年200杯のラーメンを食べるラーメンインタビュアーがナビゲート!
こんにちは、ラーメンインタビュアーの岡崎美玖です。東京都内を中心に年間約200杯以上のラーメンを食べ歩き、作り手の人柄や想いを伝える「ラーメンインタビュアー」として活動しています。
本記事では「都内でベトナム人店主が作る絶品醤油ラーメンが食べられるお店」をご紹介します。
ベトナム人店主のこだわりが光る!絶品醤油ラーメン/ハちゃんラーメン
ご紹介するのは、浜松町駅より徒歩2分ほどの場所にある「ハちゃん(ハチャン)ラーメン」。2023年4月にオープンするやいなやラーメン好きの間で話題になり、瞬く間に人気店となりました。
全メニュー化学調味料不使用で、細部にまでこだわりが光ります。醤油ラーメンから、塩ラーメン、つけ麺、まぜそばまでをラインナップした幅広いメニューも魅力です。店内は店員さんの元気な声が飛び交う、アットホームな雰囲気。温かな接客も人気の理由です。
▲“ハちゃん”の愛称で親しまれているルオン・バンハさん(左)、筆者(右)
同店店主は、来日11年目のベトナム出身のルオン・バンハさん。かねてから日本に興味があったというバンハさんは、平成24(2012)年に来日。日本語学校に1年間通ったのち、IT分野の専門学校に2年間通学したそうです。
その間、アルバイト先として選んだ秋葉原の名店「麺処 ほん田」で、日本のラーメンに出会いました。
「ベトナムの麺料理はフォーが有名ですが、スープはほとんどが鶏から出汁をとります。一方、日本で出会ったラーメンは鶏はもちろん牛や鴨、海鮮など、沢山の素材からとった出汁をスープにします。それがとても魅力的で、奥深さに惹かれました」(バンハさん)
日本のラーメンに魅了されたバンハさんは、専門学校を卒業後、ほん田の本田店主に弟子入り。本格的に店舗運営に携わるようになり、東十条店の店長やほん田グループの料理長などを任される存在になりました。
「元々独立を考えていたわけではないのですが、麺処ほん田で一緒に働いていた仲間たちが卒業、独立していく姿を見て、徐々に意識するようになりました。修業を始めて9年目、独立したいと店主の本田さんに伝えると快諾。そこで自分の店を持つ決心がついたんです」(バンハさん)
▲「特製醤油ラーメン」(1,400円)
そんな同店の人気メニューが「特製醤油ラーメン」(1,400円)。基本の「醤油ラーメン」(1,000円)はチャーシュー2枚ですが、こだわりのチャーシューを思い切り楽しむなら断然「特製」がオススメです!
麺の上には全4種類のチャーシュー、味玉、ネギがトッピングされており、見た目も鮮やか。提供されると同時に食欲をそそられます。
おぼんにのった状態で提供される丼はアツアツ!具の隙間からのぞくスープは、はかた地鶏、高知地鶏、国産豚肉の肉出汁を中心に、香味野菜などを合わせて丁寧に炊き上げられています。さらに、2種の国産煮干しや国産鰹節・鯖節なども加わることで、多彩な素材のうま味が凝縮。さまざまな食材の美味しさがギュギュッと閉じ込められた一杯です。
スープを一口すすると、じんわりとやさしい味わいが広がります。後から鶏肉と豚肉そして節感の力強いうま味が一気に押し寄せ、最後は醤油のキレが圧倒・・・!
食べ進めていくうちに変化する味わいにも注目。できたてアツアツの状態では豚や鶏などの動物系の香りが立ち、だんだん食べやすい温度になると煮干しの味わいなどが際立ちます。温度変化で味わいも変わっていく、記憶に残るスープです。
麺は国産小麦に全粒粉を配合した特注麺。基本はストレート麺ですが、筆者のオススメは+50円で変更できる「手もみ麺」。つるんとした心地よい食感の麺にはほど良くウェーブがかかり、ストロングスタイルのスープもしっかりと絡めてくれます。
しっとりとした食感がたまらないチャーシューは、部位ごとに味付けを変えた国産豚腕肉、国産豚ロース、鴨ロースを使用。低温調理でじっくりと火入れを行うため、こだわりのしっとり感に仕上がるのだそう。
また、トッピングの味玉はなんとウイスキー仕立ての特製ダレに漬け込み仕上げているそう!ほんのりと香るビターの風味がまさに“大人の味”です。細部まで抜かりありません。
▲「333(バーバーバー)」(450円)
そしてラーメンと一緒に味わいたいのが、店主セレクトのベトナムの“幸運のビール”「333(バーバーバー)」。なぜ幸運のビールと呼ばれているのでしょうか?
諸説ありますが、ベトナムでは「3」は縁起の悪い数と言われています。一方、森羅万象を得られる、永遠を意味する“久”に発音が似ているという理由から、「9」はラッキーナンバー。そしてこのビール名にある3を3つ足すと9になるため、333は幸運のビールとして親しまれているそうです。
すっきりと軽やかな飲み口で、どのラーメンにも相性バツグン。のど越しが良くさっぱりとした味わいで、グイグイ進んでしまいます。
2024年で1周年を迎えるハちゃんラーメン。「今はとにかく目の前のことを全力でやっていきたい」と話すバンハさんは、ゆくゆくは出身地ベトナムの料理「バインミー」や「ベトナム春巻き」をサイドメニューとして展開したり、母国ベトナムで自身のお店をオープンしたりすることが目標なのだそう。
「看板メニューを大切にするのはもちろん、修業時代にインプットしたさまざまなラーメンをさらにブラッシュアップして、限定ラーメンとして出していきたいです」(バンハさん)
名店から引き継いだDNAに、ベトナム人店主のやさしさと温かさが加わった絶品ラーメン。ぜひ味わってみてくださいね。
〒105-0003
東京都港区西新橋浜松町 1-15-9 コンシェリア浜松町Ⅱ 101
浜松町駅
〒105-0003
東京都港区西新橋浜松町 1-15-9 コンシェリア浜松町Ⅱ 101
浜松町駅
よく読まれている記事ランキング
- 本記事内の情報に関して
-
※本記事内の情報は2024年02月17日時点のものです。掲載情報は現在と異なる場合がありますので、事前にご確認ください。
※本記事中の金額表示は、税抜表記のないものはすべて税込です。





