船の上からのんびり東京観光/日本橋クルーズ
エリアのシンボル的存在である日本橋川にかかる橋「日本橋」。そんな日本橋発着の観光船で楽しむクルーズは一度は体験したいアクティビティの一つですよね。
今回ご紹介するのは「日本橋クルーズ」が運営するプラン。出発と到着は日本橋のたもとの滝の広場にある日本橋船着場で、日本橋駅と三越前駅から歩いてすぐです。
乗船するのは、ビル風や潮流にも強く、低い橋の下でも通ることのできる高性能のオープン専用船。開放感のある船の上に座りながら、東京のさまざまな風景をゆっくり見ることができます。
最も短い時間で体験できるのが、「お江戸TOKYOクルーズ®️45分コース」(平日1,500円、土日祝1,700円)。2コースあり、Aコースでは日本橋から上流に向かい江戸城石垣を遠望して江戸時代の歴史を、Bコースでは日本橋から下流に向い隅田川に出て佃島の歴史を学びます。
どちらのコースもお楽しみは清洲橋と東京スカイツリー(R)がコラボする景色。美しい写真が撮れる撮影ポイントとのことで、参加した際はシャッターチャンスをお見逃しなく。
幻想的な夕日を見ることができる「サンセットクルーズ70分」(平日3,500円、土日祝3,800円)も人気。3コースあり、Aは晴海運河~東京港、Bは朝潮運河~隅田川、Cは東京港~朝潮運河でサンセットを迎えることに。帰りはどのコースも東京の夜景を見ることができ、ロマンチックな雰囲気を楽しめます。
予約は公式サイトや電話から可能。日本橋で過ごす一日のプランに、ぜひ組みこんでみましょう。
〒103-0027
東京都中央区日本橋1-9先(日本橋船着場)
日本橋駅
〒103-0027
東京都中央区日本橋1-9先(日本橋船着場)
日本橋駅
テレビでよく観るあの光景を生で!/東京証券取引所
金融商品を取り扱い、取引などを行っている「東京証券取引所」。こちらでは「東証Arrows見学」を無料で実施しています。
コースは2種類あり、1日4回行われる「案内付き見学」と、営業時間内ならいつ出入りしてもOKな「自由見学」です。
案内付き見学(所要時間約60分)は、最初に東京証券取引所の役割を紹介した動画を10分視聴してから、東証Arrows内をぐるりと一周。ルートの中心である回廊には、東京証券所の歴史を学べる写真が展示されています。
見どころはメディアでよく見かける、 マーケット・センター(写真)。マーケット(株式市場)の監視を行っているこちら、なんと大納会、大発会、上場セレモニーの会場となる場所から間近に見学することができるんです。見学時でもピリリとした空気が漂い、緊張感を味わえます。
このほか、仮想の証券市場で配信されるニュースや会社情報を判断材料に株式の売買体験ができる「株式投資体験」や、春・夏・冬には親子で参加できる「親子経済教室」も開催。
自由見学以外はいずれも予約制で、公式サイトから申し込むことが可能。希望日の7日前までに予約が必要なので、注意しましょう。
〒103-0026
東京都中央区日本橋兜町2-1
茅場町駅
〒103-0026
東京都中央区日本橋兜町2-1
茅場町駅
職人のレクチャーでガラス作品づくり/日本橋玻璃工房
三越前駅と新日本橋駅から直結という、アクセスの良い場所にある「COREDO室町テラス」。こちらの2階にある「誠品生活日本橋」内の「日本橋玻璃工房(ニホンバシハリコウボウ)」では、ガラス作品の手作り体験ができます。
コースは6つあり、中でも人気なのが「切子体験」(練習用ガラス玉への加工 1,650円 食器への加工5,500円)。硝子をダイヤモンドが練りこまれた金属ホイルの回転に合わせて削り、紋様を自由に描いていきます。
体験できるのは所要時間約60分の食器づくりと、所要時間約30分のガラス玉づくりの2種類。初めてでも気軽に楽しむことができ、体験当日に持ち帰ることができるのも嬉しいところ。
都心の商業施設で店内に唯一の本格的な窯があるため「吹き硝子体験」(透明の作品4,400円~)も可能。
溶けた硝子に息を吹きこみながら、食器や花器などを約30分で作ることができます。引き渡しは体験日から約10日後です。
このほか、アクセサリーやおはし置きづくり(3個2,200円~)、ペーパーウェイト体験(2,750円)なども実施。切子、アクセサリー、おはし置きづくり以外の持ち帰りは後日になります。
予約は10日前までは予約サイトで可能、それ以降は電話での予約制です。土日祝日は空いていれば当日受付もできますが、それ以外はおでかけの10日前までに連絡するようにしましょう。
〒103-0022
東京都中央区日本橋室町 3-2-1 COREDO室町テラス2F
三越前駅
〒103-0022
東京都中央区日本橋室町 3-2-1 COREDO室町テラス2F
三越前駅
国の重要文化財に指定される本館を見学/日本銀行
日銀通りを挟み、日本橋三越本店の斜め向かいに位置する「日本銀行 本店」では、1回60分のガイド解説付き見学ツアーを開催。国の重要文化財に指定されている本館を、無料で見ることができます。
本館は明治29(1896)年に竣工。設計したのは、東京駅駅舎などを手掛けた建築家・辰野金吾氏です。見学ツアーを回る際は、建物にも注目してみてください。
ツアーではまず日本銀行の役割がわかる約10分のビデオを視聴し、その後に歴代総裁の肖像画、展示室や旧役員フロアを見学。展示室には日本銀行の歴史を学べる資料があります。
写真は外観からも目を引くドーム屋根の内観、八角室の天井です。この八角室は昭和初期まで重役会議や、第15代の結城総裁の時代には総裁室として使われていました。
ツアーの一番の見どころは、100年以上使われていたという扉の重さ15トンの地下金庫。本物の金庫の中に入るという、珍しい体験ができます。中には模擬券の一千億円があり、一億円パックで紙幣の重さを体験することも。また世界初のお札の自動鑑査機も展示されています。
見学は月曜、水曜、木曜、金曜は3回、火曜は4回実施。事前予約制で90日前から予約OKです。詳細は日本銀行公式サイトで確認を。
〒103-0021
東京都中央区日本橋本石町 2-1-1
三越前駅
〒103-0021
東京都中央区日本橋本石町 2-1-1
三越前駅
伝統的な「手漉き和紙」作りを体験/小津和紙
新日本橋駅から徒歩約2分。承応2(1653)年に創業した和紙の専門店「小津和紙」では、手漉き和紙の製作体験を平日5回、土曜日は4回実施しています(カラーのデザイン紙作りは、各日午前と午後の最終時間のみ開催)。
模様のないシンプルな手漉き和紙を作ることもできますが(1枚500円~)、模様をつけたい人は壁に貼ってある中から好きな柄を選びましょう(デザイン紙1枚1,000円※10月より1枚1,300円に改定、落水紙/透かし和紙/レース和紙1枚700円※10月より1,000円に改定)。今回は一番人気の「落水紙」のコースに沿って体験内容を紹介していきます。
まず、和紙ができるまでの工程をお勉強。解説を聞くとほとんどが人の手作業だそうで、和紙作りの大変さが分かります。
まず木の皮を蒸す、乾燥させる、煮る、ほぐすなどして原料となる繊維を作ります。そして、その繊維を水とトロロアオイ(=繊維を均一に広げる“ネリ”となるもの)と一緒に入れて攪拌したら、紙料のできあがり。ここからは「紙漉き体験」で実践していきます。
職人さんに教えてもらいながら木枠を水槽の中に入れ、紙料をすくい、捨て、再び紙料をすくったら縦や横に振りながら、手漉き和紙のベースを作ります。
和紙がよれないように作る難しい作業ですが、開始前には職人さんが実際に作る様子を見せてくれるので安心。始まってからも上手にできるようサポートしてくれます。
続いては、作った手漉き和紙のベースの上につけたい模様のフレームを置き、上からシャワーで水を噴射。高い位置から均等に水をかけると、キレイな模様がつきます。
木枠から和紙を剥がしたら水気を取り、最後は70℃の鉄板に貼り付け乾かします。7〜8分ほどで乾くので、その日に持ち帰ることができます。
威勢のいい職人さんが元気よく作り方をレクチャーしてくれる楽しい時間も含め、思い出に残ること間違いなし!やってみると案外難しい和紙づくり、ぜひチャレンジしてみて。
〒103-0023
東京都中央区 日本橋本町3-6-2 小津本館ビル1階
新日本橋駅
〒103-0023
東京都中央区 日本橋本町3-6-2 小津本館ビル1階
新日本橋駅
写真・文/酒井明子
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※本記事内の情報は2023年09月15日時点のものです。掲載情報は現在と異なる場合がありますので、事前にご確認ください。
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