「トムヤムクン」と「ラーメン」のコラボ、元祖トムヤムラーメン
今やタイ本国の料理店でも見かける人気メニュー「トムヤムラーメン」の発祥が実は日本だったことをご存知でしょうか?
「ティーヌン」は、まだタイ料理店がめずらしかった1992年、早稲田通りに“タイ国ラーメン&タイ国料理の店”としてオープン。
タイ料理に惚れ込んだオーナー涌井さんが、タイの代表的なスープ「トムヤムクン」と、日本の定番料理「ラーメン」をコラボレートできないかと試行錯誤して作り出したのがオリジナルの「トムヤムラーメン」でした。タイにはもともとトムヤムクンスープに麺を入れる習慣はなかったそうで、トムヤムラーメンは日本初の新しいタイ料理として多くのファンを獲得しました。
▲海老入りトムヤムラーメン880円。これぞトムヤムラーメンの元祖の味!
▲ボリューム満点のチャーシュー入りトムヤムラーメン880円
ティーヌンの「トムヤムラーメン」は門外不出の“オリジナル秘伝トムヤムペースト”を、鶏ガラなどで出汁を取ったラーメン用スープで割り、爽やかな酸味のなかにもタイ料理独特のスパイスが効いたピリピリと刺激的な味わい。
海老入り、チャーシュー入りの2種類です。日本で生まれ、本場タイでも愛される味となった元祖トムヤムラーメン、ぜひ味わってみたい一杯ですね。
ティーヌン青山
住所:港区南青山5-1-25 北村ビルB1F
営業時間:11:00〜23:00
定休日:なし
最寄り駅:表参道
パクチーマニア垂涎のパクチーたっぷりトムヤムクンヌードル
さまざまなハーブを使用することが特徴的なタイ料理。なかでもパクチーはタイ料理には欠かせない食材です。その独特な香りから、好き嫌いが大きく分かれるパクチーですが、最近は専門店が各地に誕生するなど、大きな注目を集めています。
渋谷・道玄坂の東急本店そば、ドン・キホーテの裏にある「パクチー・バー」も、これまで脇役だったパクチーにスポットを当てたタイ・ベトナム料理がベースのパクチー専門店。
このお店で使っているのはすべて国産のパクチーなのだとか。専門店らしくメニューはとにかくパクチーづくし! とにかくパクチー愛に溢れた店です。
日本人の多くが苦手と思っているパクチーの本当の魅力を感じてもらいたい、というのがこの店のコンセプト。国内の無農薬の生産者から安定的に供給してもらえるようになったことで、専門店をオープンすることができたのだそうです。
パクチー・バーの「パクチーたっぷりトムヤムクンヌードル」980円は、その名の通りパクチーたっぷり。すっぱ辛いトムヤムクンスープに、ほろ苦いパクチーがアクセントになっています。
パクチーは中国ではシャンツァイ(香菜)、英語ではコリアンダーと呼ばれ、世界各国で利用されているセリ科の植物で、葉っぱだけでなく、芯や根っこ、種まで、様々な部位を利用することができます。
また、消化や血行を促進し、食欲を増進する薬効の高いハーブとされています。食欲が下がりがちな梅雨にぴったりな食材だと言えそうですね。
パクチー・バー
住所:渋谷区道玄坂2-26-16 コアラハウス1F
営業時間:
12:00~15:00(ラストオーダー15:00)
18:00~23:30(ラストオーダー22:30)
定休日:月曜
最寄り駅:渋谷
ひんやり、すっぱさっぱり! 冷やしトムヤムラーメン
東急田園都市線の池尻大橋駅東口からすぐのところにある「ソウルフードバンコク」は、かつて本場・タイのレストランで働いていた島田さんがオーナーをつとめるタイ料理専門店です。
調味料や食材の多くは現地から輸入。また、ハーブもタイで使われているのと同じものを使用した本場の味が味わえます。
「現地でトムヤムヌードルといえば。主に米粉の麺が多いですが、中華麺、米粉の極細麺・細麺・太麺からお好きなものを選べます。最近ではフードコートでトムヤムヌードルの専門店ができるほど、人気メニューなんですよ」と島田さん。
「ソウルフードバンコク」では、「トムヤムラーメン」880円を通年で提供。麺はバミーと呼ばれる中華麺か米粉麺センレックから選ぶことができます。
▲夏季限定の冷たいトムヤムラーメン。
また、6〜8月には、トムヤムラーメンのスープをひんやりと冷たくした「冷やしトムヤムラーメン」980円が登場!
トムヤムクンのベースとなる「ナンプリックパオ」にレモングラス、パクチーの根、バイマックルー(こぶみかんの葉)、豚ひき肉などを加えたペーストをスープに溶かしながらいただきます。
スープを冷やすことで酸味と旨味が引き立ち、さっぱりとしたのど越し。さらにレモンをひと絞りすると、より涼やかに! まさにジメジメした梅雨を吹っ飛ばす爽やかな一品ですね。
ソウルフードバンコク
住所:目黒区東山3-15-2 ソナー第二ビル2階
営業時間:
11:30~23:30
定休日:なし
最寄り駅:池尻大橋
改札近く、タイの屋台風の店内で本場の味を満喫!
最後にご紹介するのは、2016年5月24日にオープンしたばかりの池袋「タイストリートフード」。このお店は自由が丘や中目黒、吉祥寺などに店舗を持つタイ料理の人気店「クルン・サイアム」の新業態店です。
これまでの「クルン・サイアム」は20世紀初頭バンコクに建てられた西洋風建物をイメージしたモダンな雰囲気の店舗でしたが、この「タイストリートフード」は、タイ屋台をイメージした鮮やかな色彩が印象的。
賑やかで活気のあるタイの街角にトリップしたような雰囲気です。お店が入っているのは池袋駅西口地下に新しくグランドオープンした話題のスポット「イケチカダイニング」。東武東上線北口改札口のすぐそばにあります。
▲クイッティオトムヤム1000円。クルン・サイアムの各店舗と同じレシピで作られている。
こちらではタイ出身のシェフによる本格的なトムヤムクンをベースとした「クイッティオトムヤム」が楽しめます。
ハーブをたっぷり使い、ヘルシーでスパイシーなトムヤムクンのラーメン。米粉を使ったセンレック麺のほか、プラス50円でたまご麺(バーミー)に変更することもできます。
タイストリートフードbyクルン・サイアム
住所:豊島区西池袋1-1-25 イケチカダイニング内
営業時間:
11:00~23:00
定休日:なし
最寄り駅:池袋
ブイヤベース、フカヒレスープと並んで“世界三大スープ”と称されるトムヤムクン。酸味、辛味、甘みと旨味……、たくさんのハーブを使用することで生まれる味のハーモニーは、スパイシーで食欲をそそります。トムヤムラーメンをズズズッとたいらげて、梅雨を乗り切り、夏本番に備えましょう!
ライター:菅原ミホ
※2016年5月時点の情報です。メニュー、価格、サービス内容は変更になる場合がございます。
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※本記事内の情報は2016年06月04日時点のものです。掲載情報は現在と異なる場合がありますので、事前にご確認ください。
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