中村アンさんの今春のファッションプランは？気になるプライベートや『SUITS／スーツ2』の裏話をインタビュー！

―江東区出身の中村アンさんは、「東京スカイツリー(R)」が完成するまでの過程を近所の「木場公園」からよく眺めていたそう。そんな公園からもほど近い錦糸町にも、馴染みがあると言う。　

「自分の家の前から錦糸町行きのバスが出ていたので、よく遊びに行っていました。学生時代、錦糸町のマルイ（丸井錦糸町店）でリクルートスーツも買いましたし。駅前を中心に、今はとてもおしゃれな街になっていますよね」

―休日は意外にも（!?）メトロに乗っておでかけをすることが多いそう。

「今はこういう状況なので難しいですが、銀座線を使ってふらっと出かけることが多いです。銀座や京橋、表参道に出てかけてショッピングや食事を楽しんでいます。実家が木場・門前仲町エリアにあるので、昔は東西線にもよく乗っていました。千鳥ヶ淵緑道に毎年家族で桜を見に行っていたのですが、『随分広いところだなあ』と子供ながらに感じていた記憶があります。
そういう意味で私は、生粋の“メトロっ子”だと思います（笑）。銀座線といえば、新しくなった渋谷駅にも行ってみたいですね」

―ファッションリーダーとしても支持を集める中村さん。今春はどんなファッションプランを立てているのだろうか。

「ドラマの撮影で緊張感のある服を着ることが多いので、プライベートではカジュアルなスタイルを心がけています。トップはTシャツやスウェット、ボトムはデニム、そこにジャケットを羽織るという感じで。色味はブラックが多いですね。最近はマニッシュ系がトレンドなので、そういったテイストのファッションを楽しんでいます」

―トレンドに敏感な一方で、食事に出かける際には意外な一面も。

「食事をするお店はわりと決まっていて、焼鳥とか餃子とか、パッと食べられて気をつかわずにいられるような、わいわいしているお店に行くことが多いですね。オシャレなお店にも行きますけど、ちょっと味のあるというか、年配のおじさんが飲んでいるような居酒屋が一番落ち着くんです（笑）」

―ここ数年は女優としてドラマや雑誌に引っ張りだこ。今後はプライベートな時間を充実させたいと言う。

「ありがたいことに今はお仕事をたくさんいただけていて、オフの日にもトレーニングをするなど心から休める時間がないんです。なので、お仕事にも精神的にも余裕ができたら、お友達と出かけたり旅行をしたり、リラックスできる時間をもっと大切にしたいですね」

―2018年に“月9”枠で放送され、話題を集めたドラマ『SUITS／スーツ』のシーズン2がスタート。中村さんは前作に引き続いての出演となる。

「キャストも設定も同じなのですが、前作から1年半が経っているのでとてもフレッシュな気持ちです。私も女優としての経験を積んで少しはグレードアップできていると思うので、現場の皆さんにも視聴者の皆さんにも成長した姿をお見せできたらいいなと思います。
現場に入って感じるのは、お互いの距離感や会話のリズムが前作よりも自然になっていること。阿吽（あうん）の呼吸といいますか、心地よい緊張感に包まれているように感じます」

―お芝居に対する意識にも変化があったそう。

「織田裕二さん演じる甲斐さんや鈴木保奈美さん演じるチカさんに、前作はあまり食らいつけなかったところがあったんです。でも今回はストーリー上でも距離感を詰めるというか、対等とはいかないまでも負けないぐらいの気持ちで演じたいと思っています。
そういう意味でも、私が演じる玉井伽耶子の人間臭さが垣間見えたら良いですね」

―中村さん演じる玉井伽耶子はどんな女性なのだろうか。

「謎が多い一方で、世話好きなのかなと思います。秘書という職業柄かもしれませんが、最終的には『みんなを幸せにしてあげたい』という優しい気持ちの持ち主で。
あと、とにかく繊細で感じやすくて、周囲へのアンテナを色んなところに張り巡らせている人という感じですね。私も学生時代にチアリーディング部でキャプテンをしていたので、全体を見ることは得意な方だと思っていますが、玉井さんほどではないかも（笑）」

―本作は従来のドラマに比べて長期戦となるが、それに関して思うことはあるのだろうか。

「初めてのことなので、正直どのくらい長いんだろうと思っています。ただ、長いと思っているとあっという間で、やろうと思っていたことが何もできないまま終わることも多いので、長いからと安心せずに、目の前にあることを一つずつ頑張っていきたいです。
今作は衣装や髪型に至るまで、細かな部分までキャラクターを意識しているので、そういう面にも注目していただけたらうれしいです。あと毎回豪華なゲストが出演するので、そちらも楽しみにしていてください！」

photo：Megumi Uchiyama　hair&make up：Atsushi Takatori　stylist：Yuko Obara　text：Kei Osawa

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