高橋メアリージュンさん、忘れられない誕生日の思い出とは?主演ドラマ『闇金ウシジマくん外伝 闇金サイハラさん』の撮影秘話も語る!_549490

骨格診断&カラー診断の結果で、秋のファッションを決めようかな(笑)

――高橋メアリージュンさんにとって、おでかけといえば“散歩”。


「公園を歩くことが多いです。広尾にある『有栖川宮記念公園』が特に好きでよく行きますね。都内とは思えないほど自然豊かな場所なので、少し散策するだけで癒やされるんです」


――歩いているときは自然の音に耳を傾けながら、いま自分がどういう状態なのかに意識を向けるそう。公園のベンチで思わずやってしまうことがあるようで……。


「瞑想です。目をつぶりながら、ゆっくりと深呼吸をする。これをすると、心が安定して穏やかになるんです。はたから見たら『何してんだろう?あの人』ってなると思いますけど(笑)」


――気になるお店があれば、一人でも抵抗なく入るという高橋さん。「悩んだり迷ったりすることは1mmもない(笑)」ときっぱり。


「先日もスリランカ料理が急に食べたくなったんですけど、スマホで調べたら自宅の近くに全然なくて。一番近くが新大久保や西早稲田にあるお店だったので、一人で行って食べてきました。気になるお店の中には、女性には入りづらそうな居酒屋さんや定食屋さんもありますが、気になったら一人でも入って楽しんじゃいます」


――モデルとしても活躍する高橋さんに、今秋のファッションについて聞いてみた。


「フリンジの付いたアイテムや、引き続きトレンドであるグリーン系のファッションが気になりますね。あと、最近とても気を付けていることがあるんです。それが骨格診断とカラー診断。人それぞれ、骨格のタイプによって似合うファッションや相性の良いカラーがあるようなので、それにマッチした服装にチャレンジしたいと思います。読者の皆さんにもおすすめですよ!」


――そんな高橋さんにとって秋の思い出といえば、11月生まれの自身の誕生日に関わること。


「上京したての頃、家族が東京に遊びに来てくれたんです。その数カ月前に、現場の差し入れで食べたワンホール1万5000円のチーズケーキがメチャクチャおいしかったという話を妹にしていたのですが、そうしたら私の誕生日に、上京した家族が『ハッピーバースデー!』と言いながら、そのチーズケーキを持ってきてくれたんです。まだ実家の借金を返している大変なときに、ほかで節約をして、私を喜ばせるために買ってきてくれて。あのときは本当にうれしかったですね。誕生日が近づくと思い出します」

私にとって犀原茜は、人生を変えてくれた恩人であり憧れです。

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――ドラマの出演オファーをもらったときの率直な感想から伺うと、満面の笑みを浮かべながら「とにかくうれしかったです」と一言。


「私も犀原茜のスピンオフを望んでいましたし、周囲の方からもスピンオフをやって欲しいと熱望されていたので、また演じられることがすごくうれしかったです。映画『闇金ウシジマくん ザ・ファイナル』から6年経っていましたが、現場では歳月を感じることなく、いつも通りできました。あの白シャツ(犀原の衣装)を着ると自然と犀原になれるんです。スタッフさんも久しぶりの方が多くて、『帰ってきたな』という感じになりました」


――今作はスピンオフのため、本編の主役である丑嶋馨(うしじま・かおる)も、その演者である山田孝之さんもいない。そんな中、物語の“らしさ”を受け継ぎつつ主演を務めることにプレッシャーはなかったのだろうか。


「山田さんあっての『ウシジマくん』シリーズなので、山田さんがいないということで正直、最初は不安でした。でも撮影に入ったら、『ウシジマくん』シリーズを作ってきた山口雅俊監督やスタッフさん、元々いたキャラクターの演者の方々がいたせいか、「大丈夫だ」と。私がどうであろうと、このチームならできると思えました。その中で犀原という役を思いっきり演じることができましたね」


――キャリアのあるベテラン役者でも、長年にわたって同じキャラクターを演じる経験はあまりない。自身にとって犀原茜というキャラクターはどんな存在になのだろうか。


「女優としてのターニングポイントになりました。もともと犀原というキャラクターが大好きなんです。犀原は本当に遠慮がなく、自分らしく生きていますが、私は犀原とは逆で、気遣いの塊みたいなタイプでした。でも犀原を演じることで、私も自分らしく生きようと思えるようになったんです。もちろんあそこまで極端に自我を出せるわけではないですけれど(笑)、自分自身に嘘をつかず、思うままに生きようと彼女に教えてもらった気がします」


――本作を通じて、女優として得たものはズバリ「ご縁」と「余裕」。


「キャストやスタッフの方々に本当に恵まれました。最初から最後まで楽しかったですし、ご縁と愛情に恵まれたことが大きかったです。スキル面で挙げるなら、台詞を一瞬で入れてアウトプットできる集中力が養われた点ですかね。本作では本番直前にセリフが変わることが日常茶飯事だったので、だいぶ鍛えられました。そのせいか他の現場に行くと、極端な話、ワークショップぐらいの感覚でのびのびとできるんです(笑)。今後の女優人生には欠かせない「余裕」もできましたね(笑)」

photo:Mariko Tosa、hair&make up:Kousuke Hori、stylist:Naohiro Matsunoshita、text:Kei Osawa

Profile & Information

高橋メアリージュン(たかはし・めありーじゅん)

1987年11月8日生まれ。滋賀県出身。

2003年「横浜・湘南オーディション2003」でグランプリを獲得し、翌年より雑誌『CanCam』の専属モデルに。その後、モデルとして活動しながらテレビやCMでも露出を増やし、2007年にはNHK連続テレビ小説『純と愛』に出演。近年では女優としてドラマや映画など、多くの作品に出演し異彩を放っている。

 

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ドラマ『闇金ウシジマくん外伝 闇金サイハラさん』

ドラマ『闇金ウシジマくん外伝 闇金サイハラさん』

主人公は、丑嶋馨(うしじま・かおる=山田孝之)の最大の宿敵、女闇金・犀原茜(さいはら・あかね)。これまで丑嶋のライバルとしてしか描かれてこなかった彼女の、女性でありながら非合法な金貸しとして生き、アウトローゆえにヤクザたちにつけこまれ、理不尽な要求を受けながらも裏社会で生き抜く姿を描く。MBSにて毎週火曜24時59分、TBSにて同25時28分より放送中。
Ⓒ2022真鍋昌平・山崎童々・小学館/ドラマ「闇金サイハラさん」製作委員会・MBS

本記事内の情報に関して

※本記事内の情報は2022年10月25日時点のものです。掲載情報は現在と異なる場合がありますので、事前にご確認ください。
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