和菓子・ネオ和菓子専門家がナビゲート!浅草土産の代表格「亀十」のどら焼き
こんにちは!和菓子・ネオ和菓子専門家の安原伶香です。今回は浅草に行ったら絶対買ってしまうくらい大好きな和菓子をご紹介します。浅草土産にもピッタリですのでぜひ参考にしてみてくださいね。
東京三大どら焼きと呼ばれる、浅草の老舗和菓子屋「亀十」。連日行列の絶えないどら焼きの有名店で、この味を求めて地方から訪れるお客さんも多いのだそう!自分へのご褒美はもちろん、手土産や差し入れ、贈答品として使われることも多い銘品です。
そんな「亀十」の看板商品「どら焼き」の人気の秘密は、職人が一枚ずつ手焼きした大判の皮にあります。
小麦粉と砂糖、水というシンプルな素材のみで作られていながら、空気をたっぷりと含んでいるため驚くほどフワフワ!まるでパンケーキとシフォンケーキの中間のような食感で、ボリュームも満点です。
そして独特の焼きムラは職人が手作業で焼き上げた証。焼き方は、亀十に代々伝わる秘伝の伝統技法を用いているのだそう。だからこのどら焼きでしか味わえない特別な食感を楽しめるのですね。
そんな皮にサンドされるのは、北海道十勝産の厳選された小豆を使った「黒あん」と、手亡豆(テボウマメ)という白インゲン豆を使った「白あん」の2種類です。
小豆本来の味わいをしっかりと楽しめるコクのある「どら焼き 黒あん」(390円)と、上品な甘さとなめらかな舌触りがあとを引く「どら焼き 白あん」(390円)。どちらも甘さ控えめで食べやすいものの、個人的なオススメなのは「どら焼き 白あん」!(亀十のスタッフさんの間でも「白あん」の人気が高いそうです)
一般的な白あんは、ねっとりもったりとした味わいになりがちなところ、「亀十」のものはとってもなめらかで軽やかな口当たり。大きめなどら焼きですが、1~2個はペロッといただけてしまうほどです。
甘さも控えめで上品な味わいが楽しめるのも魅力。一度食べるとやみつきになる美味しさですよ!
隠れた銘品「亀十 松風」も忘れずチェックを
どら焼きに次ぐ「亀十」の人気商品といえば、黒糖が主役のお菓子「松風」(1個280円)。松の木の幹ように見えることから「松風」と名づけられたそうです。どら焼きと同じく地方から買いに訪れる人も多いそう。
こちらはミネラルたっぷりの黒糖を使用した丸い蒸し生地に、なめらかなつぶし餡を包みこんだ和風ロールケーキ。黒糖の味わいを存分に楽しめるよう、こし餡はあえてアクセント程度の量に調整しているのだとか。しっかりとした黒糖の風味と後から感じるつぶし餡のやさしい甘みが絶妙です。
浅草を訪れた際は、どら焼きとあわせて「松風」もぜひゲットしてくださいね!
〒111-0034
東京都台東区 雷門2-18-11
浅草駅
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※本記事内の情報は2023年07月14日時点のものです。掲載情報は現在と異なる場合がありますので、事前にご確認ください。
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