おにぎり協会が厳選！2024年「おにぎり3大トレンド」が楽しめるお店まとめ

2024年2月に開催されたおにぎりサミットで、今年のおにぎりトレンドについて発表しました。

それが「逆輸入おにぎり」「プラスオンおにぎり」「サステナおにぎり」の3つ。本記事では、それぞれのトレンド紹介と、トレンドおにぎりが食べられるお店を紹介します。

海外でも人気や需要が高まっているおにぎり。日本の定番おにぎりだけでなく、各地で親しまれている食材を使ったものも増えています。そこで、お寿司の「カリフォルニアロール」のように、海外生まれのおにぎりが日本に戻ってくる「逆輸入おにぎり」を1つ目のトレンドとして予想しました。

そんな逆輸入おにぎりを食べられるのが、2024年春、神宮前にオープンした「Minoaka Deli & Cafe Hawaiian Style “OMUSUBI”（ミノアカ デリ アンド カフェ ハワイアン スタイル オムスビ）」です。ハワイの食文化を日本でも味わえるテイクアウト専門店で、店名の「ミノアカ」はハワイ語で「笑顔」を意味するそう。

豊富なおにぎりメニューの中で注目したいのは、ハワイの伝統食「カルアピッグ」を使ったおにぎり。お祝いの時に食べられるという「カルアピッグ」をテリヤキソースでアレンジした「カルアピッグテリヤキ」です。

ハンバーグのようなカルアピッグは少しスパイシーな味付けで、おにぎりを食べる手がすすみます。ほかにも、スパムおにぎりをはじめとした、ハワイが感じられるメニューがラインナップ。事前予約制なので、ランチだけでなく行楽のお供や手土産としても利用できます。

2つ目のトレンドは「プラスオンおにぎり」です。最近さまざまな飲食店で、おにぎりが単なるサイドメニューの枠を超え、専門店さながらの本格おにぎりを提供する動きがあります。そしてその傾向は、2024年により強くなると予想しています。

おにぎり好きにもぜひ食べてもらいたいのが、神泉駅すぐそばにある「麺の坊 砦」の「砦のおむすび」です。

明太子ディップの有無を選択できるのですが、人気はやはりディップ有り。和出汁を合わせたマヨネーズを使ったソースをたっぷりつけていただきます。

お米にもこだわった本格おにぎりで、どっしりとした明太子の味が楽しめます。こちらを目当てにお店に訪れる人もいるというのも納得。

本格おにぎりがいただけるラーメン店でいえば、新宿御苑の「Rahmen＆Onigiri Eddie（ラーメンアンドオニギリエディ）」も注目です。最初はラーメンだけの提供でしたが、後からおにぎりがメニューにプラスされました。タマゴ、ネギチャーシュー、明太子マヨディップおにぎり、胡麻ネギ坦々肉みそおにぎりなどがあり、どれもまさに“ご馳走おにぎり”。ミニラーメンとおにぎりセットなどのメニューもあり、両方の美味しさを楽しめます。

最後にご紹介するトレンドは「サステナおにぎり」です。徐々に失われていく資源を考えた時、将来なくなる食材も出てきます。そこで注目されているのが代替食材。

例えばコンビニ業界を見てみると、セブン-イレブンでは黄エンドウ豆由来の原料と通常のツナを使用したツ「みらいデリ　ツナマヨネーズ」を販売しています。おにぎりの分野でも、こういったサステナブルな観点から誕生する商品がえてくると予想しています。

その中でも、実験的なメニューに挑戦しているのが、虎ノ門にある「サステなおむすび」でしょう。

同店の人気おにぎりは、「フルーツミートしぐれ煮」。フルーツミートとは、ジャックフルーツ（パラミツ）という巨大な果実を使って作られた代替肉。実際に食べてみると、本物の牛肉のしぐれ煮のようで、言われないと気がつかない人もいるくらいの味と食感です。

おからこんにゃくで作った唐揚げがセットになったメニューもあり、しっかりお腹にたまるのがうれしいポイント。シーズンに合わせていろいろな食材が登場するので、今まで知らなかった食べ方に出会えるのもうれしいですね。

サステなおむすび

所在地：東京都港区西新橋2-18-7

最寄駅：虎ノ門ヒルズ

本記事ではトレンド予想に沿った店舗をそれぞれ一つずつ紹介しましたが、注目のお店は次々と登場しています。新業態や新しい挑戦をする店舗が増えてくることで、おにぎりの可能性が広がっているのを感じます。

またそれに伴って、今まではおにぎりを外食で食べなかった人たちも、手に取る機会が増えることも予想されます。今年も盛り上がりそうなおにぎりに、ぜひ注目してください！

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