【新宿】皇室ゆかりの様式を受け継ぐ伝統行事/新宿御苑 菊花壇展

▲画像提供:環境省新宿御苑管理事務所

▲画像提供:環境省新宿御苑管理事務所

「新宿御苑」の菊花壇展は、皇室ゆかりの伝統的な展示様式を引き継いでいます。その歴史は古く、明治11年に赤坂の仮皇居で開催された菊花拝観がルーツとなっています。


昭和24年に新宿御苑が一般公開されると、菊花壇展も一般の人々が楽しめるようになりました。以来、同園の秋を彩る代表的な行事の一つとして親しまれています。

▲画像提供:環境省新宿御苑管理事務所

▲画像提供:環境省新宿御苑管理事務所

菊が展示されるのは回遊式の日本庭園内。7つの花壇があり、順路に沿って観賞するのがオススメです。


例年多くの人が足を止めるのは「大作り花壇」の前。一株の菊を半円形に仕立て、数百輪もの花を咲かせる「大作り」は新宿御苑独自の様式で、千輪咲の先駆けになりました。高度な栽培や仕立ての技術を要する大作だけに、しゃがみこんで根元を見ようとする人も見られます。

▲画像提供:環境省新宿御苑管理事務所

▲画像提供:環境省新宿御苑管理事務所

「嵯峨菊」「江戸菊」「伊勢菊」「肥後菊」「丁子菊」といた風情ある古典菊も飾られています。品のある菊花が彩る庭園を散策しながら、趣あふれる伝統美の世界をめいっぱい満喫して。


同園にはイチョウやカエデ、プラタナスなど約1万本の樹木が植えられています。紅葉の時季と重なれば、いっそう楽しめること間違いなしですよ。

新宿御苑 菊花壇展

会場:新宿御苑内 日本庭園

開催期間:2022年11月1日(火)~11月15日(火)

開園時間:9:00~16:00(閉門は16:30)

新宿御苑
  • 所在地

    東京都新宿区 内藤町11

  • 最寄駅

    新宿御苑前

  • 電話番号

    03-3350-0151

  • 備考

    ※酒類持込禁止、喫煙禁止、遊具類使用禁止(こども広場除く)

【原宿】参道脇にズラリと並ぶ菊が見事/明治神宮 秋の大祭奉祝 菊花展

明治天皇と皇后の昭憲皇太后の御神霊をお祀りして大正9年に創建された「明治神宮」の菊花展は、大正15年にスタート。一年で最も重要な祭礼である秋の大祭(11月3日、明治天皇の御生誕日)に、各菊花会や有志から見事な菊の花がたくさん奉納されたことから始まりました。今年は明治天皇御生誕170年を迎えます。

現在も生け花や盆栽、崖から垂れ下がるような形に仕立てられた「懸崖(ケンガイ)」(写真上・中央)など、丹精込めて育てられた多彩な菊花が奉納され、その美しさで人々を魅了しています。

菊の花は御社殿へと延びる正参道の脇にズラリと並んでいて、近づくと甘くやさしい芳香に包まれます。

明治神宮 秋の大祭奉祝 菊花展

会場:明治神宮

開催期間:2022年10月25日(火)~11月23日(水・祝)

開催時間:開門から閉門まで ※10月と11月の開門時間は異なる

明治神宮
  • 所在地

    東京都渋谷区代々木神園町 1-1

  • 最寄駅

    明治神宮前〈原宿〉

  • 電話番号

    03-3379-5511

【湯島】菊花で飾られた渡り廊下や古典菊が風流/文京菊まつり

▲写真提供:文京区

▲写真提供:文京区

上野公園の不忍池近くにある「湯島天満宮(湯島天神)」で行われるのは、「文京菊まつり」。梅の花が有名な神社ですが、展示される菊花は、「懸崖」「千輪咲」「菊人形」など、その数1,000を超え、関東有数の規模で盛大に行われます。


中心となるのは、テーマを決めて作られる「盆庭」、一本の茎を枝分かれさせて一株から多数の花を咲かせる「千輪咲」、懸崖などの見事な鉢。

▲写真提供:文京区

▲写真提供:文京区

この他にも古典菊の「江戸菊」や「巴錦」など、普段なかなか見ることができない見事な菊もじっくり観賞できます。菊花で飾られた渡り廊下も風流でステキですよね。


拝観無料なので、この機会に足を運んで優雅な秋の一日を過ごしてみては?

文京菊まつり

会場:湯島天満宮(湯島天神)

開催期間:2022年11月1日(火)~11月22日(火)

開催時間:6:00~日没

湯島天満宮(湯島天神)
  • 所在地

    東京都文京区湯島 3-30-1

  • 最寄駅

    湯島

  • 電話番号

    03-3836-0753

【亀戸】6m超の「菊のスカイツリー」が人気/亀戸天神社 菊まつり

菊を好んだ菅原道真を祀る「亀戸天神社」では、昭和61年から菊まつりが開かれています。近年は本殿の正面を取り囲むように菊が展示され、道真公を慰めています。


展示される400鉢の中でとくに目を引くのは、実物の約100分の1のスケールで作られた6m超の「菊のスカイツリー」。境内からは東京スカイツリー(R)を望むことができ、多くの人が両方を一枚の写真に収めようとシャッターを切っています。

他にも一本の茎から同時に千輪の花が咲く「千輪咲」は直径約2mに及び、管状の花弁が特徴の「管物(クダモノ)」、江東区内の菊愛好家らが育て上げた花径約20cmの大輪なども咲き誇ります。


会期中には七五三詣の子どもたちも訪れ、境内はにぎわいを見せるでしょう。小菊即売会も予定されています。

亀戸天神社 菊まつり

会場:亀戸天神社

開催期間:2022年10月23日(日)~11月19日(土)

亀戸天神社
  • 所在地

    東京都江東区亀戸 3-6-1

  • 最寄駅

    亀戸

  • 電話番号

    03-3681-0010

【小岩】壮大なスケールで咲き誇る菊の造景大花壇が見事/影向菊花大会

樹齢600年以上といわれる「影向(ヨウゴウ)のマツ」が有名な「善養寺」では、影向菊花大会が開かれます。昭和42年に始まった伝統ある菊花会です。


「影向(ヨウゴウ)」とは、神仏が仮の姿をとって現れること。丹精込めて育てられた菊は、それほど高貴に感じられるということですね。

大花壇や盆栽など約1,000鉢が会場を彩り、訪れる人々を魅了します。目玉の大花壇は間口18m、奥行き7mもあり、その壮大なスケールに圧倒されること間違いありません。秋の江戸川を彩る作品の数々を観賞しに是非でかけてみて。

影向菊花大会

会場:善養寺

開催期間:2022年10月18日(火)~11月23日(水・祝)

開催時間:8:30~16:00

善養寺
  • 所在地

    東京都江戸川区 東小岩2-24-2

  • 最寄駅

    小岩

  • 電話番号

    03-3657-6692

まとめ

菊花展や菊まつりは、芸術品のような菊を間近に観賞できる貴重なイベント。この機会に、平安時代から愛され続ける和菊の魅力にふれてみては?



取材・文/佐々木 志野

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