怖”。


「なぜだか都会が苦手で、小学生の時に自由が丘を初めて訪れたときはとても緊張しました。中学生時代、仕事で表参道の美容室に行ったときも本当に怖くて・・・」


――恐怖の対象でしかなかった表参道も、今では大好きな街に変わったという。


「特に『クレヨンハウス』(絵本・木のおもちゃ・オーガニック専門店)には、表参道に用事があるといつもお邪魔していました。昨年、吉祥寺に移転したようなので、そちらにも足を運んでみたいです。もう一つ、昔から通っているのが『H.P.DECO 表参道店』(インテリア・ライフスタイルショップ)。こちらも昨年リニューアルされましたが、“自分の好き”をこのお店で教わってきたような気がします」


――撮影が続いていることもあり、日々の生活の中にある何気ない時間が何よりのご褒美なのだとか。


「近所を散歩したり、スーパーへお買い物に行ったり。食材を見るのが大好きなので、時間があればずっと遊んでいたいくらい(笑)。今は撮影がひと段落したところなので、外食も楽しんでいます。ずっとお弁当の日々が続いていた反動で(笑)、ここ数日は『もうこれ以上は無理!』というくらい、温かくて美味しいものをお腹いっぱい食べています」


――今回のドラマ撮影を通じ、東京の魅力に改めて触れたそう。


「都内にも自然がたくさんあるんだなと、車で移動しながら改めて感じることができました。今回のドラマでは杉並区の善福寺公園で撮影をしたのですが、紅葉がとても美しくて感動しました。早朝から夜まで撮影をする中、時間帯によって光が変わり、それによって紅葉の表情も変化していくのが本当にきれいで、たくさん元気をもらいました。もう少し時間ができたら、より自然の豊かな場所にも足を延ばしてみたいです」

チーズとトマトのお味噌汁作りにチャレンジしたい!

市川実日子さんの食生活に起きた変化とは?ドラマ『À Table!〜歴史のレシピを作ってたべる〜』の裏話も聞いた_691136

――ドラマ『À Table!~歴史のレシピを作ってたべる~』は、主人公・藤田ジュン(市川実日子)とその夫・ヨシヲ(中島歩)による夫婦の物語を、歴史レシピと共に描いていく作品。オファーが来たときの率直な感想は、「おもしろそう」だったという。


「例えばマリー・アントワネットが実際に食べていたものを、今の時代に食べることができる。考えただけでワクワクするじゃないですか。数年前に、このドラマの原作を本屋さんで見かけたときも、『わぁ、おもしろそう!』とうれしくなりました。今回の作品は、その原作本を元にしたドラマになっています。ふとしたことで深く考え込む妻と、自分で自分の機嫌を取れる夫の日常を軸に、心の中の小さな葛藤や選択が描かれていて。大きな事件や出来事が特に起きるわけではないのですが、いろんな要素の詰まった物語になっています」


――演じるうえで意識したのは、あまり作り込まないこと。


「監督からは『役を自分(市川さん)に寄せてほしい、感じたままに演じてほしい』とのことでした。観てくださる方の身近なものに感じていただけたらいいなと、日常の延長線上を意識しながら演じました。(夫役の)中島くんとも、なるべく自然な関係性でいられるようにと思いながらいました。『こんな風に演じよう』と事前に打ち合わせをするのではなく、自然体で接しているうちに、兄弟のような親友のような夫婦になっていった感じです」


――ここ数年、自身の食生活にも小さな変化があったそう。


「どんなに忙しくても、お味噌汁だけは作るようになりました。きっかけは、数年前に偶然聞いていたラジオでの、料理研究家の土井善晴さんのお話です。『料理は難しく考えなくて良い。それよりも自分で作ることが大事。自分で作ると日々の暮らしに自信が持てる』、それと『自分の目の前にあるごはんが、どんな時間(工程)を経てきたのか、想像ができるようになる』というようなことも仰っていまいした。今はとても便利な時代ですけれど、その想像力はとても大切ですし、これは他のことにもつながる気がして、すてきなメッセージをいただいたと思いました」


――そんな市川さんには、近々挑戦してみたいことがあるという。


「土井さんの著書『一汁一菜でよいという提案』に、『お味噌汁に決まりはない。卵でもベーコンでもチーズでもトマトでも、好きな食材を入れたらいいんです』と。それを読んで、今度トマトとチーズのお味噌汁に挑戦してみようと思いました。だって想像するだけでも絶対に美味しいですよね(笑)」

photo:Mariko Tosa hair&make up:Yuko Aika stylist:Aya Tanizaki text:Kei Osawa

トップス&ニット(メリル ロッゲ/プレッド PR ☎03-5428-6484)、ジーンズ(ウェールズ ボナー)、オパールペンダント&ピアス(メゾンルーバス ☎03-6427-9917)

Profile & Information

市川実日子(いちかわ・みかこ)

1978年6月13日生まれ。東京都出身。

10代の頃より女性ファッション誌を中心に、モデルとして活躍。2000年映画『タイムレスメロディ』で長編映画デビュー。2003年には初の主演映画『blue』で、第24回モスクワ国際映画祭最優秀女優賞を受賞。さらに2016年には映画『シン・ゴジラ』で毎日映画コンクール女優助演賞、第40回日本アカデミー賞優秀助演女優賞を受賞。


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ドラマ 『À Table!〜歴史のレシピを作ってたべる〜』

ドラマ 『À Table!〜歴史のレシピを作ってたべる〜』

歴史料理研究家・遠藤雅司のレシピ本『歴メシ!決定版 歴史料理をおいしく食べる』をドラマ化。マリー・アントワネット、カエサル、ソクラテス……歴史上の人物達が食した料理を、結婚生活の長い夫婦(演:市川実日子&中島歩)が令和の時代に再現。毎週月曜22時30分より、BS松竹東急(BS260ch/全国無料放送)にて放送中。

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※本記事内の情報は2023年02月25日時点のものです。掲載情報は現在と異なる場合がありますので、事前にご確認ください。
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