約2.5km、3時間でめぐる!横浜みなとみらいの子連れお散歩コースへGO!
子どもと一緒に思いっきり横浜らしい風景を感じるなら、一度は歩いてみて欲しいのが湾岸エリア。特にみなとみらいから山下公園にかけての海沿いは、子どもと一緒に歩きながら楽しめるスポットも充実。
休日に親子で3時間ちょっとのプチ散歩に出かければ、この街がもっともっと好きになるはずです。
今回はモデルコースとして、みなとみらいにある新名所のMARINE & WALK YOKOHAMAを出発し、大さん橋を経由して山下公園内のシーバス乗り場に至るまでのルートをご紹介。
片道で約2.5km、帰りは子どもが大好きなシーバスに乗ってスタート地点に戻ってくる横浜湾岸エリアのプチ散歩です。
【1】親子揃ってのプチ散歩は、新名所「MARINE & WALK YOKOHAMA」からスタート!
日曜日の午前中、8歳と3歳の子どもを連れてスタート地点の「MARINE & WALK YOKOHAMA」へ。今回のプチ散歩は小さな子どもでも歩ける程度の距離感なので、大きな荷物を抱えて行く必要もなく、のんびりと楽しめます。
「MARINE & WALK YOKOHAMA」は2016年3月にオープンしたばかりの新名所。午前中のうちに出かければ人混みも少なく、テラスからのんびりと横浜の海を眺めながら心地よいひと時を過ごす事ができます。
お父さんやお母さんであれば淹れたてのコーヒーの味わいを楽しんだり、子どもたちには朝食代わりに焼き立てパンを食べさせられる、おしゃれなベーカリーも。
また、休日らしくちょっとだけカリフォルニアスタイルの家具や雑貨、ルームウェアのお店に入ってみたりするのも楽しみの1つ。
思わず子どもたちが座ってみたくなる可愛らしいイスや、大人も手にとってみたくなるハイセンスなグッズがたくさん揃っています。
店内にはオリジナルのソーダが飲める「ソーダバー」なども併設。旬の果物を使用したソーダや、一風変わったオリジナルな味わいのソーダも楽しめますよ。
MARINE & WALK YOKOHAMA
住所:神奈川県横浜市中区新港1-3-1
【2】観光スポットとしてお馴染みの「横浜赤レンガ倉庫」にも、実は見所が結構あるんです
MARINE & WALK YOKOHAMAのすぐ隣には、観光スポットとしても有名な「横浜赤レンガ倉庫」が。
昔に行ったきりで、最近はずっと行ってないなぁという方のために、改めて親子で気になったポイントをご紹介しておきたいと思います。
まずこちらは、赤レンガ倉庫の1階に飾られていた「明治時代のアイスフリーザー(復刻版)」。
実は横浜は日本における「アイスクリーム発祥の地」だそうで、明治2年に馬車道通りで氷と塩を使用し、日本で最初のアイスクリームが販売されたのだそうです。
そして横浜市民の絶大な支持を集めているソウルフードと言えば、崎陽軒のシウマイ。こちらには赤レンガ倉庫限定の「赤レンガシウマイ」なるメニューもあるのだとか。
さらに赤レンガ倉庫内のお店の中で、子どもたちが一番楽しそうに見ていた場所がココ。
和、洋、中、ありとあらゆる料理の食品サンプルが並び、そのリアリティーと精巧さに子どもたちは興味津々です。
横浜は「ナポリタン発祥の地」でもあるため、中にはこんな食品サンプルも。
「なんでフォークが浮いてるの?」「どうやったらこんな風にぐるぐる巻けるの?」など、子どもたちもこの不思議な造形が気になって仕方がないようです。
ちなみに「食品サンプルを自作してみたい!」という大人や子どもには、こんな感じの自作キットも販売されていました。
初級、中級などの難易度別やメニュー別で、思わずコレクションしてみたくなるようなキットがたくさん並んでいました。
加えて建物の中には、横浜赤レンガ倉庫とこの周辺の歴史がわかる展示エリアも。
日本の開国から文明開化に沸く横浜、そして現在に至るまでの変遷を記した年表などもあるので、自分たちがいる横浜の街のことを子どもに教えてあげる事もできます。
今では横浜に欠かせない、当たり前の風景となっている赤レンガ倉庫ですが、一時は用途もなく廃止となった時代もあったのだそうです。
こうやって時代とともに変遷してきた姿などを知ると、大人でも知らない事がたくさん学べました。
そして建物の中を見学しているうちに、子どもたちが食べたくなるものと言えば「おやつ」。
赤レンガ倉庫内の「RACINES WAFFLE&FROST」というお店に立ち寄ると、こんな美味しそうなワッフルがありました。
こちらは「トリプルベリーのワッフル(980円・税別)」。ストロベリーにブルーベリーやラズベリー、さらにふわっふわの生クリームも。
この美味しそうな逸品には子どもたちも大喜び。プチ散歩の途中で禁断のおやつに出会ってしまいました・・・。
横浜赤レンガ倉庫
住所:神奈川県横浜市中区新港1-1-1
【3】潮風を感じながらのんびりと歩ける「象の鼻パーク」へ
おやつの後はプチ散歩を再開して「象の鼻パーク」へ。この象の鼻パークは横浜の開港150周年を記念して作られたスポットですが、目の前の海の潮風を感じながら親子でのんびりと歩けるのが魅力です。
パークの真ん中には「象の鼻カフェ」と呼ばれる建物があり、中は誰もが気軽に立ち寄れる休憩所になっています。
この休憩所は文化交流の拠点にもなっているようで、アート作品の展示が行われたり、手作り感溢れる日曜マルシェなどが開催されていました。
休憩スペースで使用されているテーブルやイスもこんなにカラフルでオシャレ。
そして「象の鼻文庫」と呼ばれる小さなスペースもあり、子ども向けの本やアートに関する本なども。子どもにちょっとした読み聞かせができるのも嬉しいですね。
さらに象の鼻パークの開港波止場には、この地にまつわる様々な案内板も。
中でも印象的だったのは、現在「海の日」として知られる祝日と象の鼻パークの関係です。海の日の由来はこの地にあったのですね~。
象の鼻パーク
住所:神奈川県横浜市中区海岸通1
【4】横浜の新旧の風景が揃うビュースポット「横浜港大さん橋国際客船ターミナル」
子どもと歩くプチ散歩。続いてやってきたのは国際客船ターミナルの発着場でもある「大さん橋」です。
湾岸から突き出たこの場所ではみなとみらいの景色を一望する事ができますが、もう1つ、こんな感じのビューポイントがあるのもご存知でしょうか?
ビューポイントの先にはこんな素敵な景色が広がっていますが、下を見下ろすと「キング」「クイーン」「ジャック」と書かれているのが見えます。
実はこれ、「横浜三塔」と呼ばれる3つの建物の愛称で、かつては船が横浜へ入港してくる際の目印にもなっていたのだそうです。
現在は周囲にビルが多く建ち、若干見えづらくはなっていますが、今でもキングの塔(神奈川県庁)、クイーンの塔(横浜税関)、ジャックの塔(横浜市開港記念会館)の3塔を望む事ができます。
国際客船ターミナルのフロアには、子どもたちが思わず足を止めるような模型も。
これはこのターミナルから運航しているレストランクルーズ船「ロイヤルウイング」。約630名もの人が乗れる、東京湾では最大級のレストランクルーズ船なのだそうです。
横浜港大さん橋国際客船ターミナル
住所:神奈川県横浜市中区海岸通1-1-4
【5】子育て家族に優しい山下公園のローソン。そして最後は海の上を走るバス!
続いては最終目的地となる山下公園へ。大さん橋からすぐの「開港の道・山下臨港線プロムナード」を歩けば、ものの2分程度で山下公園に到着する事ができます。
歩く後ろにはみなとみらいエリアの景色が広がります。ここは遊歩道になっているので、ベビーカーを押すママさんたちの姿も多くありました。
山下公園に着くと、近隣の子育て家族に人気となっているローソン、「ハッピーローソン」があります。
このハッピーローソンの一角は「キッズアイランド」と呼ばれるスペースになっていて、子どもたちが思わず登りたくなる無料の遊具があるのです。
また、この日はスペースの真ん中で、絵本の読み聞かせに集中する子どもたちの姿もありました。公園の中でちょっとした買い物もできて、子どもたちが無料で遊べるスペースもあるのはとてもありがたいですね!
外を歩けばよく手入れされた花々が集まる山下公園の敷地です。ここに咲く花壇の花はいつみてもカラフルで、とても明るい気分になれる場所なのです。
山下公園
住所:神奈川県横浜市中区山下町279
【5】子育て家族に優しい山下公園のローソン。そして最後は海の上を走るバス!
そして山下公園と言えば「氷川丸」。国の重要文化財にも指定され、戦前から唯一現存する貨客船なのだそうです。昭和35年に就航を終え、現在はずっと係留されているままになっていますが、船の中を見学する事はできます。
きっと小さな子どもであれば「お船に乗ってみたい!」と言い出すかもしれませんが、そんな時にはこちらの船に乗ってみるのがおすすめです。
本日の最終目的地である、山下公園内の「シーバス」乗り場。このシーバスは横浜駅東口のベイクオーターからみなとみらい、ピア赤レンガ、山下公園をつなぐ海上バスで、海の上から横浜を眺め、クルーズを楽しむ事ができます。
今日はMARINE & WALK YOKOHAMAを出発し、約2.5kmの道のりを子どもたちと歩きましたが、シーバスで最寄りのピア赤レンガまで戻れば、わずか数分で戻る事ができます。
<まとめ>
最後は子どもたちも心地よい疲れを感じつつ、海の上から自分たちが歩いてきたルートを確認。船で戻ればあっという間なのですが、3時間ちょっとでとても充実した親子散歩を楽しむ事ができました。
このルートは子どもたちとの思い出作りにもぴったりで本当におすすめなんです! パパさんママさんは可愛い子どもを連れて、ぜひ一度試してみてくださいね。
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※本記事内の情報は2016年11月05日時点のものです。掲載情報は現在と異なる場合がありますので、事前にご確認ください。
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