暖かくなったら大勢の友だちと一緒にお花見をしたい!

20歳になった奥平大兼さんが開拓したいものは?映画『PLAY! ~勝つとか負けるとかは、どーでもよくて~』の撮影秘話も語る!_1340338

――東京都出身の奥平大兼さんにとって、幼少時のおでかけの思い出といえば後楽園。


「東京ドームシティです。園内にゲームセンターやアトラクションがたくさんあって、子どもにとっては天国みたいな場所でした。もう何度足を運んだか分からないくらい、よく連れて行ってもらいました。飲食店もあって、本当に楽しかった思い出があります」


――年ごろの学生になると、原宿エリアに足しげく通うようになった。


「中学1年生の時にファッションに目覚めてから、原宿や渋谷へ通うようになりました。特に裏原宿エリアにはよく足を運んでいて、お金もないのにいろんなショップで何度も試着をしていました。お店にとっては迷惑な客だったのかなと反省していますが、そのおかげでショップの人と仲良くさせてもらい、ファッションにも詳しくなりました。今ではお仕事を通じて服を作らせていただく機会もあり、当時の経験が生きていると感じています」


――最近は、食事のために出かけることが多いそう。


「去年9月に20歳になったんですけど、先輩や友だちなど、いろんな人から食事に誘っていただけるようになりました。翌日に撮影がない日など、行ける範囲で参加しています。今後、おいしいごはん屋さんをたくさん見つけていきたいです。個人的に味噌ラーメンが大好きなので、都内の味噌ラーメン屋さんも開拓したいと思っています」


――基本的にインドア派であるという奥平さんだが、どうしても行ってみたい場所があるという。


「水族館です。先日クジラの鳴き声を聞く機会があったんですけど、それがまた面白くて。不安を煽るような鳴き声なのに、逆にグッとくるといいますか、神秘的で不思議と落ち着く感じがしたんです。その経験をきっかけに、海の生きものに興味を抱くようになりました。水族館には近いうちに足を運びたいですね」


――この春やってみたいことを聞くと、「お花見です!」ときっぱり。きっかけは、ふとした日常の瞬間にあった。


「最近すごく暖かい日があるじゃないですか。先日外にいるとき、空気から春の匂いを感じて、無性にみんなでお花見をしたくなりました。自然豊かな場所にいると、ちょっとした季節の変化を肌で感じられるんだなって実感する良い機会でもありました。これを機に、インドア活動だけじゃなく、近所の公園散策など軽いおでかけも始めてみようかなと思います(笑)」

年齢に関係なく、何かに熱中することの素晴らしさを感じてほしい

――映画『PLAY! ~勝つとか負けるとかは、どーでもよくて~』は、男子学生3人組で全国高校eスポーツ大会に挑むさまを描く、実話にインスパイアされた青春映画。奥平さんはゲーム初心者である郡司翔太を演じている。オファーを受けて感じたのは、うれしさと緊張だったいう。


「僕自身、子どもの頃からゲームが大好きでした。外に一歩も出ずにゲームをやり込んでいた時期もあったほどだったので、今回のオファーを聞いてすごくうれしかったです。しかも央士(鈴鹿央士)くんとW主演ということで、身が引き締まったと同時に、とても光栄に思いました」


――演じる上で意識したのは、“今っぽい学生”。


「監督からは『今の学生の空気感が自分には分からないから任せる』」と指示を受けました。1年前まで高校生だったので、当時の気持ちを思い出しつつ、あとは作品のテーマでもある“ 現場自体を楽しむ”ということを意識してお芝居をしました」


――本作は翔太に加え、天才ゲーマーである田中達郎(鈴鹿央士)、動画やアニメヲタクである小西亘(小倉史也)という3人の学生を中心とした物語。現場での3人の関係性について聞くと、意外なエピソードを披露してくれた。


「3人でゲームをプレイするシーンでは、1人だけがゲームをやり、ほかの2人は別室で声だけでお芝居をするという感じで撮影していたんです。小倉さん演じる亘のゲーム撮影のとき、僕と央士くんは別室で声だけで出演していたんですけど、小休憩のときに、マイクがオンの状態になっていることに気づかず、僕と央士くんでプライベートの話をしていたんです。その後、昼休みになって『さっきあの話をしていたよね?』と小倉さんに言われて、マイクのことに初めて気づいて(笑)。それがきっかけで3人の仲がより温まったような気がしています」


――美しいロケーションも本作の魅力の一つ。


「徳島県の日和佐という、大きな漁港のある地域で撮影をしたのですが、近くに太平洋を一望できるスポットがあったので、よく足を運んでいました。小倉さんと一緒に『きれいだねー』と言いながら撮影の合間に散歩などを楽しみました。あ、あと徳島ラーメンもしっかりいただきましたよ!」


――作品を通して伝えたいことは、何かに一生懸命取り組むことの素晴らしさ。


「本作はeスポーツを題材にしていますが、たとえeスポーツじゃなくても、人生において何かを楽しんだり、一生懸命に取り組んだりすることは素晴らしいということを伝えたいです。大人になるにつれて、何かに夢中になることに照れを感じる人も多いと思うのですが、本作を通じて、ひたむきに取り組むことの尊さを感じていただけたらうれしいです」

photo:Mariko Tosa hair&make up:Akihito Hayami  stylist:Shogo Ito(sitor) text:Kei Osawa

Profile & Information

奥平大兼(おくだいら・だいけん)

2003年9月20日生まれ。東京都出身。

2020年に映画『MOTHER マザー』で俳優デビューし注目を集め、同年にドラマ『恋する母たち』でテレビドラマ初出演。2023年にはドラマ『最高の教師 私は生徒に■された』に出演、ディズニープラス完全オリジナル作品『ワンダーハッチ -空飛ぶ竜の島-』(配信中)で主演を務めるなど、いま最も活躍が期待される若手俳優の一人。


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映画『PLAY! ~勝つとか負けるとかは、どーでもよくて~』

映画『PLAY! ~勝つとか負けるとかは、どーでもよくて~』

日常に不満はないけれど、何かが足りない。そんな10代男子が、ひょんなきっかけからeスポーツ全国高校生大会に挑むことに。同じ学校に通いながらオンライン上で集合・解散、学年はもちろん性格も<陽キャ×優等生×クセ強>とバラバラの3人組がモニターを越え、勝ち負けをも超えたその先で、目にした景色とは。3月8日(金)、TOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー。

©2023映画『PLAY! ~勝つとか負けるとかは、どーでもよくて~』製作委員会

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※本記事内の情報は2024年02月25日時点のものです。掲載情報は現在と異なる場合がありますので、事前にご確認ください。
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