
佐々木志野
広告制作会社や新聞社等に勤務後、2014年に独立。フリーライターとして企画・構成、取材、執筆、撮影などに従事。ビールと読書を愛するアクティブ系。
4,000円台で寿司&サイドメニュー100種類が食べ放題!/きづなすし新宿歌舞伎町店

「きづなすし」は、磯丸水産などを手掛けるSFPホールディングスが運営する店。東京に2店舗、埼玉に1店舗あります。
今回お邪魔した新宿歌舞伎町店はゴジラのいるTOHOシネマの手前にあります。いわゆる“回らないお寿司屋さん”ですが、オープンな雰囲気で気軽に入れます。

1階と地下階の2フロア構成で、全125席となかなかの大型店。1階入り口から入って左手には職人さんがにぎる様子を間近に見ながら食べられるL字型のカウンター席、奥にはテーブル席が用意されています。
1階だけでも十分な広さがありますが、地下にもテーブル席と半個室の席があります。昔ながらの和食屋さんといった内装で、ホッとするような空間。全体的に清潔感があるのも好印象です。

▲写真提供:きづなすし 歌舞伎町店
食べ放題を頼めるのは11時から21時入店まで。2時間制(30分前ラストオーダー)で男性4,818円、女性4,378円。+1,628円でお酒の飲み放題、+638円でソフトドリンクの飲み放題を付けられます。新宿のど真ん中でこの価格を維持しているなんて、かなりの企業努力ですよね。

お寿司はにぎり、軍艦、手巻きで全82品、一品料理が20品。うに、中とろ、いくらといった高級ネタも数量などの制限なく頼めるのが大きな魅力です。
一度に注文できるお寿司は6種類30貫まで。食べ残した場合は単品価格を支払う必要があります。

注文はタッチパネルで行います。カテゴリ別になっていて分かりやすく、サビ抜きなども可能。注文受付の終了10分前には音で知らせてくれます。
マストで注文してほしい「中とろ」「うに」

一度に注文できる種類と数に制限はあるものの、実は連続して注文が可能。立て続けに頼んだため、2回分の注文が一皿で運ばれてきました。
「うに」「いくら」を2貫ずつ、「赤えび」「あじ」「サーモン」「鯛」「鮪中とろ」「いか」「鮪赤身」「茹でえび」を4貫ずつ。計36貫がぎっしり並んだ様子は壮観です♪

注目は、来店客のほとんどが注文するという人気の「鮪中とろ」です。ピンク色の身に細かく入ったサシ。これ、本当に中トロ・・・?店長さんも「今日のは大トロに近いですね」とニッコリ。やっぱり仕入れによって違うものなんですね。ツイてます!

淡白な白身魚からというセオリーは無視して、真っ先にいただきます。見た目どおり大トロを思わせる贅沢な味わい!しっとりした口当たりで、脂ののりがハンパじゃありません。

「うに」は苦みや臭みがなく、濃厚でとろけるような口どけ。キュウリをさじ代わりに少量すくってうにのみを味わっても美味。お酒のアテにも良さそうです。

キラキラな見た目で気分を上げてくれる「いくら」も、好きなだけ食べられます。噛むと口の中でプチプチとはじけ、塩気を含む甘みが口いっぱいに広がります。

「いか」もぜひ食べてほしい一品。何度か持ち直したのでシャリが崩れかけていますが、表面に細かく包丁が入っているのが分かるでしょうか。このひと手間のおかげなのでしょう。軟らかくて歯切れが良く、食べやすいです。

「赤えび」はプリプリの食感と甘みがたまりません♪
職人さんの丁寧な仕事が分かる光物もオススメ!

最初のオーダー分を食べ終え、おかわりタイムに突入です。
まずは光物で、手前から「あじ」「こはだ」「いわし」「さば」。同店の光物は上ランク!どれも丁寧な仕事が伝わってきます。猛暑日だったこの日は、酢締めしたこはだとさばの適度な塩気がことさら美味しく感じられました。

しょうがを刷毛代わりにしょうゆをつけていただくのは、見るからに脂ののった「いわし」(写真)。細かく包丁が入っているので口当たりが良く、今まで食べた中でも最高レベルに美味!プロの仕事に感動です。
小骨が多くて足がはやいいわしは、にぎりで食べるのが一番贅沢な気がします。高級ネタではありませんが、同店では頼むべき一品でしょう。

続いて到着したのは鮪シリーズ。「鮪中とろ」「鮪赤身」「バチまぐろ」「びんちょうまぐろ」というラインナップです。こんな風に食べ比べると、味の違いをはっきり感じられて面白いですね。

豊富なあぶりのメニューからは、「あぶり中とろ」「あぶりびんちょう」「あぶりブリ」「あぶりサーモン」をチョイス。あまり見かけない、えんがわやいかのあぶりもありますよ。

生で美味しいネタは、火を入れても美味しい!あぶり加減が程よく、とろける脂の甘みに香ばしさが加わって絶品です。ここのにぎりは、シャリの量やネタの大きさなどバランスが良いですね。

他にも気になるメニューはあったのですが、迷った末に軍艦2種類(いくら、うに)をリピート。2巡目でもやっぱり美味しい!まだまだ食べられそうです。
そして写真中央の「かに盛り」は、かにの身とみそを両方のせた贅沢な一品。ちなみに同店では単品メニューより食べ放題のメニューの方が種類豊富で、かに盛りは食べ放題のみのメニューです。
大きなネタが楽しめる手巻き、気軽につまめる一品料理

せっかくなので巻物もオーダー。右から「鉄火巻」「海老サラダ巻」「ねぎとろ巻」。上品な細巻も良いけれど、手巻きがあるとテーブルが華やぎますね。何よりネタが大きいので満足感があります♪
お腹に余裕があれば、穴子ときゅうりを使った「穴きゅう巻」、鮪中とろとたくあんを合わせた「とろたく巻」も食べたかったです。

一品料理は居酒屋のようなラインナップで、「枝豆」や「たこワサビ」などおつまみの定番がズラリ。「鶏皮ぎょうざ」「串天四種盛り」といった揚げ物も充実。人気は「タコの唐揚げ」だそうです。一番お寿司屋さんらしいのは、「鮪のかまの唐揚げ」でしょう。

▲「酒盗チーズ」(写真提供:きづなすし 歌舞伎町店)
クリームチーズに魚の内臓を使った塩辛を合わせた「酒盗チーズ」(写真)や、サメの軟骨を梅肉で和えた「梅水晶」など、少量で楽しめるものが多いので、お寿司の合間に無理なく楽しめそうです。
まとめ

これだけ食べて4,378円(男性は4,818円)。しかも食べ放題とは思えないクオリティーで大満足でした♪おなかがはちきれそうになりましたが、実は単品価格で計算すると最初の一皿で軽く8,000円以上はするので、めちゃくちゃおトク。驚愕のコスパではないでしょうか。ちなみに大体の人が30貫くらい食べるとのこと。「美味しいお寿司を心ゆくまで食べたい!」という時はぜひ行ってみてください。
- きづなすし 新宿歌舞伎町店
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所在地
東京都新宿区歌舞伎町1-18-8 第1モナミビルB1・1F
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最寄駅
西武新宿
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※本記事は2022年09月01日時点の情報です。掲載情報は現在と異なる場合がありますので、事前にご確認ください。
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