JR線において、東京・大阪などでは「大都市近郊区間」というエリアが定められています。



そのエリア内のみを普通乗車券で利用する場合、実際の経路にかかわらず、最も安い計算の運賃で乗車できるという特例があるのです!



ちなみに東京の「大都市近郊区間」エリアは下記のとおりです。かなり広いですね。



大都市近郊区間【東京】(JR東日本HP https://www.jreast.co.jp/kippu/1103.html より引用。青線は筆者加筆)

たとえば品川から東京に行く場合、JR東海道線など(図の赤線)に乗る方が多いと思いますが、経路が重複しない限り青線のようなルートでも運賃は変わらないのです。



ちなみに乗車券の有効期間は原則1日で、重複しない限り乗車経路は自由に選べますが、途中下車はできないので、その点は注意が必要です。

それでは、この特例を活用してJR山手線の改札内一人グルメツアーに出発! スタートは、ここ恵比寿駅です。

ゴールはおとなりの渋谷駅とします。恵比寿から渋谷へは外回り(時計回り)に乗れば約2分で行けてしまいますが、あえて内回り(反時計回り)に乗って、ほぼ1周します。

今回は分かりやすいように、切符で乗る事にします。恵比寿~渋谷の140円の切符を買って、いざスタート!

恵比寿駅東口の改札をくぐると真正面に黄色いスタンドが。フルーツとハチミツを使ったジュース屋さんです。

さっそく「ミックスジュース」を飲んでみました。

一人で飲んでいると、後からサラリーマンと思わしき一人客がゾロゾロと並び始めました。次の電車が来るまでに飲めるお手軽感がいいですね。



内回り電車がやってきたので、次のスポットを目指します!

恵比寿駅から3駅目の大崎駅に到着。

大崎駅は、山手線ホームの真上にスープ専門店「Soup Stock Tokyo」があります。

「ゴッホの玉葱のスープ」を頂きました。

行きかう人々を眺めながらほっと一息。体もポカポカになるのでこれからの季節にオススメです。

大崎駅の次の品川駅にも改札内に様々な飲食店がありますが今回は通過。 7駅進んで秋葉原駅にやってきました。

中央改札口近くに2014年オープンした、東北など東日本の食を中心とした地産品ショップ「のもの」に向かいます。

この2階には「のものキッチン」という穴場カフェがあります。地域の味を楽しめるカフェ飯やスイーツのほか、朝はモーニングメニューもあります。

ちょうど改札口の上に位置し、人の流れが観察できます。一人客にも人気なカウンター席にはコンセントもあり、待ち合わせや時間つぶしにもよさそうですね。

自家製の紅茶パンケーキを頂きました。

ちなみにジャムは蔵王高原農園のもので、5種類の中から2種類を選ぶことができました。

食べ終わり、下に降りて地産品ショップを物色中。

地酒やご当地の食べ物、お菓子など気になるものがいっぱい!

その中から岩手県の「岩泉 のむヨーグルト」をチョイス。

駅構内を少し移動して、総武線のホームに到着。ここではホームでケーキを作って販売している珍しいお店を発見。

ちょうどハロウィン期間中だったので、自分にハロウィンのお菓子を買ってしまいました。

秋葉原から内回りで6駅。田端駅に降り立ちました。なんだかリアルすごろくゲームをやっている気分になってきました。

電車旅らしく駅そばを食べようと思います。特にこの駅にあるお店は、改札内では珍しい”本場さぬきうどん”が食べられるお店なのです。

店内はいわゆる”立ち喰い”ではなく座席になっているので、一人女性客もたくさん。お腹もいっぱいになってきたので、サッパリと「ぶっかけうどん(小)」を頂きます。270円という安さも魅力的。

仕事のメール対応をしなくてはならなくなり、急きょ向かいのコーヒーショップで一回休み。ますます、すごろくゲーム気分になってきました。

結果的にこの駅では、うどんと食後のアイスコーヒーという、思いもよらぬ組み合わせに…。

仕事の対応も終わったところで再開。いよいよ最終ゴールの渋谷駅を目指します。

田端駅から11駅目、渋谷駅に到着しました。さすがに乗り降りするお客さんが多いですね。

人々の流れに逆らって、ホームの最後尾に行くと、なにやら存在感のあるお店の入り口が。

ここはカップ麺「どん兵衛」を食べられるお店なのです。しかも東日本以外のいろんな地域限定味も楽しむことができます。

食券を買って店員さんに渡すと、お湯を注がれたカップ麺と、砂時計を渡されます。

砂時計が終わり、ふたをあけます。今回は北海道地域限定のカレーうどんをチョイス。 ちなみに隣の人は、一人で東日本と西日本の味の食べ比べをしていました。



出来上がりまで5分待っている間、山手線が3本到着。そのたびにホームから不思議そうな視線も注がれます。

実は反対側の山手線外回りのホームにはインスタント麺「ラ王」が食べられるお店もあります。気になりますが、お腹いっぱいでさすがにギブアップ。

今回の山手線大回りグルメツアーはこれで終了。改札の外に出られないにもかかわらず意外に楽しんでいつのまにか外は真っ暗になっていました。



足早に行きかう人々を横目にゆったり時間を使うのもソロ活の醍醐味ですね。

※2015年10月20日時点の情報です。施設の情報、内容等は変更になる場合があります。

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