「愛犬とのお散歩やショッピングも楽しみながら、芸術の秋こそ、美術館に足を運びたいです」

-結婚、出産を経て、育児に仕事に、と充実した毎日を過ごされている杏さん。忙しい日々の中、プライベートではどんなおでかけをされているのだろうか?

「柴犬1匹と、あとシェパードっぽい大型の雑種を1匹連れて、ドッグランに出かけています。犬とたわむれることも目的なのですが、緑が豊かな公園などで過ごしていると、空気もきれいですし、良い息抜きになっています。公園だとアスファルトではなく土が踏めるのも気持ちいいんです」


-また、モデル出身でファッションセンスにも定評のある杏さんはショッピングにもよく出かけられるそうで、最近のお気に入りは代官山エリアなのだとか。

「代官山は、小さくてかわいいセレクトショップがたくさんあるのが楽しいです。最近では、自分のもの以外に、子供服のショップにもよく足を運んでいます」


-季節は秋。秋といえば食欲、スポーツなど様々な『○○の秋』があるが、多趣味な杏さんの秋と言えば……。

「私の場合は『芸術の秋』ですね。最近は忙しくて全然行けていないですが、昔から美術館が大好きなので今年の秋は久々に行きたいです。特に、府中市美術館で開催中の『藤田嗣治展-東と西を結ぶ絵画-』は、どうしても観に行きたい展示のひとつです」


-今回の映画『オケ老人!』も、芸術の秋にぴったりな作品。劇中で杏さんはバイオリンを演奏しているが、ほかにも挑戦してみたい楽器があるという。

「祖父が青森県出身ということもあって三味線に興味があるんです。以前、(津軽三味線の兄弟奏者の)吉田兄弟のお二人が、ラジオのゲストに来てくださったときに挑戦してみたのですが、とても難しくて(笑)。でも機会があれば、またぜひチャレンジしたいと思っています」


-劇中で杏さんが演じる高校教師の小山千鶴はプライベートでオーケストラに夢中だが、杏さんが同じようにハマっているのは、料理。

「昔から料理が大好きです。和洋中など、ジャンルに関係なく何でも作りますが、基本的には冷蔵庫にあるものでちゃちゃっと作ることが多いです。最近だとパクチーサラダを作ったのですが、周囲の人からも美味しいととても好評でした。褒めてもらえると、ますます作るのも楽しくなりますよね(笑)」

「オケ老人!の撮影現場では先輩方から、女優として、また人間としても大事なパワーをいただきました」

-映画『オケ老人!』は、杏さん扮する小山千鶴が、地域の落ちこぼれアマチュア楽団『梅が岡交響楽団』に間違えて入ることから始まる。千鶴はバイオリン志望で入団するが、気づけば指揮者をやらされるなど、様々な場面で年輩の団員たちと衝突しながら、全員が技術的にも人間的にも成長を遂げるというもの。杏さんにとっては、今回が初の映画主演作となる。

「タイトルの『オケ老人!』という名の通り、メインは老人役の皆さんだと思っていたので主演の気負いは特になかったです。それよりも自分も指揮やバイオリンを覚えなきゃ、というプレッシャーの方が大きかったです」


-撮影現場は、ほとんどが杏さんにとって人生&役者の大先輩ばかり。

「みなさんオンとオフの切り替えがないんです。最初から最後までずっとオン状態といいますか、本当に終始パワフルで(笑)。そういう姿を間近で見ていたら、私はみなさんよりも若い分、もっと頑張らなきゃっていう気持ちになりました」


-そんな先輩方と過ごしたことで、杏さんは貴重な経験ができたのだとか。

「皆さん、好奇心や物事を楽しむ力という部分が、年齢を重ねることで色褪せるどころかすごく鮮やかになってらっしゃるんです。何気ないお話から人生の先輩としての貴重なお話を聞けましたし、何より「老人なんて呼ばれて困るんだよ」とか「あくまで老人の“役”だから」みたいなことをおっしゃっていて(笑)、心は本当にお若くて、それがいい刺激になりました。おかげで、上手に年齢を重ねるための素敵なお手本を見せていただいたような気がします」


-杏さんが、本作を通じて伝えたいこととは?

「年齢や立場でやりたいことを諦めてしまったり、そもそも挑戦することすら頭に浮かばないことって結構多いと思うんですが、この作品に触れることで、とりあえず挑戦してみようと思える力になれればいいなと思います。あと仕事以外でみんなで何かを創り上げることの楽しさがこの作品には詰まっていると思うので、そういったチャンスがある人は思い切って飛び込んでほしいです」

photo:Megumi Uchiyama、text:Kei Osawa、styling:Atsuko Saeki、hair&make-up:Keiichi Hiramoto.(NOBLE')

アンテプリマのニット54,000円、スカート74,000円(ともにアンテプリマジャパン ℡0120・03・6962)

PROFILE&INFORMATION

杏(あん) 1986年4月14日生まれ。東京都出身。

15歳から雑誌『non-no』の専属モデルとして活動し、2007年にテレビ朝日系ドラマ『天国と地獄』でドラマデビューを果たすと、その後は女優業を中心に活動。2013年にはNHK朝の連続テレビ小説『ごちそうさん』で主演を果たすなど、多くのドラマや映画に出演している。

『オケ老人!』

『オケ老人!』

老人だらけで、演奏レベルも最低なアマチュアオーケストラ『梅が岡交響楽団』に、ひょんなことから入団してしまった高校教師・小山千鶴(杏)。運命のいたずらによって出会った彼らが年代を越えて切磋琢磨していく姿を描いた痛快クラシック音楽エンタテインメント。11月11日(金)より全国ロードショー。出演:杏、黒島結菜、坂口健太郎ほか。配給:ファントム・フィルム
(c)2016荒木源・小学館/「オケ老人!」製作委員会

『杏の気分ほろほろ』

『杏の気分ほろほろ』

文筆活動でも定評のある女優、杏さんによる最新エッセイ集。人気ドラマ『花咲舞が黙ってない』や『デート』、来月公開の映画『オケ老人!』まで女優としてかけぬけた3年半の日々がのびやかにつづられる、ほっと心が温まる一冊。(朝日新聞出版 刊)1,404円

週末に出かけたい!おすすめ「おでかけスポット」はコチラ

代々木公園ドッグラン
  • 所在地

    東京都渋谷区代々木神園町2-1 代々木公園(中央広場沿い)

  • 電話番号

    03-3469-6081

  • 最寄駅

    代々木八幡

府中市美術館
  • 所在地

    東京都府中市浅間町1-3

  • 電話番号

    050-5541-8600

  • 最寄駅

    東府中

当サイト内のおでかけ情報に関して

※本記事は2016年10月24日時点の情報です。掲載情報は現在と異なる場合がありますので、事前にご確認ください。
※新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、掲載している情報に変更が生じる場合があります。最新情報は直接お問い合わせください。
※本記事中の金額表示は、税抜表記のないものはすべて税込です。