今夏はみんなでキャンプ! 釣った魚をその場でさばいて食べたい!
――4歳の娘を持つ臼田あさ美さん。コロナ禍の影響で、普段のおでかけスタイルも変わったという。
「この状況下でも、おでかけをいかに楽しむかということを考えるようになりました。娘が外で遊びたがる年頃ということもあり、なるべく密にならないような、広くて緑豊かな公園によく足を運んでいます。東京は大都会ですが、例えば六本木のような繁華街でも、ヒルズやミッドタウンの近隣に緑があふれていますよね。原宿や渋谷のすぐ近くにも代々木公園があるなど、商業ビルと自然豊かな場所が共存しているのでありがたいです」
――本作の主人公・檀凪子にとって釣りをする時間は、仕事の息抜きのために欠かせないもの。臼田さんがプライベートで大切にしている時間とは。
「私は韓国カルチャーが好きなので、韓国のテレビ番組やアーティストのライヴ映像を観る時間を大切にしています。以前は新大久保にもよく行っていました!最近あの界隈はさらに変化を遂げているようなので、また機会があれば行きたいです」
――新大久保と同様に、気になっているエリアがあるそう。
「世田谷線沿線が気になっています。先日、妹と食事をしたついでに少しお散歩をしたのですが、雑貨屋さんや古着屋さんなどいろんなお店がたくさんあって、どのお店もかわいかったんです。次に訪れる際は、もっと時間をかけて探索してみたいですね」
――本作では、働く女性の密かな楽しみが描かれている。臼田さんが働く女性として大切にしていることとは。
「20代の頃は仕事がメインでしたが、30代に入って親になったことで、自分の時間を大切にするようになりました。1日の大半が仕事で占められている場合でも、ほんの少しの時間でも良いから、自分の好きなことをする。そうして心をリセットすることで、母と仕事の両立ができているのかなって最近は思うんです。より良い仕事をするためにも、自分の時間だけは今後も死守していきたいですね」
――夏目前。プライベートでやってみたいことがあるという。
「コロナ禍が落ち着いたら、家族や仲間と一緒にキャンプに行きたいです。今回のドラマで釣りの技術を身につけて、釣った魚を自分でさばいてみんなでワイワイしながら食べたらすごく楽しそうですよね!」
“ちょい釣り”を介して、心温まる人と人とのつながりを感じてほしい
――本作のオファーが届いたときの率直な感想を伺うと、「戸惑いました(笑)」と一言。
「まず”釣り”も”ダンディ”も自分とは結びつかなかったので、『ちょい釣りダンディ』というタイトルにピンとこなくて(笑)。原作では主人公が男性であることを知って、さらに驚きました。でも原作を読み進めていくうちに、本作の魅力を理解することができました。最近は釣りを楽しむ女性も多いので、主人公が女性に変わったからといって特別なお芝居をする必要はないなと。あと、“ダンディ”というものも、昔であれば“色気のあるおじさま”というイメージが強かったと思いますが、この物語の中では少し違うんですよね。本当のダンディさとは何かという部分は、しっかりと追求していきたいと思っています」
――では、臼田さん自身が思うダンディな女性像とは、どのようなものなのだろうか。
「振る舞いがスマートで、でもその点を自分からひけらかすことは決してなくて、自然と内側から醸し出されているような人。あとは自分の中のこだわりや譲れない部分をちゃんと持っている人でしょうか。私もそうありたいなと思っています」
――なお、本作は釣りをテーマにしているが、臼田さん自身は全くの初心者なのだそう。
「これまでバラエティ番組などで船釣りをさせていただいたことはあるのですが、そのときはエサのついた釣り竿が事前に用意されていて、ただ釣り糸をたらせば良いだけだったんです。なので、釣竿やギアを選ぶような作業は本作で初めて体験しました。劇中では道具選びから餌の種類に至るまで細かな描写があるので、その辺はしっかりと勉強し、練習も重ねて撮影に臨みたいと思います」
――本作は魚料理も見どころの一つ。臼田さん自身、釣りは初心者でも魚料理、特にアクアパッツァに腕を振るうことが多いという。
「アクアパッツァって見た目が華やかな反面、すごく簡単なんです。お魚と、冷蔵庫に残っている野菜をバッと入れればそれなりにおいしくできちゃうので、あまり失敗することもないんです(笑)。お魚料理が初心者の方におすすめです!」
――本作を通じて伝えたいことは、人とのつながりや人間模様。
「タイトルから、釣りのお話だと受け取る視聴者の方も多いと思います。もちろん劇中には釣りの専門用語も出てきますが、釣りに偏った物語ではなく、核にあるのはあくまでもヒューマンドラマ。主人公にとってのささやかな楽しみである”釣り”を通じて、そこで出会った人との些細な触れ合いや人間模様などが垣間見えると思うので、そういった部分に注目していただければと思います」
photo:Yasuyuki Emori、hair&make up:Yuko Aika、stylist:Kaho Yamaguchi、text:Kei Osawa
チューブトップパンツ39,600円(ワンデルング/www.instagram.com/wanderung_official/)、イヤーカフ16,500円、リング各12,100円(すべてレム/ www.lemme.tokyo)
Profile & Information
臼田あさ美(うすだ・あさみ)
1984年10月17日生まれ。千葉県出身。
映画では『色即ぜねれいしょん』『南瓜とマヨネーズ』『私をくいとめて』『ウェディング・ハイ』などの話題作に出演。『愚行録』では、第39回ヨコハマ映画祭助演女優賞を受賞。テレビドラマでは、『架空OL日記』『アンサングシンデレラ』『イチケイのカラス』『ハコヅメ~たたかう!交番女子~』など数多く出演。
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・vol.74 安倍なつみさん(2021/8/25UP)
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※本記事内の情報は2022年06月25日時点のものです。掲載情報は現在と異なる場合がありますので、事前にご確認ください。
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