東京・目黒で出会える"本物のローマ”/トラットリア・ダル・ビルバンテ・ジョコンド

気分はもう完全にローマ!目黒で見つけたローマ料理店「ダル・ビルバンテ・ジョコンド」_1805590

目黒駅から徒歩6分ほどのところに、ローマ料理と現地の雰囲気を楽しめる扉が隠れている。


大文字で書かれている"Trattoria(大衆的なレストラン)”と、ハッと目が覚めるような黄色の壁。木製の看板の下にはオリーブの木が並んでいる。ドアを開けると、日本語が消えていく。どこを見てもイタリア語の絵、看板などで溢れていて、メニューにだけ日本語が残っている。


ここが、これから紹介するローマ料理店「トラットリア・ダル・ビルバンテ・ジョコンド」だ。

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店内には、真っ白のテーブルクロスのかかったテーブルと木製のいすがゆったりと配置されている。れんがの装飾も印象的で、ローマの下町にいるような気分になる。


オープンキッチンではシェフと店員さんたちが笑顔で忙しなく働いている。彼らの会話が一度始まったらなかなか止まらないのも、イタリアのレストランではおなじみの光景。食事する前からローマの雰囲気を楽しめるお店だ。イタリアに行ったことがない方でも、イタリアの食卓の雰囲気やコミュニケーションを大切にするイタリアの文化に触れることができるだろう。

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この日はランチの時間帯に訪問した。12時のオープン前からすでに並んでいるお客様が何組もいたので、予約しておくことをオススメする。


ちなみにランチタイムは、イタリアと同じようにコペルト(平日1人200円、土祝日1人500円)がある。コペルトというのは席料のことで、パンやリネン代も含まれている。そうしたイタリア現地らしい文化が取り入れられていることにもお店のこだわりを感じ、僕の期待感はますます高まった。

▲「平日ランチセット」のサラダ(手前)とコペルトに含まれるパン(奥)

▲「平日ランチセット」のサラダ(手前)とコペルトに含まれるパン(奥)

ランチメニューは前菜からデザートまで幅広く、アラカルトで用意されている。平日なら「平日ランチセット」(500 円)も付けられる。モルタデッラハムとアーティチョークのサラダ、コーヒー各種というボリュームたっぷりなセットだ。


このサラダからローマの旅が始まる。肝となるのはアーティチョーク。ローマや中部イタリアではよく食べる野菜だから、日本でもこうして食べられるのはうれしい。パンと一緒に味わうとクセになる美味しさだ。

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ローマ料理といえば、ほとんどの人にとってはカルボナーラのイメージが強いかもしれないが、今回は久しぶりに「カーチョエペーぺ(ペコリーノチーズと黒胡椒のパスタ)」(1,600円)を頼んだ。


ランチメニューの場合、希望すれば追加料金でパスタを変更してもらうことができる。写真は太いパスタにしてもらったカーチョエペーペ(2,100円)だ。


チーズと黒胡椒だけのソースとは思えないほどの濃厚さと味わい深さで、一度食べ始めれば最後の一口まで止まらなくなる。

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そして、実はローマ現地の人にとってカルボナーラと同じくらい愛されているシンプルなパスタがある。「アマトリチャーナ」(2,100円※写真はブカティーニへの変更で2,300円)だ。


パスタにしっかりトマトソースを絡め、分厚いグアンチャーレ(ベーコンに似ているお肉)を加え、最後にチーズをたっぷりかける。


パスタはスパゲッティではなく、中心に穴が空いているのが特徴のブカティーニにした。ブカティーニの良いところは、この中心の穴にパスタソースが絡んで、よりソースとパスタが一体化した状態で食べられること。味にまとまりが出て最高だ。

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ここで注意点がある。アンティチョークと一緒に食べたパンは、必ず少し残しておいてほしい。このパンは、食べ終わったパスタのソースをつけて食べれば泣くほど幸せになれるから。お皿もキレイになるし一石二鳥だ。

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こんなにたくさん食べてお腹いっぱいかと思いきや、ついデザートにまで手を出してしまうことが多いのがイタリア料理。


例によってトラットリア・ダル・ビルバンテ・ジョコンドでもデザートを頼んだのだが、この「ピスタチオのティラミス」(1,300円)は一生忘れられないものとなった。ピスタチオを超えるピスタチオとでもいうべき代物で、このようなスイーツが本当に存在しているのか、はたまた夢なのか分からなくなる。

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さっぱりしたデザートを食べたい方にオススメするのは「パンナコッタ」(1,200円)だ。ブルーベリーソースがたっぷり添えられていて、コーヒーともよく合う。

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最後に、イタリアの食文化に欠かせないエスプレッソも登場。ティラミスの甘みがしっかりしているから、ぜひ砂糖なしで飲んでほしい。ティラミスの美味しさがアップするだろう。

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今回はパスタを中心に楽しんだが、お肉や野菜などの料理もたくさんあるから、ワインと一緒に楽しめばステキな時間を過ごせるし、その食事と空間から生まれるコミュニケーションも美味しさの一部だ。


東京で本物のローマと出会えるなんて夢のようで、1回行ってしまえば通わずにはいられない。ローマに行ってみたい方、ローマを恋しく感じている方、目黒経由でローマの旅にいってらっしゃい!

スポット
トラットリア・ダル・ビルバンテ・ジョコンド

〒108-0071
東京都港区白金台3-18-1

目黒駅

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東京都港区白金台3-18-1

目黒駅

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※本記事内の情報は2024年09月07日時点のものです。掲載情報は現在と異なる場合がありますので、事前にご確認ください。
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