懐かしいのに新しい!リニューアルした話題のスポットへ/喫茶深海&十條湯

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やってきたのは、十条駅から徒歩約5分の場所。駅前から伸びる十条銀座商店街を進んだ先に、今回ご紹介するスポット「喫茶深海」と「十條湯」があります。

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「真っ青なひさしや看板がレトロでかわいい♡私は銭湯が大好きなので、外観を見ただけでテンションが上がります♪」と話してくれたのは、モデルの関口百合子さん。

 

「幼い頃から銭湯には慣れ親しんでいましたが、喫茶店併設の銭湯があるなんて知りませんでした!」(関口さん)

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関口さんが話すように、同施設は銭湯に喫茶店が併設されているという全国でも有数の珍しいスポット。履物を靴箱に預けて喫茶店に入店するというシステムにも新鮮さを感じます。

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私たちを出迎えてくれたのは「十條湯」の番頭・湊さん(写真左)と、「喫茶深海」のスタッフ・れいなさん(写真右)。2人はこの施設が存続の危機にあると知り、ご店主や女将さんたちとともに“チーム十條湯”を結成しクラウドファンディングを募りました。

 

「想像以上に多くの方々から支援をいただいたおかげで、喫茶部分を中心に大幅リニューアルすることができました。私たちのモットーは“大好きな銭湯文化や喫茶店文化を次世代に引き継ぐこと”。長年通ってくれている常連さんにも、そして新規のお客さまにも愛されるお店づくりを心がけています」(れいなさん)

 

伝統と文化を守りつつ、革新的な取り組みも積極的に行う。施設内には“懐かしいのに新しい”不思議であたたかな空気が流れています。

レトロなメニューが大充実!休日は客足の絶えない人気ぶり/喫茶深海

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「喫茶深海」の魅力はネオノスタルジックな雰囲気。大改装を経て、多くのお客さんが足を運ぶ十条きっての人気スポットとなりました。

 

椅子やインテリアは、閉店した喫茶店や銭湯から譲り受けたものを使用。大切に使われてきた家具が程よい重厚感を生み出し、老舗喫茶店に負けず劣らずの風格を醸し出しています。

  • ▲画像提供:喫茶深海

    ▲画像提供:喫茶深海

  • ▲画像提供:喫茶深海

    ▲画像提供:喫茶深海

メニューも、昔ながらの喫茶店フード&ドリンクが大充実。本格的なドリップコーヒーや老若男女から愛されるジュース、さらにはサンドイッチやデザートなど、多種多様なラインナップが取りそろえられています。

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数あるメニューの中からチョイスしたのは、名物の「深海ゼリー」(480円)とピンク色の「十條湯クリームソーダ」(750円)。色合いもデコレーションも“レトロかわい”すぎる!このビジュアルを眺めているだけでうっとりしてしまいます・・・♡

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「喫茶店といえばクリームソーダ。定番のグリーンも惹かれますが、イチゴ味のピンクやブルーハワイ味のブルーだと新鮮な気持ちで味わうことができますね!甘酸っぱいソーダとアイスクリーム・・・お風呂上がりに味わえば、美味しさがさらに倍増しそうです」(関口さん)

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ソーダとアイスが混ざり合うと、グラスの中は一層“ゆめカワ”なビジュアルに変身!どこを切り取っても絵になりますね。

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「深海ゼリー」はオーダーマスト。陽光でキラキラと輝く姿は、まるで宝石のような美しさです。もっちりプルプルとした食感で、食べ応えも◎。美味しいとかわいいがぎゅっと詰まったイチオシの一品です。

  • ▲画像提供:喫茶深海
「日替わりスイーツ」(450円~)

    ▲画像提供:喫茶深海
    「日替わりスイーツ」(450円~)

  • ▲画像提供:喫茶深海
「チョコレートサンデー」(600円)※トッピングは日替わり

    ▲画像提供:喫茶深海
    「チョコレートサンデー」(600円)※トッピングは日替わり

お菓子づくりが得意な女将さんのお手製「日替わりスイーツ」(450円~)も要チェック。れいなさんが太鼓判を押す絶品のスイーツを、ぜひご賞味あれ!

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至るところがフォトジェニックな同店で、関口さんがとくにお気に入りだったのはキュートなロゴ入りのウォーターグラス

 

このグラスはクラウドファンディングの返礼品として人気を博した非売品ですが、今後はオリジナル商品としての販売も計画されているそうです。このグラスがゲットできれば、おうちが「喫茶深海」に生まれ変わるかも?今後のグッズ展開にも注目です。

▲画像提供:喫茶深海

▲画像提供:喫茶深海

まるで海の中にいるみたい!こだわりが詰まった浴場&サウナ/十條湯

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「喫茶深海」だけの利用ももちろんOKですが、せっかくなら銭湯も楽しみたいですよね!ということで、ここからは「十條湯」のフロアを散策。お風呂に入れば、喫茶店の魅力をさらに深掘りできますよ♡

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というのも、実は喫茶店の店名は女湯のタイル壁画「深海」を由来としたもの。つまり喫茶店のルーツは、女湯にあったということなのです。

 

「神秘的な壁画を眺めていると、本当に海の中にいるみたい!入浴料500円でこの大作を鑑賞できるなんて、とても贅沢に感じます」(関口さん)

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オーロラ色に輝くタイル、カニの絵が描かれたの排水溝・・・浴場には、海にちなんだモチーフがいっぱい。


随所にこだわりが散りばめられた浴場を見ていると、湊さんやれいなさんが「この施設を存続させたい!」と立ち上がった気持ちが少し分かったような気がしました。

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お風呂は、ぬる湯・あつ湯・ジェットバス・水風呂の4種類。オススメはあつ湯だそうで、銭湯通も納得の温度管理がなされているそうです。

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そして「十條湯」を訪れたならば、プラス300円で利用できるサウナもお忘れなく。一見すると普通のサウナですが、実はさまざまなサービスが!

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平日限定で、曜日ごとにさまざまなイベントを行っています例えば月曜は魚型の容器に入ったミントアロマをサウナストーブにかけてプチロウリュを楽しめますし、水曜はヴィヒタサウナを実施しています。日によってさまざまな楽しみ方ができるのも、この銭湯のセールスポイントです」(湊さん)


あらゆるサウナを経験してきた関口さんも、これにはビックリ!同施設は、創意工夫を凝らしたサービスが満載なのです。

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加えて、サウナ利用者にはさらなる特典も。脱衣所の中二階は、サウナを楽しんだ人だけが立ち入ることができる禁断の“ととのいエリア”があるのです。

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中二階には、サウナーがこぞって“最強のととのい椅子”と絶賛するインフィニティーチェアが完備。サウナを愛する人の心まで鷲掴みにする小粋な心配りにも抜かりはありません。

まとめ

▲画像提供:喫茶深海、十條湯

▲画像提供:喫茶深海、十條湯

お風呂を堪能したあとに喫茶店でひと休み。そして帰りは名店が軒を連ねる十条銀座商店街をぶらり散策・・・。同施設を訪れると、まるで昭和にタイムスリップしたかのような気分を味わえます。喫茶店好きな人も、銭湯ツウな方も、サウナーも大満足間違いなしの「喫茶深海」&「十條湯」、ぜひ訪れてみて。

十條湯
  • 所在地

    東京都北区十条仲原 1-14-2

  • 最寄駅

    十条

  • 電話番号

    03-3900-4600

喫茶深海
  • 所在地

    東京都北区十条仲原 1-14-2

  • 最寄駅

    十条

  • 電話番号

    03-3900-4600

取材・文・写真/牧 五百音

モデル/関口百合子

本記事内の情報に関して

※本記事内の情報は2023年06月09日時点のものです。掲載情報は現在と異なる場合がありますので、事前にご確認ください。
※本記事は2021年11月05日に公開した内容を一部加筆・修正した上で、2023年06月09日に再公開しております。
※本記事中の金額表示は、税抜表記のないものはすべて税込です。