オカルト好きコラムニストがナビゲート!
オカルト好きの漫画家・コラムニスト、辛酸なめ子です。パワースポット巡りが趣味の私が、今回は「出世運をアップさせたいならココ」というスポットを紹介します。
豊かさのバイブスを吸収できる都会のオアシスで時代を遡る/丸の内ブリックスクエア 一号館広場
都内で気が良いところを挙げるとしたら・・・私の中でかなり上位に入ってくるのが「丸の内ブリックスクエア 一号館広場」です。都会のオアシスで豊かさのバイブスを吸収できるスポットです。
「波動が高い・・・」オープンしたばかりの丸の内ブリックスクエア 一号館広場を訪れた時、最初に抱いた感想です。2009年のオープン以来、その広場の美観は今も全く変わらず、都会の中のパワースポットとしてポジティブなエネルギーを振りまいています。
広場は三菱一号館美術館の荘厳な建物に面していて、まるでヨーロッパに来たような錯覚に。英国人建築家ジョサイア・コンドルによって設計された洋館を復元した三菱一号館美術館の建物は、どの角度から見ても映え度が最高です。樹々の緑とのコントラストが美しいです。
広場の各所に彫刻作品も展示。ヘンリー・ムーアのピースフルな彫刻「羊の形」など、曲線に癒やされます。噴水の周りにベンチがあり、ランチタイムにはお弁当を食べるOLさんやビジネスマンの姿も。丸の内のOLさんはひとりランチ中も姿勢が美しいのにハッとしました。
オープン当初と現在で変わったのは「映え」の概念でしょうか。かつてはただベンチに座って休憩する人が多かったのですが、今はSNSなどに写真を投稿するため、美しい広場で撮影する人が増えているようです。
この日も、午前中は三菱一号館美術館の建物の前で、なぜか自衛隊風コスプレファッションのカップルが撮影。そしてお昼前には、40代くらいの女性のグループがやって来て、お互いを撮影しまくっていました。それぞれアイドルのようにポーズを決めて「うお~!キタ~~!!」「めっちゃかわいい~!!」と、称え合い、やたらハイテンションです。しばらく彼女たちの勢いに圧倒されましたが、パワースポットは訪れる人をエンパワーメントするのだと実感。
三菱一号館美術館のカフェに行こうと思ったら、平日なのにオープン前からかなりの行列で、少し並んであきらめました。その流れで、近くに看板があるのを発見。「この附近の江戸時代」と書かれた、丸の内全体の江戸時代の古地図でした。
看板によると、かつてこの辺りには、参勤交代の際に使う大名屋敷が立ち並び、「大名小路」と呼ばれていたそう。当時の大名屋敷は各藩の大使館的な役割を果たしていて、一つの屋敷に家来など500人以上が住んでいたそうです。現代の丸の内のオフィスビルに負けないくらいのスケール感に驚きます。
ちなみに、ブリックスクエアの辺りには、越前勝山藩の小笠原長守の屋敷などがあったようです。周辺にも、阿波徳島藩の松平阿波守斉裕の屋敷、因幡鳥取藩の松平相模守慶徳の屋敷、備後福山藩の阿部伊勢守正弘の屋敷などがひしめいていて、それぞれかなり広大な敷地を有していたそう。もしかしたら今、有楽町に地方アンテナショップが多いのは、全国各地から来た大名の参勤交代の残留エネルギーの影響なのかもしれません。
パワースポットは時代を遡ってもパワースボットなのだと地図を見て実感させられました。磁場が良いのは昔からだったようです。当時の大名の数十万石レベルの残留パワーを吸収することで出世運が期待できるのでは?と感じました。
〒100-0005
東京都千代田区 丸の内2-6-1
東京駅
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※本記事内の情報は2022年07月28日時点のものです。掲載情報は現在と異なる場合がありますので、事前にご確認ください。
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