別名“けんか祭り”。選りすぐりの精鋭が集まる
『久喜提燈祭り「天王様」』

男汗100%な夏祭り


約230年間一度も途絶えたことがない確かな伝統を持つ『久喜提燈祭り「天王様」』。天明3年に浅間山の大噴火によって甚大な被害を受けたことから、人々の生活苦や社会不安を取り除くために始まったとか。
特徴は、関東随一と言われる巨大な提燈の山車! 写真は、男たちが勇ましく、山車をぶつけ合うメインシーン。担ぎ手の白熱した姿が印象的です。

みなとみらい大盆踊り


各町内で、約500個の提燈を付けた約4.5トンもある山車を、約10~15名の男性が曳きまわし、町内の繁栄を競ってぶつけ合う。汗にまみれて力の限り山車を引く様は圧巻で、感動すら覚えます!
全ての山車が西口ロータリーに集合しぶつけ合う20時20分すぎと、提燈祭り通りにある2つの4つ角に集まる21時が一番の見どころ。ろうそくがともった提燈が幻想的で、男たちが最高に輝く瞬間なのです。

オトナ女子が萌える“男汗”ポイント
・10~40代の雄々しい祭り男子の威勢
・だぼと袢纏(はんてん)をまとった大和男子な姿
・山車をぶつけあう瞬間の勇ましい声と様子


『久喜提燈祭り「天王様」』
開催日時:7月12日(火)、18日(月)
住所:埼玉県久喜駅西口周辺
tel:0480-21-8632
最寄駅:JR・東武伊勢崎線久喜駅西口




伝統と歴史を受け継ぐ男たちの姿にホレボレ
『熊谷うちわ祭り』

男汗100%な夏祭り


『熊谷うちわ祭り』は、八坂神社のご祭礼。昔はこの祭りの際に、疫病除けを祈願するため、各家庭で炊いた赤飯を観客にふるまう風習があり、のちにその代わりにうちわを配ったことが評判となり今の名に。
ほかの祭りと一線を画すのが、神社ごとに持つそれぞれの伝統歌を和楽器の演奏で披露し、競い合うところ。太鼓を叩く人や、笛や三味線などの和楽器を演奏する人の様々な和装男子が見られちゃうんです! 真剣なまなざしで競い合う姿に伝統的な音が重なり合い、ため息ものです。

みなとみらい大盆踊り


神輿の担ぎ手の衣装が、白袢纏にはんもも、白足袋という全身白の出で立ちも神聖さを感じて、大人女子が萌えるポイント。そんな姿で汗だくになりながらも神輿を担ぐ姿にドキドキなのです。また、露店も約800店が出店していたり、お囃子や神輿の体験もできるとあれば、行かない理由がない!

オトナ女子が萌える“男汗”ポイント
・総勢300~350名もの男衆
・和楽器を演奏する男たちの和装
・白袢纏にはんもも、白足袋に身を包んだ担ぎ手たちの姿


『熊谷うちわ祭り』
開催日時:7月20日(水)、21日(木)、22日(金)、23日(土) ※23日は還御祭のみ
住所:埼玉県熊谷市中心市街地
tel:048-527-0002(熊谷うちわ祭協賛会事務局)
最寄駅:JR熊谷駅




大海原に駆け出す半裸の男たちが勇ましい
『上総十二社祭り』

男汗100%な夏祭り


「上総のはだか祭」とも称され、平安時代から引き継がれている『上総十二社祭り』。千葉県の無形民俗文化財に指定されている由緒あるもので、毎年関東一円から大勢の人が集うことでも知られています。

みなとみらい大盆踊り


見どころはなんと言っても、総勢1,000~1,500人にもなる担ぎ手たちが各神社の鳥居をくぐって、怒濤の勢いで九十九里浜の南端、釣ヶ崎祭典場を目指し駆けていくところ! なんとその距離、往復にして約16km! さらに、神々を早くお迎えするために、神輿も走って担ぐというから驚きです。
伝統を受け継ぐ男たちのたくましいカラダと額に光る汗を拝めるとあって、もうメロメロが止まらない。さらに各所の神輿が戻ってきて、鳥居をくぐるその瞬間は、伝統や格式の高さを感じられ会場の雰囲気は最高潮に。

オトナ女子が萌える“男汗”ポイント
・約1,500人の男たちが駆け抜ける姿
・がっしりとして男らしい上半身
・由緒ある伝統を受け継いでいく真剣な様子


『上総十二社祭り』
開催日時:9月13日(火)
住所:千葉県長生郡一宮町一宮3048
tel:0475-42-2711(玉前神社)
最寄駅:JR外房線 上総一ノ宮駅




海の男たちの情熱と優しさが感じられる
『大原はだか祭り』

男汗100%な夏祭り


『大原はだか祭り』は、この地域の五穀豊穣と大漁祈願のため、江戸時代から行われてきたとされる伝統あるお祭りです。毎年2日間に渡って開催されるのですが、その名の通り上半身は裸。汗がほとばしる肉体にドキドキしっぱなしなわけです。
そして一番のときめきハイライトは、1日目の15時ごろに執り行われる「汐ふみ」。18社の神輿を海に担ぎこむ儀式で、押し寄せる荒波にも負けず神輿を盛り上げ、突き進んでいく男たちの勇壮豪快さに胸がキュンとくること間違いなし!

みなとみらい大盆踊り


2日目の見どころは、最後の儀式である「大別れ式」。陽が落ちてくる時間には、無数の提灯に明かりが灯り、なんとも幻想的なムード。そのなかで各社の神輿を天高く投げ、伝統唄を歌い、神輿を置いていく男たちの後ろ姿には哀愁が漂います。
最後は花火が上がり幕をとじます。夏の終わりを感じさせるその切なさが素敵なトキメキの余韻を残してくれるのです。

オトナ女子が萌える“男汗”ポイント
・半裸の男たちが荒波に挑む勇ましさ
・神輿を担ぐときの男らしいかけ声
・伝統歌の歌声と花火がもたらす余韻


『大原はだか祭り』
開催日時:9月23日(金)、24日(土)
住所:大原駅周辺、大原漁港周辺、大原小学校
tel:0470-62-1243(いすみ市役所)
最寄駅:JR外房線 大原駅




まとめ

関東近郊の男らしさ溢れる祭りとその見どころを一挙ご紹介しました。この夏は、女友達と男汗100%の夏祭りへ行き、たくましい「祭り男子」を愛でるという新しい祭りの楽しみ方を、ぜひ味わってみてくださいね!



取材・文:二俣愛子

※2016年7月5日の情報です。内容などは変更になる場合があります。





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※本記事内の情報は2016年07月08日時点のものです。掲載情報は現在と異なる場合がありますので、事前にご確認ください。
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