ほぼイチゴで構成！「果実園リーベル」の贅沢パフェがスゴすぎる。

東京、神奈川、埼玉で13店舗を構えるフルーツパーラー「果実園リーベル」。厳選したフルーツを贅沢に使用したスイーツが人気のお店です。

今からちょうど10年前の2013年10月に第1号店としてオープンしたのが、これからご紹介する「果実園リーベル 目黒店」です。JR目黒駅から徒歩4分、目黒通りから目黒新橋へ抜ける坂の途中にあります。

駅近の商業施設内に店を構えることが多いリーベルですが、こちらは住宅街にある路面店とあって、近隣に住む常連さんが多く訪れている印象。

店内は広々としており、木の温もりを感じつつゆったりと過ごすことができます。モーニングからランチ、カフェタイムまで常に多くの人々でにぎわいます。

お店に入ってすぐのショーケースの中には、色鮮やかなフルーツと生クリームがあしらわれた「ズコット」が鎮座。後ほど紹介するパフェと並ぶリーベルの看板スイーツです。

店内ですべて手作りされているというズコットは“フルーツ8割、生クリーム2割”という絶妙な配分。まるで芸術品のように繊細で美しく、見ているだけでため息が出てしまうほど・・・！

テイクアウトもできるため、イートインで訪れたお客さんがお土産として購入していくことも多いそうです。

レジの横では新鮮なフルーツや、それらを使ったゼリーが販売されています。

フルーツはいずれも、50年以上フルーツの仕入れに携わるオーナー、長嶺さんが自ら市場に出向いて仕入れたもの。長嶺さんが「うちはケーキ屋ではなく、フルーツ屋だ！」とおっしゃるように、毎日、フルーツのみを買いに来る常連さんもいるのだそう。その目利きの良さがどれだけ支持されているかがうかがえますね。

さて、ここからは本題のパフェについてご紹介しましょう！

お店を訪れる人の大半が注文するというパフェメニューは常時10種類ほどがラインナップされています。取材時もマロンにメロンにモモと旬のフルーツを使ったパフェメニューがズラリ。

これだけ多彩なパフェがあると迷ってしまいますが（なんとも嬉しい悩みですね）、今回は大定番の「いちごパフェ」（3,300円）、そして大人気の目黒店限定「今月のパフェ（シャインマスカット）」（4,500円）を注文してみました。

パフェが登場するのを待つ間は、つい近くのテーブルに運ばれてきたパフェをのぞき見。「自分のパフェはいつやってくるのだろう」とワクワクが止まりませんでした♡

まずは「いちごパフェ」からいただきます。

これでもか！というほどイチゴがふんだんに使われていて、パフェのグラスと同じ高さほどまで盛られた様はさながら“イチゴタワー”！とにかく迫力があります。

それもそのはず。実際に数えてみたところ、グラスの中には約12粒のイチゴが詰め込まれ、グラス上には約10粒。一般的なイチゴ1パックよりも多い合計22粒ものイチゴが使われているというから驚きです。

どこから食べ始めるか迷った末に側面のイチゴを1列食べてみると、中からクリームとバニラアイスクリーム、ストロベリーアイスクリームがちらり。

酸味のあるイチゴの果実を主役に、さっぱり軽い口当たりの生クリーム、そして甘いアイスクリームにイチゴソースという組み合わせ。シンプルでありながら、その構成と味わいのバランスが絶妙です。

結構なボリュームと思いきや、あまりの美味しさにスプーンがどんどん進んで、あっという間にペロリと完食していました。

イチゴは時期によって品種が異なりますが、「いちごパフェ」自体は通年で楽しめるので、迷った時にはこちらをぜひ！

次は目黒店限定「今月のパフェ（シャインマスカット）」（2023年は9～10月提供予定 ※仕入れ状況によって早期終了の可能性あり）。

宝石のように煌びやかな山梨産のシャインマスカットが華麗に並ぶ、なんとも贅沢なパフェです。グラスの中には約15粒、グラスの上には約18粒、合計33粒が使用されています。大きさにもよりますが、約一房分と考えてよさそうな数です！

さぁ、いただきます！あまりにも美しいので、食べるのがもったいなく感じてしまいますね。

ドキドキ・・・！崩さないように綺麗に食べ進めたいところ（笑）。トップ部分から1カットずつ、丁寧にいただいていきます。

食べ進めていくと、まるでお花のような形に。花びらを1枚ずつ手ではがすようにしながら、みずみずしいシャインマスカットを口に運びます。

濃厚な甘みのシャインマスカットは絶品。思わず「最高～ッ！」と唸ってしまうほどの味わいです。そこに生クリーム、バニラアイスのマリアージュ。これまた至福の組み合わせにうっとりしていたら、いつの間にか完食していました。

パフェの価格としては安いとは言えないかもしれませんが、どちらのパフェにも高品質な果実が驚くほどたくさん使われていて、その満足感を考えるとお値打ちにすら感じられました！

オーナーの長嶺さんはいつもスタッフの皆さんに「果物を一粒でも多くのせてあげてほしい！」「お客様の喜びは我が喜びであります」と語っているそう。それも市場に出向いて自ら目利きし、本当に良いものをこの価格で提供できる秘訣なのだと実感しました。

地域に根差した温かさも持ち合わせる目黒店はもちろん、丸の内や渋谷、池袋などにも店舗があるので、ぜひ近くのお店に足を運んで情熱のこもったこだわりのパフェをじっくりと楽しんでみてください！

写真・文／岩崎利架