ほぼすべての場所が撮影OK!フォトジェニックな名建造物/港区立郷土歴史館
東京メトロ白金台駅2番出口から徒歩約1分の場所にある「港区立郷土歴史館」。大きく立派な外観は、その迫力と美しさに圧倒されてしまいます。
建物自体は昭和13(1938)年、日本の公衆衛生の向上を目的とした研究機関「公衆衛生院」として建てられたもの。その役割を終えた後も、歴史的に貴重な建造物として保存・改修され、2018年11月からは「港区立郷土歴史館」を中心とした複合施設として活用されています。
「港区立郷土歴史館」では、港区の歴史や文化を紹介する常設展や期間限定の特別展・企画展は有料となりますが、うれしいことに建物見学なら無料で楽しむことができます。
まずは玄関口である2階の中央ホールへ。洗練された吹き抜けの空間が、エレガントな雰囲気を醸し出しています。
建物を設計したのは、東京大学の安田講堂の生みの親である内田祥三(うちだよしかず)。「内田ゴシック」と称されるデザインで人気を博し、数多くの名建築を設計した著名な建築家です。
館内の至るところに施された華美な装飾は、見ているだけでうっとり!まるでタイムスリップしたかのような、ノスタルジックな気分を味わえますよ♪
一部を除き、ほぼすべての場所が撮影OKというのもうれしいポイント。カメラを片手に散策を楽しむこともできます。
白金台という閑静で上品な土地柄同様、館内も静かで落ち着いた雰囲気。ゆったりと気ままに、ソロタイムを満喫してくださいね。
ここからは、館内の代表的なスポットをいくつかご紹介。
2階のコミュニケーションルームに展示してあるステンドグラスは、訪れた人がこぞって写真を撮るという人気のフォトスポット。陽光が反射してキラキラと輝くカラフルなガラスは、眺めているだけで華やかな気持ちになります。
4階へと上っていくと、2階とはまた趣きが異なる吹き抜けのホールが。こちらは、清潔感あふれるシンプルなデザインが印象的です。
同じ施設の中に多種多様な空間がそろっているので、いつまでも見飽きることがありません。
そして、館内でも特に人気なのが4階の「旧講堂」。340席もある階段状の教室は壮観。ほとんど創設当時のまま残されているそうです。
時計や照明、レリーフなども可能な限り残し、当時の雰囲気を守り続ける同館。趣向を凝らしたインテリアの数々はチェック必須。ぜひ細部まで鑑賞してみてくださいね。
眺める角度を変えるだけで、印象もガラリと変わります。楽しみ方は十人十色。あなた好みの過ごし方で、心ゆくまで館内散策を堪能してください。
建造物以外も魅力満載♪館内の見所を一挙にご紹介!
同館の魅力は建物の美しさだけではありません。
館内には、老若男女が楽しめるスポットが点在。2階のコミュニケーションルームは「さわれる展示室」として人気の無料の展示室です。
中でも人気なのは、巨大なクジラの骨格標本!なんと、この骨も実際に手で触ることができるのです。
ほかにも、縄文土器や動物の剥製などに触れたり、貴重な古地図や浮世絵を閲覧したりすることも可能。「これも無料でいいの!?」と思わずビックリしてしまう、貴重な体験ができますよ。
こらちは昔の生活を再現したコーナー。昭和のレトロな家電を集めたコーナーもあり、もちろん、実際に触れることができます。目で見て触れて感じて、ワクワクする時間を過ごしてください。
3階にある図書室は誰でも閲覧可能。
主に港区の郷土資料や歴史関連の本、また港区内の博物館美術館に関する書籍などもそろっているので、優雅な読書タイムを過ごすのもオススメです。
ちょっと一息つきたい時は1階のカフェ「VEGETABLE LIFE(ベジタブルライフ)」へ。
白金台の有名結婚式場「八芳園」がプロデュースするこちらでは、木のぬくもりあふれる明るい空間で、新鮮野菜を使用したこだわりのカフェメニューを楽しむことができます。
ランチタイムには、メインが選べる「ベジタブルプレート」(1,180円〜)が登場。ヘルシーで栄養バランスの良いランチはテイクアウトもできるので、近隣の奥様方などから好評を得ています。
館内散策の合間のティータイムやランチに利用するのも良いですね。
ミュージアムショップも要チェック。ここでしか出会えない商品や、期間限定のレアグッズ、スイーツなどが勢ぞろいしています。
オリジナルグッズも豊富にラインナップ。タオルや豆皿、トートバッグ、Tシャツやパーカーなど、ハイセンスなグッズが多種多様に取りそろっています。
訪れた記念やお土産に、ぜひお気に入りをゲットしてください♡
まとめ
ゆっくりとソロタイムを満喫することができる「港区立郷土歴史館」。友達やパートナーとワイワイ過ごす休日も良いけれど、たまには自分が思うままに時を過ごす、のんびりとした一人の時間を堪能してみては?クラシカルな世界に浸って、ソロ休日を楽しんでくださいね♪
- 港区立郷土歴史館
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所在地
東京都港区 白金台4-6-2 ゆかしの杜内
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最寄駅
白金台
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電話番号
03-6450-2107
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牧 五百音
大学の写真学科に通ったのち、ライター兼カメラマンとして活動。趣味が高じ、主に飲食店の取材を行なっています。食べること、お酒を嗜むこと、アクセサリー作りに没頭中。
- 本記事内の情報に関して
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※本記事内の情報は2023年11月05日時点のものです。掲載情報は現在と異なる場合がありますので、事前にご確認ください。
※本記事は2022年11月02日に公開した内容を一部加筆・修正した上で、2023年11月05日に再公開しております。
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