オム歴50年のオムライス研究所 所長がナビゲート!
こんにちは、「きっしい」です。27年間に渡り、日本一おいしいオムライスを探して、HP「きっしいのオムライス大好き!?」に食べたオムライスを記録し続けています。その数950店、1,800コ。
今回は「今どきの映えるオムならココ!」というお店をご紹介します。この記事を通して、一人でも多くの方が、東京でおいしいオムライスに出合ってくれたら嬉しいです。
まるで大人のお子様ランチ!童心に帰るオムライス/オムの細道

「オムの細道」は、2021年7月のオープン以来、毎年ニュースタイルに更新される“映えるオムライス”が人気のお店。2022年は網目上にマヨネーズをかけたツナ入りオムでしたが、2023年はタマゴの上に目玉焼きをのせたオムに進化していました。
SNS映えするオムと言えば、プルプルゆれるオム動画で人気を博し世界中から人が集まる「喫茶YOU」はもちろん、「Little Pool Coffee」、「torse」、「hygge」などなど、いろいろなオムが頭に浮かびます。だけど今回は"毎年オムを進化させている店"として個人的に注目していた「オムの細道」を一番に選びました。

店舗は京成曳舟駅から6分ほど歩いた明治通り沿いにあります。すぐ脇には昭和レトロなキラキラ橘商店街がのびる、下町情緒漂うエリアです。
オムにありつくまでの難易度が高いお店で、営業は水曜と木曜のみ。いただくには必ず整理券を受け取りましょう。
9時ごろから列ができ、適度に人が集まった時点で一日分の整理券の配布が開始されます。1日50食限定。時間指定制ではなく、整理券を持っていれば11時から15時の営業時間内のいつ訪れても食べられます。

古民家を改装したお店で、店内のむき出しの天井には昔の碍子(がいし)が見え、木製のテーブルや椅子も雰囲気があります。まずレジで「オムライス全部のせ(サラダ・クリームソーダセット)」(1,800円)を注文し、お支払い。
カウンター内では、白服の男性が、シャカシャカと熱心にタマゴをかき混ぜています。彼が店主の”オムさん”。一人だけで一つ一つ丁寧に作っているので、しばらく待ちましょう。先にサラダとクリームソーダが運ばれてくるのが合図で、次はあなたにオムが提供される番です。
この後すぐにタマゴの上に目玉焼きののった、フォルムが丸くてかわいいオムライスが運ばれてきました。お皿にはジューシーなソーセージも2つ。大人のお子様ランチのような見た目で、童心に帰ります。
このオムライスを初めて食べに行く前に「タマゴの上に目玉焼きをのせたオムってどう思う?」と、タマゴ好きのオム友に聞いてみました。「全然あり。おいしそう!」「タマゴの2つの食感が味わえて幸せになれそう!」と好意的な回答。なるほど、タマゴ好きにはWタマゴもありのようです。

スプーンを入れて一口食べると、厚くてやわらかなタマゴが感じられます。このタマゴのふわふわ感は全体に均一で、他店では味わえない特徴です。中のケチャップライスはやさしい味。

次に目玉焼きをスプーンで割ると、黄身がたらーっと流れ落ちます。黄身とタマゴを一緒に口に運んだら、タマゴ好きの愛するWタマゴの異なる食感を一気に堪能でき、幸福な気持ちになりました。

▲店主のオムさん(右)と筆者(左)
店主のオムさんに“映えるオムライス”について聞くと「もちろん映えは考えて考案しました。SNSにお客さまが上手に撮った映えオム写真が上がると、我が子がほめられているように嬉しくなります」と、笑顔で教えてくれました。
SNSで映えるオムが次々と投稿される昨今。人気店でも毎年のバージョンアップなど、良いものを作りつづける努力が不可欠なのですね。
「まだまだ理想とする“映えオム”のアイデアはあるけれど、実現できていなものも多い」と話すオムさん。次はどんなオムライスに進化することやら楽しみにしましょう!
- オムの細道
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所在地
東京都墨田区京島 3-17−7
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最寄駅
京成曳舟
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