日本在住16年、イタリア人フードライター・マッシがナビゲート!
こんにちは、イタリア人フードライターのマッシです。日本に来て約16年、日本食やスイーツを中心に食べることが大好きで、毎日SNSやブログで食への愛を発信しています。
本記事では世界的コーヒーブランド「illy」公認店の一つである「illy CAFFÉ(イリーカフェ) 有楽町イトシア店」を紹介します。
早朝から夜遅くまで美味しいコーヒーを楽しめる「illy」の公認店舗/illy CAFFÉ 有楽町イトシア店

イタリア最北東の都市であるトリエステ。ここで1933年にフランチェスコ・イリー氏がたった一人でコーヒー焙煎会社を設立した。この小さな会社が現在、世界140カ国以上で愛されているコーヒーブランドになっている。
ブランドの名は「illy(イリー)」。赤字に白で書かれた特徴的なロゴは、不思議なことに一目見れば永遠に忘れない。ロゴをあしらったアルミ製の美しいコーヒー缶は、イタリア国内の全ての商品の中で一番おしゃれだといっても過言ではない。
そんなイタリアでおなじみのイリーのコーヒーを現地のカフェさながらの雰囲気で楽しみたい人に、良いお知らせがある。実は日本にはイタリア本国と同様、イリーから生まれた公認店舗が存在するのだ。日本国内には現在5店舗、そのうち3店舗はなんと東京にある(2024年7月現在)。本記事ではその一つ「illy CAFFÉ 有楽町イトシア店」を紹介しよう。

有楽町駅のすぐ近くにある商業施設「有楽町イトシア」の地下1階に位置する同店。入る前からモダンなデザインに目を奪われ、思わずじっと立ち尽くしてしまう。
お店中央の天井には立派なシャンデリア・・・と思いきや、よく見るとエスプレッソのカップがらせん状に並べられていた。
雰囲気は言うまでもなく完全にイタリアンスタイルだ。インテリア、装飾、おなじみのコーヒー缶に、ショーケースに並ぶパニーニなど、どこを見てもイタリア感が強く、思わず笑みがあふれてしまう。イタリアに行かずとも、日本でも現地そのもののイタリアンカフェの雰囲気を味わうことができる。

▲「illyボンジョルノセット」
朝は7時30分から営業していて、モーニングは「トーストセット」(660円)や「コルネットサンド生ハム」(737円)など選択肢がたくさんある。
そんな中で、イタリア人の僕が思わず頼んだのが「illyボンジョルノセット」(605円)。
イタリア人に欠かせないカプチーノとコルネットのコンビを味わえば、一日笑顔でいられる。カプチーノにコルネットを浸して食べれば、まさにイタリア人の朝のスタイルそのものだ。

▲定番の「カプチーノ」(写真提供:株式会社プロントコーポレーション)
カプチーノを一口飲むと、その味わい深さに改めて夢中になった。
イリーのコーヒーの美味しさの秘密は、生産までのプロセスにある。コーヒー豆は産地で厳しい品質チェックが行われた後、イタリア本国の社内工場で分析と選別作業が行われる。最高のコーヒーを生み出すために、140以上もの細かな工程を経て、ようやく商品になるのだ。
日本国内でイリーのコーヒーを買えるチャンスは意外と多いが、やっぱりプロのバリスタが淹れたイリーのカプチーノは格別だ。

▲ドリンクメニューの大半をコーヒー系メニューが占め、バリエーションも豊富
ちなみに、イタリアではどこのカフェにもあるけど、日本にはなかなかない「エスプレッソ コン パンナ」(ホイップクリームのせのエスプレッソ、396円)と、「マロッキーノ」(エスプレッソにチョコレートソースを加えて泡立てたミルクを注いだもの、396円)も飲めるのもポイント。非常に贅沢なコーヒータイムを過ごせる。
また、植物性由来の食材のみを使った「ヴィーガンカフェミスト」(605円)という飲み物があったり、カフェインレス対応もしてくれるので、より多くの方々が楽しめる。
▲ショーケースに並ぶパニーニとクロワッサンサンド
▲左「ティラミス」、右「リコッタチーズのタルト」
食べ物もイタリアの定番パニーニから、パスタ、デザートまでたくさんあって、その時の気分に合うものが見つかるはずだ。スイーツに目がない僕は「ティラミス」(660円)と「リコッタチーズのタルト」(528円)にいつも負けてしまう。
魅力はそれだけではない。仕事の後にはイタリアのアペリティーボ(食前酒)もオススメだ!夜は23時まで営業しているので、「サラダ カプレーゼ」(550円)や「パルミジャーノ レッジャーノ」(330円)、「マルゲリータ」(880円)などと一緒にビールやワインを楽しめば、一日の疲れはどこかへ吹っ飛んでしまう。

イタリア人にとって日常生活に欠かすことのできないカフェ文化。ここ「illy CAFFÉ 有楽町イトシア店」はもちろん、イリーの公認店舗に行けばイタリア現地さながらのカフェ体験ができる。
お店に入ったら一旦、それまで抱えていた気持ちをリセットして、ぜひ好きなものを自由に味わいながら自分らしく過ごしてみてほしい。

〒100-0006
東京都千代田区有楽町 2-7-1 有楽町イトシアB1F
有楽町駅
〒100-0006
東京都千代田区有楽町 2-7-1 有楽町イトシアB1F
有楽町駅

- 本記事内の情報に関して
-
※本記事内の情報は2024年07月08日時点のものです。掲載情報は現在と異なる場合がありますので、事前にご確認ください。
※本記事中の金額表示は、税抜表記のないものはすべて税込です。