オープン前から大人気!日本初の中華まん工場常設見学施設/中華まんミュージアム

2019年1月、埼玉県入間市にオープンした「中華まんミュージアム」。中華まんやレトルトカレーでおなじみ「中村屋」が手掛ける施設です。


充実の見学ツアーが無料で楽しめるとあり、開業前の時点で、3カ月先まで予約で埋まってしまったほどの人気ぶりです。


一体どんな体験ができるのか・・・。気になる見学ツアーの全貌をご紹介します!

西武池袋線の入間市駅、もしくはJR八高線の箱根ケ崎駅からタクシーに乗り、15分ほど。中村屋の中華まん専用工場である「武蔵工場」の中にあります。

ツアーは完全予約制。到着したら受付を済ませましょう。


エントランスホールはガラス張りの吹き抜け空間になっていて、とっても開放的!いくつものかわいらしい中華まんのオブジェが出迎えてくれます♪

壁面には、ジャンル分けされた50種類もの中華まんの写真がズラリ! さくらまん、牛カルビまん、明太チーズポテトまんなど、眺めるだけで楽しいラインナップです♪


実はこれ、どれも実際に中村屋が販売したことのあるものなんです。「コレ好きなんだよね~」「こんなのがあったなんて、知らなかった!」なんて、友達と会話が弾みそう!

「シアターゾーン」と「工場見学ゾーン」は発見の連続!

時間になったら、ガイドさんに先導され、4つのゾーンを巡る約90分間の見学ツアーがスタート!

▲写真提供:中村屋

▲写真提供:中村屋

まずは「シアターゾーン」。約5分間の映像で、中華まんにまつわる豆知識や製造工程を学ぶことができます。


映像には、故やなせたかし氏がデザインを手がけた中村屋の中華まんのキャラクター「ニック」と「アン」も登場♪


中華まんの起源をたどると中国の三国時代にまでさかのぼること、中村屋の中華まんは中国の包子(パオズ)をアレンジしたものであることなど、思わず「へぇ~!」と言ってしまうような内容は、子どもから大人まで楽しめるはず!

次は、ツアーのメインとなる「工場見学ゾーン」。


まずは、衣服などについた全身の細かいゴミを取り去るエアシャワーの疑似体験から。至近距離から噴射される風に当たるのは、ちょっと不思議な感覚です♪

▲写真提供:中村屋

▲写真提供:中村屋

見学通路は全長約400m。ガイドさんに先導され、生地を作るところや発酵させて蒸すところ、包装や商品の検査、箱詰め作業などを、ガラス越しに眺めることができます。


この武蔵工場で作られているのは、コンビニ販売用の中華まん。一日に作られる数は、なんと約40万個!その生産量を支える効率的な製造ラインには、思わず目を見張ってしまいます。

作業員による目視での検査、ロボットアームが行う力作業など、内容に応じて考えられた工程は多彩。通路から見えない部分はモニターで見ることができます。


ちなみに撮影NGのため写真はないのですが、見学通路の壁面には遊び心あふれるイラストが描かれていたり、中華まんの実寸模型や生地の軟らかさを体感できる展示物、実際に使われていた焼印の展示などがあったりと、移動中もお楽しみポイントが満載です♪

「おいしさゾーン」で童心にかえって遊んじゃおう!

▲写真提供:中村屋

▲写真提供:中村屋

工場見学の後は、第3のゾーン「おいしさゾーン」へ。


こちらでは、中華まんの具材や生地へのこだわり、美味しさのカギとなる包み方など、工場見学で学んだことを展示やクイズを通じて、楽しくおさらいできます。

「おいしさゾーン」で是非体験したいのが、壁面を使ったメディアアート!


まずは、用意されている用紙とクレヨンを使って、オリジナルの中華まんを描いてみて。

完成した絵をスキャンすると、壁の巨大スクリーンに自分が描いた中華まんのイラストが投影されます!


オリジナルのイラストが壁面を漂うだけでなく、スクリーン上のキャラクターが中華まんを食べるパターンもあり、「あ、私が描いた中華まんを食べてる!」なんて盛り上がれそう♪

▲写真提供:中村屋

▲写真提供:中村屋

ゲームも中華まんミュージアムならではのユニークな内容♪


中華まんの具材を制限時間内に配置するタイムアタック式のパズルゲーム、画面上に次々と流れてくる中華まんを手早く包むゲームなど、どのゲームもシンプルながら面白く、つい時間を忘れて夢中になってしまうかも!

「キッチンゾーン」で出来立てのアツアツ中華まんを試食♪

▲写真提供:中村屋

▲写真提供:中村屋

ツアーのシメは、お待ちかねの試食タイム!


テーブル席と手洗い場が設けられた「キッチンゾーン」で、中華まんが一人に一つずつふるまわれます♪

中華まんは蒸し立て!せいろのフタを開けると、湯気がもうもうと立ちのぼり、参加者から歓声が上がります。

「ニック」と「アン」がプリントされたかわいい紙に包んで渡してくれます。

ふっくらと蒸し上がった中華まんは、アツアツでふわっふわ。自家製酵母を使って長時間発酵させたこだわりの生地は、驚くほどモチモチです♪

土地柄ですね。無料のドリンクサーバーには、埼玉県の特産品・狭山茶がありました。美味しいお茶と一緒に、ホカホカの中華まんを堪能しましょう。

写真撮影やお土産チェックもお忘れなく!

試食が終わったら、マグネットと、大人は肉まんとあんまんのセット、子どもは中華まんスクイーズのお土産をもらって自由解散です。


訪れた記念に、エントランスホールでの写真撮影をお忘れなく♪マストで撮りたいのは、大きな中華まんオブジェでの一枚。カメラスタンドも用意されていますよ。

コンビニで見かける中華まんのショーケースをモチーフにした小道具など、ユニークな撮影グッズもそろっているので、SNSで目を引くような楽しい写真を撮ってみて♪

他にもエントランスホールには、壁や床にアニメーション映像が投影されていたり、“隠れニック”や“隠れアン”がいたりと、ワクワクする仕掛けがいっぱい!見逃せませんよ。

▲写真提供:中村屋

▲写真提供:中村屋

グッズコーナーも設けられていて、中村屋の看板商品である月餅やレトルトカレー、「ニック」と「アン」をあしらった文房具などが販売されています。最後に、自分や友達へのお土産を買って帰るのも良いですね。

まとめ

普段はなかなか見ることのできない中華まんの製造工程を見学できるうえに、ゲームで遊べて、蒸し立ての中華まんを食べられて、さらにはお土産までもらえちゃう♪無料とは思えないほど充実したツアーは、都心からわざわざ足を運ぶ価値のある、満足感たっぷりな内容です。


毎年夏季休業期間がありますが(2022年は4月25日から8月中旬までの予定)、7月中旬には予約受付が再開される予定です。2名以上で申し込めるので、友達とのお出かけリストに加えてみては?

中村屋 中華まんミュージアム
  • 所在地

    埼玉県入間市狭山台 234 武蔵工場内

  • 最寄駅

    入間市

  • 定休日

    水・木曜日、年末年始、夏期工場休業期間

  • 電話番号

    04-2935-1592

取材・文・写真/佐々木 志野

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※本記事は2022年07月01日時点の情報です。掲載情報は現在と異なる場合がありますので、事前にご確認ください。
※本記事は2019年04月08日に公開した内容を一部加筆・修正した上で、2022年07月01日に再公開しております。
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