ポイント 世界文化遺産として登録され注目を集める「国立西洋美術館」は日本で唯一の、フランスの建築家ル・コルビュジエによる建築作品。その開放的な空間の『ピロティ』やらせん状の回廊、1階と2階をつなぐスロープなど、建物に込められた趣きを感じながら、貴重な絵画などを鑑賞しませんか?
建築家ル・コルビュジエが設計した国立西洋美術館は、2016年7月17日ユネスコの世界遺産委員会において世界文化遺産に登録されました。
国立西洋美術館は、1階入口部分が吹き放ちで柱で支えられた、開放的な空間の『ピロティ』やらせん状の回廊、1階と2階をつなぐスロープなど、ル・コルビュジエの建築的な特徴がとても良く表現されている建造物です。
また世界に3つある、ル・コルビュジエが長年追求した「無限成長美術館」のアイデアを実現した美術館の中で、最も完成度の高い美術館として評価されています。
ル・コルビュジエとは…
フランスで主に活躍した建築家で、20世紀を代表する近代建築の3大巨匠のひとりです(他にはミース・ファン・デル・ローエ、フランク・ロイド・ライト。)スイスで生まれ父親の家業(時計製造)を継ぐため、美術学校で彫刻や彫金を学び、在学中、建築を学ぶことを勧められ、建築家としての人生の一歩を踏み出しました。その後、活動の拠点をスイスからフランスのパリに移し、数々の建築作品を造り上げ、世界中に名を馳せ、近代建築の3大巨匠となりました。
国立西洋美術館が建築されるまで…
1910~20年代、川崎造船所社長の松方幸次郎は、日本に西洋美術を紹介しようと考え、ヨーロッパで絵画等の美術作品を収集。第二次世界大戦末期、フランスほかで収集した数多くの美術品は、敵国財産としてフランス政府の管理下に置かれることに。
その後、日仏両国政府間の交渉により松方コレクションは日本へ寄贈返還されることが決まりましたが、フランス政府は、返還条件として、松方コレクションを展覧するための新美術館の設置を要望。この条件を満たすために建設されたのが、国立西洋美術館です。
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最寄駅
上野駅(徒歩1分)
所在地
アクセス
■JR「上野駅」公園口出口より徒歩1分
■京成電鉄「京成上野駅」より徒歩7分
■東京メトロ銀座線・日比谷線「上野駅」より徒歩8分
営業時間
通常:9:30~17:30/金曜日、土曜日は20:00まで
※入館は閉館の30分前まで
定休日
毎週月曜日(但し、月曜日が祝休日の場合は翌平日)
年末年始(12月28日~翌年1月1日)
※その他臨時に開館・休館することがあります。詳しくは国立西洋美術館公式サイトをご確認ください。
料金・費用
常設観覧料:一般500円、大学生250円、高校生以下および18歳未満・65歳以上の方・心身に障がいのある方および付添者は無料
※企画展は別料金
駐車場
なし
問い合わせ
ハローダイヤル
050-5541-8600
公式サイト
その他URL
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