4,000軒以上のカレー屋を渡り歩く、カレー愛好家がナビゲート!
大阪スパイスカレーを代表するお店の一つであり、『ミシュランガイド2021』からビブグルマンとして3年連続で登場している実力派名店「Spices Curry Synergy(スパイスカレーシナジー)」。そんなが Synergyが2023年8月18日(金)、東京・中野にオープン。本記事では間違いなく東京でも人気になっていくであろうこちらのカレー店をご紹介します。
さまざまなシナジー効果が生んだ注目のカレー店/Spices Curry Synergy 中野店
場所は中野駅北口、中野サンモール商店街のビルの2階。「銀座コージーコーナー」の上なので見つけやすいです。かつてインド・ネパール料理店の「ミラン」が入っていた場所になります。
オーナーシェフは漢方コーディネイター兼薬膳調整師(R)でもある原彩(はらあや)さん。それゆえ医食同源、グルテンフリー、されどスパイスがビシッと効いた味わいのカレーがSynergyの真骨頂です。
Synergyのはじまりは大阪・北新地。小さなお店ながら、スパイスと食材の“シナジー効果”が評判を呼び、人気店となりました。
2023年2月1日、恵比寿で平日ランチ限定の間借り店としてスタートした“東京版Synergy”。今回の中野店のオープンは東京進出の本格的な幕開けといえそうです。(※恵比寿店も2023年9月現在営業中)
大阪スパイスカレーの中でも作家性が強いイメージがあるSynergyが東京進出とは、個人的にはちょっと意外。けれどもそこには原さんの、“子育てとカレー店経営を両立してきた自らの経験を活かし、より広く同じような境遇の方を支援したい”という想いがありました。
実際、現在は「小さなお子さんがいて長時間勤務が難しい方や、ボディービルダーを目指すという夢を追う方も働いてくれています」と原さん。そんなフルタイムで働きづらい人の応援をしつつ、同じような業態で店舗展開を目指す人の店舗立ち上げの手伝いもしているそうです。
子育てとカレー店営業を両立してきた原さんだからこそできる、社会への還元。組織的な工場生産とは違い、コツコツとカレーを作ってきた小さなお店ならではの、手作りの温かみがある店舗展開が始まったということです。
店内は真新しくスッキリとした印象。カレーは券売機でのオーダーとなります。
メニューは「チキンカレー(ほろほろチキンカレー)」「ポークカレー(ポークジンジャーカレー)」という基本の2種に加え、あいがけ専用の「鯖キーマ」を加えた3種を組み合わせることも可能。
八角が香りほのかに甘い「スパイス卵」などのトッピングも用意されているほか、今後限定メニューも登場する予定とのことです。
こちらは「ほろほろチキンカレー」(右)、「ポークジンジャーカレー」(左)という定番2種のあいがけに加え、鯖キーマの辛口バージョンである「ジョロキアキーマ」(左のライスに沿った部分)を加えた3種盛り。鯖キーマは辛口ではない普通のものも選べます。
カレーが到着した途端に立ち込めるスパイスの香りで、そのクオリティが間違いないことが伝わってきます。早速いただいてみましょう。
スプーンでほぐれる軟らかさの骨付きチキン、生姜がしっかり効いたポーク。グルテンフリーで自然にスルスルとカラダに入ってくるカレーでありながら、じわじわ、じわじわと毛穴が開くスパイス感。
思わず「お、効いてる、効いてる」と頷いてしまうその味わいはまさに、10種のスパイスを駆使した薬膳。やさしいのにしっかり刺激的で美味しいという絶妙なバランスなんです。
そしてジョロキアキーマによってフルーティーな辛さがプラス。チキンとポークの両方のカレーにジョロキアキーマを混ぜ込んで食べ進めていくことで、ピリリと辛い“HOTな味変”が可能。辛いもの好きならぜひ試していただきたいです。
Synergyのカレーを食べてココロもカラダもリフレッシュする人が増える、それだけでなく、原さんの経験とノウハウが東京のスタッフにどんどん共有されていくことで、多くの人にとって働きやすい環境も生まれてくることでしょう。
大阪と東京のシナジー効果。
スパイスと食材のシナジー効果。
美味しさと働きやすさのシナジー効果。
実力派名店「Synergy」、その店名に今また、新しい意味が加わってきたのだと、実感したのです。
〒164-0001
東京都中野区中野 5-59-6 KSビル2F
中野駅
〒164-0001
東京都中野区中野 5-59-6 KSビル2F
中野駅
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※本記事内の情報は2023年09月29日時点のものです。掲載情報は現在と異なる場合がありますので、事前にご確認ください。
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