そもそも「名画座」って何?

東京の「名画座」7選!昔の名作映画のリバイバル上映も_3555756

名画座」という言葉を耳にしたことがあっても、実際に行ったことがないという人は少なくないのでは?名画座と通常の映画館の違いは、大きく分けて3つあります。

【1】名画座では「旧作」を上映している

名画座では、通常の映画館でのロードショーが終了した作品や、昔の名作などをお手頃な料金で上映しています。新作が上映される場合もありますが、その場合には別料金になっていることが多いです。


ロードショー当時に見逃して後悔していた作品や、自分にとっての思い出の1本を大きなスクリーンで見られるチャンスがあるかもしれません。

【2】名画座では「2本立て上映」が定番

通常の映画館の多くは一回上映するごとに観客を一度退席させる「入れ替え制」を採用していますが、名画座では、同じスクリーンで異なる映画を交互に上映する「2本立て上映」を採用している場合が多いのです。


そのため、2本立ての名画座ではチケット1枚で2本の作品を鑑賞可能。単におトク感があるだけではなく、お目当てではなかった方の映画が自分にとっての大切な1本になる、というような思わぬ出会いがあり得るのも、名画座の良いところです。

【3】名画座は施設が小規模

新作を上映する通常の映画館には1,000席以上ある大規模な施設も多いですが、名画座は100〜200席前後と小規模でアットホームな雰囲気のところがほとんど。通常の映画館に比べると、一人で訪れる映画好きな観客が目立ち、一度行ってみるとその魅力にハマってしまう人も多いんですよ。

ほかに知っておくべきことは?

名画座は、飲食の可否や2本立て作品間での途中入退場の可否など、施設単位でルールが異なるので注意しましょう。


またオールナイト上映をしているところもありますが、映画を楽しむための場所なので、泥酔した状態で訪れるなど他の観客の迷惑になる行為は控えましょう。

東京都内の名画座7選

ここからは、都内にあるオススメの名画座を7カ所厳選してご紹介。施設ごとに上映作品の傾向や雰囲気が異なるので、あちこち行ってみて、自分のお気に入りを探すのも面白いですよ。

【高田馬場】早稲田松竹

▲外観

▲外観

週替わりで多彩な作品を上映する名画座

高田馬場にある「早稲田松竹」は、東京を代表する名画座の一つ。昭和26(1951)年の開館当初は松竹系の封切館でしたが、1970年代以降は旧作や特集上映を中心とする名画座となり、現在に至ります。


上映作品は、国内外の旧作・名作をはじめ、監督や俳優に焦点を当てた特集クラシック映画やミニシアター系作品など幅広いラインナップ。プログラムは週替わりで、他の名画座に比べ、短いスパンでさまざまな作品を上映しているのが特長です。

  • ▲劇場内

    ▲劇場内

  • ▲劇場内

    ▲劇場内

館内劇場は、35mmフィルムとデジタルの両方に対応した1スクリーンのみ。座席の間隔に余裕があるため、長時間でもゆったりと映画を鑑賞できるがうれしいところです。


上映は2本立てが中心で、1枚のチケットで2作品を続けて観賞可能です。上映作品や混雑状況は公式サイトや公式Xで確認できるので、事前にチェックしていくのがオススメです。

スポット
早稲田松竹

〒169-0075
東京都新宿区 高田馬場1-5-16

高田馬場駅

〒169-0075
東京都新宿区 高田馬場1-5-16

高田馬場駅

【大森】キネカ大森

▲ロビー

▲ロビー

名画座上映も行っている“日本初のシネコン”

JR大森駅から歩いて3分ほどの「キネカ大森」は、昭和59(1984)年に開館した“日本初のシネマコンプレックス”として知られる老舗。通常のロードショーと名画座上映という2つのシステムを採用している珍しい映画館です。


話題の新作はもちろん、国内外のミニシアター系作品やインディペンデント映画、ドキュメンタリー、名作のリバイバルなど、幅広いジャンルを上映。名画座スタイルの二本立て上映が行われることもあります


広々としたロビーには、上映作品の出演者や監督の直筆メッセージがあり、映画ファンにはたまらない空間です。ぜひ鑑賞前後にチェックしてほしいポイントです。

  • ▲「キネカ1」

    ▲「キネカ1」

  • ▲「キネカ3」

    ▲「キネカ3」

名画座上映の際には、整理券での入場制が採用されています。開場時に整理券の番号順に入場し、好きな席で自由に鑑賞することができます。良い席で観賞したい人は早めに整理券をゲットするようにしましょう。

 

同館は、名画座2本立て上映をおトクに鑑賞できる会員カードなど、会員サービスや割引制度が充実。キネカ大森で日常的に映画を楽しみたい人はぜひチェックしてみて。

スポット
キネカ大森

〒140-0013
東京都品川区 南大井6-27-25  西友大森店5F

大森(東京都)駅

〒140-0013
東京都品川区 南大井6-27-25  西友大森店5F

大森(東京都)駅

【目黒】目黒シネマ

東京の「名画座」7選!昔の名作映画のリバイバル上映も_3555763

昭和レトロな雰囲気が残る老舗の名画座

目黒シネマ」は、目黒駅から徒歩約3分の場所にある老舗の名画座。昭和30(1955)年に「目黒ライオン座」「目黒金龍座」として看板を掲げ、昭和50(1975)年に「目黒シネマ」としてオープンしました。


上映作品は、邦画洋画を問わず、名作から話題作、インディペンデント映画までバリエーション豊か。1本立て上映が中心ですが、チケット1枚で2作品を鑑賞できる名画座ならではの2本立て上映も実施されています。

  • ▲劇場内

    ▲劇場内

  • 東京の「名画座」7選!昔の名作映画のリバイバル上映も_3555765

館内は1スクリーンのみ。席数は約90席、全席自由席です。


ロビーには映画関連の本やポスターが展示されているほか、オリジナルグッズも販売されています。昭和のレトロな雰囲気が残り、懐かしさを感じる落ち着いた時間を過ごすことができるはずです。

スポット
目黒シネマ

〒141-0021
東京都品川区 上大崎2-24-15  目黒西口ビルB1

目黒駅

〒141-0021
東京都品川区 上大崎2-24-15  目黒西口ビルB1

目黒駅

【池袋】新文芸坐

東京の「名画座」7選!昔の名作映画のリバイバル上映も_3555766

音もスゴいと評判!4Kレーザー上映の可能な名画座

池袋駅東口から4分ほどのビルの3階にある「新文芸坐」。昭和31(1956)年に開館した「文芸座」の後を受ける形で、平成12(2000)年にオープンしました。


上映されるのは、ジャンルを問わずスタッフ自らが選んだという多様な作品の数々。映画監督や俳優によるトークショーなどのイベントも随時開催されています。

  • 東京の「名画座」7選!昔の名作映画のリバイバル上映も_3555767
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座席数260席以上と、名画座としては広々した劇場を持つ同館。旧来の35mmフィルム全自動映写機のほか、国内の名画座では初となる4Kレーザーでの上映も可能です。


さらに独自の音響システムも導入されており、「音もスゴい!」と映画ファンの間で評判です。


全席指定で、セット上映やオールナイト上映を除き、席は入れ替え制。隔週土曜にはオールナイト上映が行われていて、夜通しで映画の世界にのめり込めますよ。

スポット
新文芸坐

〒170-0013
東京都豊島区 東池袋1-43-5 マルハン池袋ビル3F

池袋駅

〒170-0013
東京都豊島区 東池袋1-43-5 マルハン池袋ビル3F

池袋駅

【下高井戸】下高井戸シネマ

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昭和レトロな雰囲気を残す、ローカルで愛される映画館

下高井戸の地で60年以上続く下高井戸シネマ」。下高井戸駅から徒歩2分ほど、商店街の一角にあるビルの2階に位置するローカルシアターです。


独自の視点で選ばれた上映作品は数週間ごとに入れ替わり、最新の邦画・洋画の公開作からミニシアター系の作品まで、幅広く上映しています。

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1スクリーンのみ・126席のコンパクトな劇場で、全席自由席。 ロビーには上映作品のポスターやレビューが貼られており、鑑賞前後にも映画の世界に浸ることができます。


サービスデーなどの割引サービスに加え、鑑賞料金が990円均一になる独自のおトクな会員制度も。少し足を延ばしてでも通いたくなる映画館です。

スポット
下高井戸シネマ

〒156-0043
東京都世田谷区 松原3-27-26  京王下高井戸ビル2F

下高井戸駅

〒156-0043
東京都世田谷区 松原3-27-26  京王下高井戸ビル2F

下高井戸駅

【神保町】神保町シアター

東京の「名画座」7選!昔の名作映画のリバイバル上映も_3555771

古き良き日本映画を中心に上映する名画座

平成19(2007)年、小学館運営のもと開館した名画座「神保町シアター」。神保町駅から3分ほど、鉄板を複雑に組み合わせたような外観が印象的なビルの中にあります。


こちらの特徴は、往年の日本映画をさまざまな企画軸で楽しめること。ディスク化されていない貴重な作品の上映や、昔ながらのフィルム形式での上映も多いことから、当時を懐かしむファンだけでなく、若い世代の映画ファンからも支持されています。

東京の「名画座」7選!昔の名作映画のリバイバル上映も_3555772

館内は1スクリ―ンのみで、整理番号入場制の自由席


本の街・神保町の映画館らしく、原作ものの文芸映画が多いのも特徴の一つ。映画鑑賞の前後には、周辺の古書店を巡って原作本やパンフレットを探しに行くのも楽しいかもしれませんね。

スポット
神保町シアター

〒101-0051
東京都千代田区 神田神保町1-23 神保町シアタービル

神保町駅

〒101-0051
東京都千代田区 神田神保町1-23 神保町シアタービル

神保町駅

【渋谷】シネマヴェーラ渋谷

▲劇場ロビー

▲劇場ロビー

旧作邦画とハリウッド黄金期作品を中心に上映

渋谷の円山町エリアで平成18(2006)年に開館した名画座「シネマヴェーラ渋谷」。渋谷駅から徒歩約10分と都心にありながら、落ち着いた環境で映画を楽しむことができます。


映作品は、旧作邦画とハリウッド映画の黄金期作品が中心一つの視点から複数作品をまとめて鑑賞できるプログラム編成も特徴で、監督や俳優ごとの特集、時代やテーマ別の特集などを数週間単位で行っています。

  • ▲劇場内部

    ▲劇場内部

  • ▲劇場内部

    ▲劇場内部

1スクリーンのみの単館で、1本立て上映のスタイル。映像や音響の質感を大切にしており、作品本来の表現を尊重した環境づくりを行っているといいます。


劇場内はコンパクトな客席配置な分、スクリーンとの距離が近いため、作品に集中しやすい空間です。渋谷で映画を見る際は選択肢の一つにしてみては。

スポット
シネマヴェーラ渋谷

〒150-0044
東京都渋谷区 円山町1-5 KINOHAUS4F

神泉駅

〒150-0044
東京都渋谷区 円山町1-5 KINOHAUS4F

神泉駅

思わぬ出会いが楽しい名画座の楽しみ

名画座ってコアな映画ファンが多そうで、ちょっとハードルが高いかも・・・という声もありますが、一度ハマってしまうと常連になる人が多いと聞きます。


新作1本分よりもお手頃な価格で、独自にセレクトされた名作や旧作を楽しめる「名画座」。新たな学びや発見につながる作品も多いので、充実した時間を過ごせるはず!


気になる作品を目当てに行くのはもちろん、予定が急に空いてしまった日などにも思い切って訪れてみると新たな世界が広がるかもしれません。

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