旅するパンマニアがナビゲート!パン屋激戦区・清澄白河の注目店/Boulangerie MAISON NOBU

10,000個以上のパンを食べ歩いた旅するパンマニア、片山智香子です。本記事では、日本にいながらサンフランシスコの息吹を感じられる、清澄白河のパン屋さんをご紹介します。

シリコンバレーで絶賛されたパンを堪能!清澄白河「ブーランジェリーメゾンノブ」_1920748

訪れたのは、都営大江戸線、半蔵門線の清澄白河駅からは徒歩10分、都営新宿線の菊川駅からは徒歩9分ほどのところにあるBoulangerie MAISON NOBU(ブーランジェリーメゾンノブ)」。


こちらは、サンフランシスコのシリコンバレーで人気のベーカリーカフェのオーナーシェフをしていた保要さんが平成30(2018)年2月にオープンしたお店です。


保要さんはもともと、日本代表サッカー選手の専属マネージャー兼トレーニングパートナーをしていたという異色の経歴の持ち主。イタリア・ミラノの街で偶然出会ったパンに感動したことをきっかけに、パン作りの道へ。26歳から地元の大好きなパン屋で修行を始めました。

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そんな保要さんにとって転機となったのが、平成18(2006)年に受賞したコンテストの副賞として行ったカリフォルニア研修旅行でした。


研修旅行中、現地で美味しいと評判のパンを食べたのだけれど、満足できる味ではなかったことから、「ここなら勝てる!」とカリフォルニアでベーカリーを開業することを決意。その後、シリコンバレーの投資家から声がかかったというのだから、そのバイタリティーには感動です。2013年にはシリコンバレーに念願のベーカリーカフェを立ち上げ、共同経営者兼シェフとして美味しいパンを焼き続けました。


シリコンバレーといえば、勢いのあるIT企業がたくさん集まっていることでも有名なエリア。そちらのCEOたちも「ノブのクロワッサンは最高だ!」と買いに来てくれることもあったとか。

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東京でオリンピックが開催されることを機に日本へ帰国し、平成30(2018)年2月、パンの激戦区でもある清澄白河にBoulangerie MAISON NOBUを開業。朝9時からオープンしている同店ですが、開業から6年たった今でも開店前にはウェイティングの方の姿を見かけます。

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パンの種類は45~50種類、保要さんお一人で毎日500個ほど焼いているのだそう。


ただ、一気に焼き上がるわけではないので、お店の外には、どのパンが何時頃に焼き上がるかを書いた「焼き上がり目安時間」の表が貼られています。お目当てのパンがある場合はその時間に合わせて訪れると良さそうです。

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ここからは個人的にもおススメしたい、NOBUの人気パンを3つご紹介。


まずは、シリコンバレー時代から一番人気があったという「クロワッサン」(390円)


フランスのイズニー社の発酵バターを使用していて、風味と熟成感を際立たせるために、生地を仕込んでから焼き上げるまで4日間かけて作っています。

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持った感じが柔らかく、するするっと内層がほどけます。ザクザクッと食べ進めるというよりは、どちらかというと繊細さを感じるクロワッサン。それでいて端っこ部分には軽いざっくり感あり。絹のような舌触りで、発酵バターのコクある甘みがじゅわっと口内に広がり、飲みこむがもったいないと感じるほどです。

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クロワッサンと同様にシリコンバレーで人気だったのが、「モーニングバン(シナモン)」(420円)


シナモンクリームを巻いたデニッシュ生地に、シナモンシュガーをまぶしたパンです。”パン”なのに”バン”?と思ってお聞きしたら、モーニングバンのバンは、日本語でいう“バンズ”の"バン”なのだそう。アメリカでは主に丸いパンのことをバンというんですって。なるほど!


ちなみに、カリフォルニアのカフェでは朝にコーヒーとバンを一緒にいただくのが人気の定番スタイルだとのこと。

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クラスト(外側)はざっくりしていて、ドーナツみたいというか、ちょっと揚げたような食感で軽い口あたり。


クラム(内側)はデニッシュ生地で作っているので層になっていて、噛むごとにシナモンとうま味があふれ出て、これは元気になるわ!朝の定番人気というのも分かります。

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最後は「ブルーベリークリームチーズ」(420円)


ブリオッシュ生地にクリームチーズ、ブルベリー、コンフィチュールという組み合わせです。クリームチーズのシリーズはほかにも何種類かあるのですが、中でもこちらが人気商品。

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ブリオッシュ生地はとっても柔らかいのにほどよい弾力があります。パンの中には、濃厚ながらもしつこくないクリームチーズとブルーベリージャムが混ぜ込まれ、さらに追いジャムも。


ブルーベリーの瑞々しい甘酸っぱさ、それにクリームチーズのコク、それを包み込むように甘みあるブリオッシュ生地と、味のグラデーションがあるので食べていて飽きないのです。ワンランク上のジャムパンを食べてみたい方は是非、一度ご賞味あれ!

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店内にイートインスペースはありませんが、お店の斜め前に公園があるので、そちらで焼きたてパンを食べるのも◎。また、少し歩くと隅田川もあるので、ぶらり下町を散策しながら一休みするときに外パンするっていうのもオススメです。

スポット
Boulangerie MAISON NOBU

〒135-0004
東京都江東区森下 3-14-1

菊川駅

〒135-0004
東京都江東区森下 3-14-1

菊川駅

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※本記事内の情報は2024年11月01日時点のものです。掲載情報は現在と異なる場合がありますので、事前にご確認ください。
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