全国の温泉地をひとりで泊まり歩く「ひとり旅ブロガー」がナビゲート!

こんにちは。温泉と山を愛するひとり旅ブロガーの月山ももです。ひとりでは泊まれない温泉宿も多いなか、ひとり宿泊OKな全国各地の宿を泊まり歩き、その魅力をレポートしています。


今回は、東京奥多摩で山の幸と地酒が美味しい都内で利き酒を楽しめる温泉宿ならココ!」という宿をご紹介します。

貸切の温泉に浸かり、湯上がりには地酒と奥多摩の山の幸をいただく/荒澤屋旅館

利き酒師のいる温泉宿、奥多摩「荒澤屋旅館」ひとり旅ブロガー・月山もものイチ推し。_681026

青梅線の終点奥多摩駅から徒歩5分の場所に位置する、赤い壁と大きな提灯が印象的な「荒澤屋旅館(アラサワヤリョカン)」。


部屋数3室なので宿泊できるのは最大3組ですが、ありがたいことに特定期間を除いて一人客でも泊まることができます。温泉浴室は2つあり、どちらも空いているときに鍵をかけて貸切で利用する方式です。

利き酒師のいる温泉宿、奥多摩「荒澤屋旅館」ひとり旅ブロガー・月山もものイチ推し。_681027

源泉はph9以上の高アルカリ性なので、ぬるっとした浴感の気持ち良いお湯。広々とした浴槽を独り占めして、冷えた体を温めた後は・・・お楽しみの夕食です。

利き酒師のいる温泉宿、奥多摩「荒澤屋旅館」ひとり旅ブロガー・月山もものイチ推し。_681028

食事は1階にある食事処でいただきます。カウンター席があるのでひとりでも気楽に楽しめると思いますが、個室での食事も相談に応じてくださるようです。


荒澤屋旅館の女将さんは利き酒師の資格を持っているそうで、日本酒の品ぞろえはかなりのもの。「フルーティな香りのするお酒が好き」など好みを伝えるとぴったりのお酒をおすすめしてくれるので「こんなお酒が飲みたかった!」という日本酒との出合いが楽しめます。


注文したのは青梅市の小澤酒造の地酒「澤乃井」の大吟醸飲み比べセット。どちらも初めて見るお酒でしたが、大吟醸らしく華やかな香りがして、味わいはすっきり。食事を美味しくいただけるお酒でした。


この他にも全国各地の季節限定酒がラインナップされており、すべて90ccのグラスでオーダーできます。ひとりでもいろいろな種類のお酒を楽しみやすいのでうれしいですね

利き酒師のいる温泉宿、奥多摩「荒澤屋旅館」ひとり旅ブロガー・月山もものイチ推し。_681029

料理は、奥多摩の山の幸がふんだんに使われたコース料理です。食べるペースに合わせて、1品ずつできたてで提供されます。


お刺身は、手作りこんにゃくと奥多摩ヤマメの盛り合わせです。こんにゃくはわさびの葉と柚子。薬味として山葵の花が添えてありました。小さくかわいい花で、これも食べられます。


後半に登場する鍋料理は「檜原村のあわび茸の鍋」。あわび茸は、食感があわびに似ていることからついた名前だそうです。

利き酒師のいる温泉宿、奥多摩「荒澤屋旅館」ひとり旅ブロガー・月山もものイチ推し。_681030

具材はあわび茸の他に、すいとん、白菜、ねぎ、三つ葉、鶏肉、生揚げと具沢山。この鍋の出汁がまたおいしくて・・・出汁だけで日本酒が進んでしまいました。


コースの〆には筍や茸など、季節によって具材が変わる炊き込みご飯。デザートは奥多摩産わさびのジェラートと、最後まで地物食材尽くしの料理が楽しめます。


登山が好きなので、荒澤屋旅館には奥多摩の山に登る前後に宿泊しています。周辺は緑がいっぱいで気軽に歩けるハイキングコースもあり、登山をしなくても自然の中を歩いてリフレッシュすることができます。奥多摩の自然の中を歩いた後に荒澤屋旅館に泊まり、温泉に浸かって日本酒をいただく、というプランが特におすすめです。


ひとりでも居心地よく過ごせて、奥多摩の山の幸と日本酒をめいっぱい味わえる荒澤屋旅館。日本酒好きな方にぜひ、泊まっていただきたい宿です。

~イチ推し。ポイント~

1.貸切風呂なので広々とした温泉を独り占めできる

2.利き酒師の資格を持っている女将さんに、日本酒の相談ができる

3.全国の季節限定酒がすべて90ccのグラスでオーダー可。ひとりでいろいろな種類のお酒が楽しめる

荒澤屋旅館

所在地:東京都西多摩郡奥多摩町氷川1446

電話番号:0428-83-2365

最寄駅:奥多摩

本記事内の情報に関して

※本記事内の情報は2022年10月31日時点のものです。掲載情報は現在と異なる場合がありますので、事前にご確認ください。
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