まるで台湾に来たみたい!本格グルメと雰囲気を堪能できるカフェ/四ツ谷一餅堂

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訪れたのは、四ツ谷駅から徒歩約4分の場所。大通りから路地に入り少し歩くと、隠れ家カフェのような佇まいのお店にたどり着きます。


こちらが、今回ご紹介する「四ツ谷一餅堂(ヨツヤイッピンドウ)」。2020年にオープンした、本格台湾屋台グルメが楽しめるお店です。

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お店を運営するオーナーの浅古さんは、50回以上も台湾に行っている “超台湾ツウ”。そして浅古さんは、百貨店などの試食販売に関する人材派遣会社の社長でもあります。


「2020年はこれまでとは状況が大きく変わった一年でした。ならばこれを機に、念願だった台湾料理のお店を作って、そこでみんなに働いてもらおうと考えたんです」(浅古さん)

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ウッドベースの店内は、おしゃれでほっと落ち着く空間。スタッフさん達も和気あいあいと楽しそうに働いていて、とても和やかな雰囲気です。取材時は、在日台湾人の方も続々と来店。浅古さん曰く、お客様の3割が台湾の方だそうです。


「台湾の方から『母国の味を楽しめる』と言ってもらえることが多いんです。近隣一帯の皆さんにも温かく迎え入れられて、うれしい限りですね」


浅古さんがおっしゃるように、店内には日本と台湾のムードが入り交じり、このお店ならではのアットホームな空気が流れていました。

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お店には、開店祝いに台湾の友人から贈ってもらったという本場のインテリアがいっぱい。この“先払い”を意味するプレートも、プレゼントの一つなのだとか。BGMも台湾のラジオが流れていて、本当に台湾にやって来たような気分になりますよ♪

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晴れた日は、テラスでカフェタイムを過ごすのも◎。都心にいるとは思えないのどかな環境なので、ゆったりとくつろぎの時間を満喫することができます。

台湾屋台でおなじみの名物が勢ぞろい!鹹豆漿と胡椒餅は必食

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同店で楽しめるのは、本場さながらの屋台名物やドリンク。


台湾でポピュラーに親しまれている豆乳は、スタッフさんのご実家が豆腐屋さんという縁もあり、厳選した大豆を使用した自慢の逸品なのだそう。

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自家製の豆乳は、濃厚でコク深い味わいが特徴。プレーン(300円/税抜)で飲むと一層うま味を実感できるそう。


今回は、台湾の朝食の大定番である「鹹豆漿(シェントウジャン)」(500円/税抜)をオーダーしました。鹹豆漿とは、豆乳にお酢を加えることによっておぼろ豆腐のような食感を楽しめる一品です。

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干しエビ、ネギ、ラー油、油条と共に味わうフルフル食感の豆漿は絶品!喉越しも滑らかなので、アッという間に完食してしまいました。

※写真は2021年取材時のもの。一部情報は現在と異なります。

※写真は2021年取材時のもの。一部情報は現在と異なります。

ちなみに、台湾では「油条(ユジョウ)」(180円/税抜)という揚げパンをお供に食べるのが一般的。塩味の鹹豆漿には油条、甘い豆漿には「砂糖油条」(200円/税抜)をプラスして召し上がれ♪

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来店客の大半のお目当てである「胡椒餅」(480円/税抜)は購入必須。


希少な日本製のタンドール釜で焼き上げるこちらのメニューは、一度に15〜20個しか焼き上げることのできないという逸品です。11時頃から30分に一度のペースで焼き上がるので、常に出来立てを堪能することができますよ♪

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パリッサクッとした食感のパン生地に包まれた具は、胡椒と五香粉の香りが芳醇でスパイシーな味わい。お肉とネギがぎっしりで、食べ応えもバツグンです。


「台湾の嘉義(カギ)市で出合った絶品の胡椒餅をできるだけ忠実に再現し、かつ日本人の口にも合うように試行錯誤を繰り返しました。具はもちろんのこと、生地の美味しさにもとことんこだわったのが人気の秘訣かな、と思います」(浅古さん)

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ワンハンドで食べられるのもうれしいポイント。熱々の胡椒餅を食べると、身体の芯からぽかぽかに。お散歩の合間に頬張って、エネルギーチャージしてみては?

手土産にもピッタリ♪かわいいフォルムのスイーツにも注目

※写真は2021年取材時のもの。一部情報は現在と異なります。

※写真は2021年取材時のもの。一部情報は現在と異なります。

同店は甘味類も豊富。日本ではなかなかお目にかかれない珍しいスイーツが店頭にズラリと並んでいます。ディスプレイもキュートで、眺めているだけでうっとり・・・。


「名前が分からない」「どんな味か気になる」。そんなときは、気軽にスタッフさんに聞いてみて。やさしく気さくに、商品について教えてくれますよ♪

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スイーツの中でもダントツの人気を誇るのは“酥(パイまたはスー)”。日本でなじみのあるパイとは異なり、クッキーやタルトにも用いるお菓子の名称です。


同店では、一番人気の「紫芋酥(ズーユースー)」(330円/税抜)をはじめ、カボチャや抹茶、季節に応じたフレーバーなど、さまざまなテイストが日替わりで登場。ガラスケースには、色とりどりの酥が並んでいました♡

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「実はこのお菓子は、作るのにとても手間がかかります。その分、上質で美味しい酥が出来上がるんです。カラフルな色は天然色素によるものなので、お子様でも安心して召し上がっていただけますよ」(浅古さん)

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何層にも折り重なった生地は、想像以上にしっとりとした食感。中の餡も上品な甘さで、噛み締めるごとになんだかやさしい気持ちになってゆくような・・・。


おまんじゅうともパイとも異なる魅力を持つ酥は、老若男女問わず愛される名品です。

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ちなみに、同店はほぼすべてのメニューがテイクアウト可能(温かいお茶のみ不可)。小ぶりでカラフルな酥は、差し入れや手土産にもうってつけです。

※写真は2021年取材時のもの。一部情報は現在と異なります。

※写真は2021年取材時のもの。一部情報は現在と異なります。

「花生酥(ファーシェンスー)ヌガータイプ」(3個280円/税抜)は、ピーナッツの香りと食感が楽しめるキャラメルのようなお菓子。お茶だけでなく、紅茶やコーヒーのお供にもピッタリの絶品スイーツです。

※写真は2021年取材時のもの。一部情報は現在と異なります。

※写真は2021年取材時のもの。一部情報は現在と異なります。

直輸入している台湾茶も要チェック。茶葉(1,000円/税抜)や茶こしつきマグカップ(2,500円/税抜)も販売しているので、おうちでも“台湾タイム”を満喫することができますよ♪

まとめ

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今回の取材は午後に伺いましたが、開店~11時ごろまでは台湾風のサンドイッチも登場するのだとか。詳しい情報は公式SNSで随時更新されているので、ぜひ、そちらもチェックしてみてくださいね。


朝ごはんに、ランチに、ティータイムに・・・。お好きなタイミングでふらりと訪れて、一人気ままに台湾旅行気分を堪能してください♪

四ツ谷一餅堂
  • 所在地

    東京都新宿区 四谷1-17-8

  • 最寄駅

    四ツ谷

  • 電話番号

    03-5639-9292

取材・文/牧 五百音

本記事内の情報に関して

※本記事内の情報は2023年06月04日時点のものです。掲載情報は現在と異なる場合がありますので、事前にご確認ください。
※本記事は2021年03月08日に公開した内容を一部加筆・修正した上で、2023年06月04日に再公開しております。
※本記事中の金額表示は、税抜表記のないものはすべて税込です。