リノベーションされた古民家空間で楽しむ、贅沢な甘味時間/SISIRI 恵比寿店
こんにちは!和菓子・ネオ和菓子専門家の安原伶香です。
本記事では、“北和菓子”が楽しめる恵比寿の甘味処をご紹介します。
ご紹介するのは、恵比寿駅から徒歩10分ほど、閑静な住宅街にある隠れた甘味処「SISIRI(シシリ) 恵比寿店」。
古民家をリノベーションした同店は、都心でありながらも緑に囲まれ、鳥のさえずりも聞こえる落ち着いた和空間です。
都会の喧騒を忘れ、ほっとひと息つける癒やしの喫茶でいただけるのは、北海道の素材を生かした身体にやさしい「北和菓子」です。
店名の「SISIRI」は、アイヌ語の「SI(シ)=本物の」「SIRI(シリ)=大地」という意味を持つ造語。SISIRIでは、そんな本物の大地=北海道の大地で育まれる小豆、きな粉、餅米などの美味しい材料で和菓子で作っており、それらを、北海道らしい和菓子を追求したいという思いも込め「北和菓子(ほくわがし)」と呼んでいるのです。
定番の北和菓子は「雪もち」「おはぎ」「季節のおもち」の3種類。それぞれ飲み物と、北海道天章の甜菜糖蜜寒天と焼羅白昆布がセットになっています。
今回いただいたのは「おはぎとお飲み物」(1,463円)。
有機栽培で育てられたえりも小豆の粒あんをたっぶりと使用した「つぶあんのおはぎ」は、コクがありつつ、甘さ控えめであっさりとした味わい。えりも小豆の食感がしっかりと感じられるのもうれしいポイントです。北海道産の餅米とも相性が良く、総じて上品かつやさしい味わいが楽しめます。
セットで付いてくる甜菜糖蜜寒天と焼羅白昆はお口直しにとても良く、選べるお飲み物は煎茶、和紅茶、珈琲など、北和菓子との相性も考えられたこだわりのものばかり。
今回選んだSISIRIオリジナルブレンドの「北の香草茶」は、蝦夷松・エゾヨモギ・赤詰草・西洋夏雪草・白樺・ハマナスをブレンドしたという身体にやさしいハーブティーで、おはぎとの相性もバツグンでした。
手土産にオススメ!SISIRIの看板商品「どら焼き」
店内でいただける北和菓子に加え、忘れずにチェックしていただきたいのが「どら焼き」です。
小麦粉を使用しないグルテンフリーの「どら焼き」はSISIRIの看板商品。 “白”と“黒” の2種類があります。
「どら焼き 白」(346円)は、北海道産の米粉と風の子もちの餅粉で作った生地で、バタークリームと有機栽培のえりも小豆の粒あんを包んだ一品。
しっとりふんわりとした生地と餡子の甘み、バタークリームの塩みのバランスがとても良く、小ぶりなサイズもかわいらしいです。
対する「どら焼き 黒」(378円)は、スパイスと黒糖がしっかりと香る新感覚のどら焼き。
北海道産の米粉と風の子もちの餅粉で作った「白」と同じ生地で、塩バターコーヒークリームと有機栽培のえりも小豆の粒あんを包んでいます。
ベースはやさしい味わいでありつつも、シナモンやクローブ、コーヒーがアクセントとなっていて、ほかでは味わえない独創的などら焼きに仕上がっています。日本茶はもちろんのこと、珈琲や紅茶、ハーブティーとの相性もバツグンです。
白とはまた違った味わいでそのコントラストが面白いので、ぜひ食べ比べてみてください♪手土産にもオススメです。
また、“癒しのある豊かな暮らしをお届けしたい”というコンセプトを掲げるSISIRIでは、和菓子だけでなく、北海道で活動している陶芸や木工、ガラス作家さんなどにお店の器やお盆なども作ってもらい、その方々を紹介する展示会も定期的に行っているそう。
店内に並ぶ美しい和食器などの作品は、購入もできるので和食器好きの方はぜひご注目ください!
〒150-0013
東京都渋谷区恵比寿 3-38-25 1F
恵比寿駅
〒150-0013
東京都渋谷区恵比寿 3-38-25 1F
恵比寿駅
- 本記事内の情報に関して
-
※本記事内の情報は2024年11月29日時点のものです。掲載情報は現在と異なる場合がありますので、事前にご確認ください。
※本記事中の金額表示は、税抜表記のないものはすべて税込です。