ポイント 世界文化遺産にも登録。西洋美術全般を対象とする唯一の国立美術館
上野恩賜公園内にある「国立西洋美術館」は、西洋の美術作品を専門とする唯一の国立美術館。実業家の松方幸次郎が収集した「松方コレクション」を基礎に、西洋美術に関する作品を広く展示する場所として、昭和34(1959)年に開館しました。
印象派など中世から20世紀にかけての西洋絵画・彫刻を中心に、6,000点以上の作品を所蔵。クロード・モネの《睡蓮》をはじめ、ルーベンス、ルノワール、ロダンらの有名作品を常設展で鑑賞できる点が魅力です。
また、近代建築の巨匠のひとりとして名高いル・コルビュジエ設計による建造物も必見。平成28(2016)年には世界文化遺産に登録されました。前庭のリニューアル工事により本館開館時の姿に可能な限り戻った前庭では、オーギュスト・ロダンの《考える人(拡大作)》や《地獄の門》などの彫刻作品を間近で鑑賞することもできます。
ル・コルビュジエとは・・・
フランスで主に活躍した建築家で、20世紀を代表する近代建築の3大巨匠の一人(他の二人はミース・ファン・デル・ローエ、フランク・ロイド・ライト)。スイスで生まれ父の家業である時計製造業を継ぐため、彫刻や彫金を学ぶ目的で装飾美術学校に進学しましたが、在学中に建築を学ぶことを勧められ、建築家としての人生を歩むことに。その後、活動の拠点をスイスからフランスのパリに移し、数々の建築作品をつくり上げることで世界中に名を馳せ、近代建築の3大巨匠となりました。
国立西洋美術館が建築されるまで・・・
1910~20年代、当時、株式会社川崎造船所(現川崎重工業株式会社)の初代社長だった松方幸次郎は、若い画家たちに本物の西洋美術を見せる目的でヨーロッパの美術作品を収集。しかし第二次世界大戦末期、フランスほかで収集した数多くの美術品は、敵国人財産としてフランス政府の管理下に置かれることになりました。その後、日仏両国政府間の交渉により「松方コレクション」は日本へ寄贈返還されることとなりましたが、フランス政府は返還条件として、新しい美術館の創設を要望。「松方コレクション」を保存・公開するために設立されたのが、国立西洋美術館です。
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最寄駅
上野駅(徒歩1分)
所在地
〒110-0007
東京都台東区 上野公園 7-7
MAP
アクセス
■JR「上野駅」公園口出口より徒歩1分
■京成電鉄「京成上野駅」より徒歩7分
■東京メトロ銀座線・日比谷線「上野駅」より徒歩8分
営業時間
9:30~17:30(金・土曜は~20:00)
※入館は閉館の30分前まで
※企画展は展覧会により異なる
定休日
月曜日(祝休日の場合は開館、翌平日休館)
年末年始(12月28日~翌年1月1日)
※その他臨時に開館・休館することがあります。詳しくは国立西洋美術館公式サイトをご確認ください。
料金・費用
常設観覧料:一般500円、大学生250円、高校生以下および18歳未満・65歳以上の方・心身に障がいのある方および付添者1名は無料
※企画展は別料金
駐車場
なし
問い合わせ
ハローダイヤル
050-5541-8600
公式サイト
※掲載内容が変更となっている場合があります。最新情報については、施設・店舗の公式サイト等でご確認ください。
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