オム歴50年のオムライス研究所 所長がナビゲート!船橋の推しオム店/hygge
こんにちは、「きっしい」です。日本一美味しいオムライスを探して、27年間に渡りHP「きっしいのオムライス大好き!?」に食べたオムライスを記録し続けています。その数990店、1,850コ。
今回は、帽子ののったようなビジュアルがかわいいオムライスをいただけるお店をご紹介します。この記事を通して、一人でも多くの方が、美味しいオムライスに出合っていただけたら嬉しいです。
▲道沿いに設置されている看板。オムライス部分は立体になっています
ご紹介するのは、私が10回訪問している「hygge(ヒュッゲ)」。お店は、京成船橋駅からすぐの仲通り商店街にあります。商店街を進むと看板が目に入ってくるので、その正面の階段を2階に上がってください。ウッディな赤い扉が待ち受けています。
見た目のかわいさも含め、私が同店を推したい理由は4つあります。1から順に紹介していきましょう。
推しポイント1.見た目がかわいく、チーズとのコラボが美味しい

▲セットで付くポテトサラダも私の大好物。手作業で割ったジャガイモの食感がたまりません
ご覧ください!この黄色い帽子がのったような、かわいいオムライス!メニュー名は「キラキラチーズのオムライス」(1,300円/ランチはスープ、ミニサラダ、ドリンク付)。オムレツの特徴的な丸いフォルムは、オーナーシェフ・小濱哲也さんがさまざまな試作の末に「丸くすることでフワッとした仕上がりになりタマゴの美味しさを存分に味わえる。なおかつ丸い方がかわいい」と採用したものです。
オムレツは全面にチーズがかぶせ、表面をバーナーで炙っているのがポイント。そうすることで名前の通り、キラキラとチーズが光り輝くのです。赤いケチャップの垂れ具合も美しいです。
まずは、光り輝くチーズとともにオムレツだけを一口。チーズの塩味とタマゴの甘みのコントラストが口の中に広がります。
こちらも人気メニューの「チーズINオムライス」(1,200円/ランチはスープ、ミニサラダ、ドリンク付き)。一見すると普通のオムライスですが、スプーンを入れるとオムレツの中のチーズがビローンと伸びます。
「チーズINオムライス」はオムレツの中にチーズが、「キラキラチーズのオムライス」はオムレツの上にチーズがのっているという違いがあるので、味わいも異なります。
推しポイント2.タマゴから感じられる「本来の美味しさ」
タマゴ本来の美味しさを味わってほしいという思いが強いhygge。メニュー表には「オムライスの美味しい食べ方」として、「ケチャップは伸ばさずにオムレツは開かずに食べる」スタイルを推奨する一文が記されています。
お店で使っているのは、地元千葉県産のブランドタマゴ「とよまるのたまご」。オムライス店のほとんどが通常は朝の仕込み段階でタマゴを割り溶いているのに対して、hyggeでは調理の直前にタマゴを割ります。

▲オムレツの断面。見た目からもフワフワです
タマゴを攪拌(かくはん、かき混ぜること)後、短時間の強火で仕上げているため、実際に食べてみると驚くほどフワフワ!
それでいて、タマゴ本来の甘みを感じられるのも、hyggeのオムライスの特徴。先ほどご紹介したチーズを使った2つの人気オムライスは、ともにチーズの塩気によりタマゴの甘みが際立つ構成になっています。
またケチャップライスは、シンプルな薄味で、なおかつ上にのっているケチャップも酸味の少ないものを使用。すべてがタマゴの甘さと美味しさを引き立てるよう、工夫されているのです。
推しポイント3.乙女系オムライス店主が作り上げたかわいい店内

▲照明に椅子にテーブル、それぞれ色々な形がありかわいい
店名のhygge(ヒュッゲ)はデンマーク語で「居心地がいい空間」や「楽しい時間」のことを指します。その名の通り店内も、北欧風家具を配したインテリアでナチュラルな雰囲気。昼はカフェ、夜はダイニングバルとして営業しており、女子会やデートにも良さそうです。実際ランチタイムは、9割ほどが女性客でした。
オムライスに加え、インテリアがかわいいのは、「乙女系オムライス店主」がいるから。「乙女系オムライス店主」とは、私が作った言葉で、“乙女心”を持つ男性の店主のこと。繊細な味のオムライスに加えて見た目のかわいさにもこだわっているのが特徴で、浅草橋「リトルヤミー」の店主や八王子「ことり亭」の店主など、他にも複数います。どこのお店もオムライスもインテリアも「かわいい」のです。
hyggeのオーナーシェフ・小濱さんは、インテリアや食器、オムライスの形も彼の好みで決めているそう。女子ウケを狙っているのではなく、自分の気に入ったものを使っているところが推せます。
推しポイント4.「離れた方にもオムライスを届けたい」という熱意

hyggeのオムライスは、店舗以外でも楽しめます。キッチンカーが都内各所にも出没するからです。「離れた方にもhyggeのオムライスの美味しさを味わってほしい」という熱意に共感できるのも、このお店を推したい理由です。私は、同日にキッチンカーと本店をハシゴしたことがありますが、キッチンカーでも本店と変わらない美味しいオムライスを堪能できて満足でした。

▲左側がオーナーシェフのハマちゃん(前出の小濱さん)、右側が一番弟子のジンくんこと田之脇迅さん
新規開拓のためキッチンカーでは、主にオーナーシェフのハマちゃんが、本店は一番弟子のジンくんがオムライスを作っています。船橋まで行けない方は、キッチンカーのスケジュールもチェックしてみてください。

〒273-0005
千葉県船橋市本町 4-42-4 2F
京成船橋駅
※キッチンカーのスケジュールは「うまいもんブラザーズ@hygge」のInstagramをチェック!
〒273-0005
千葉県船橋市本町 4-42-4 2F
京成船橋駅
※キッチンカーのスケジュールは「うまいもんブラザーズ@hygge」のInstagramをチェック!

ライター
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※本記事内の情報は2023年06月15日時点のものです。掲載情報は現在と異なる場合がありますので、事前にご確認ください。
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