日本在住16年、イタリア人フードライター・マッシがナビゲート!
こんにちは、イタリア人フードライターのマッシです。日本に来て約16年、日本食やスイーツを中心に食べることが大好きで、毎日SNSやブログで食への愛を発信しています。
そんな私が本記事で紹介するのは、「絶品チョコレートスイーツが楽しめるカフェ」です。
チョコレートスイーツが絶品!ヨーロッパ風の雰囲気もステキなカフェ/Ralph's Coffee Omotesando
表参道駅から3分ほど歩くと、緑色のアクセントカラーが映える白い建物の前に足が止まった。その理由は、フランスやイタリアのような雰囲気の建物を見つけたから。
長い行列を見つけ近づいてみると、おしゃれなテラス席があるからどうやらカフェらしい。木材で作られた入り口のドアは大きく、イタリアでもよく見かける馴染みの雰囲気だ。
それが、イタリア人の僕が「Ralph's Coffee Omotesando(ラルフズ コーヒーオモテサンドウ)」を最初に訪れた日の印象だ。
店中は、白と入り口より濃い緑、そして深みのある茶色で彩られている。まるで物語の中に入り込んだかのような、非日常のおしゃれさだ。
細かいところまで意識している壁と床のタイルにも感動した。まず、床は汚れが目立たない細かいタイルの形と配色になっている。そして、手間ひまかけて貼られたであろう壁のタイルは、遠くから見るとモザイク画のようでユニークな雰囲気を演出している。こだわりが凝縮された、特別な空間だ。
それもそのはず。このカフェは、世界的に有名なブランド「ラルフローレン」が手掛けているのだ。ラルフローレンといえばポロベアや馬のロゴがプリントされたアパレルや雑貨のイメージが強いけれど、意外にもカフェをつくっていたのだ。しかもこのカフェにはドリンクだけでなく、食べ応えのあるスイーツや軽食まである。
「何を食べようかな」と考えながら並んでいるうちに、一気にお腹が空いてきた。まるで、10代の頃に戻ったような高揚感だ。
自分の番が来てレジの横に並べられたスイーツを見ると、人生最大の悩みが始まった。どれも美味しそうな商品ばかりで迷っていると、「ここだよ」とやさしい声が聞こえた気がした。その声に誘われ目を向けると、「チョコレートケーキ」に目が留まった。
このお店にはチョコレートが好きな人にオススメしたいメニューが2つある。まずはこの「ラルフズチョコレートケーキ」(1,045円)。スポンジの層とチョコレートの層が8層も重なっている夢のようなケーキだ。
まず、一口サイズより小さめに切って口に運んだ。噛まなくてもチョコレートクリームが溶けてゆき、スポンジの食感と共に自然なカカオの風味が感じられる。甘すぎないチョコレートの濃厚さは、思わず驚きの声が出てしまうほど。舌の上でチョコレートがとろける度に、僕の顔に笑みがあふれてくる。
一歩ずつ歩みを進める登山のように、ゆっくり一口一口を噛みしめながら食べていく。無くなるのがもったいないという気持ちと、早くもう一口食べたいという気持ちが最後までせめぎ合う。まさに特別感あふれるスイーツだった。
同じチョコレートスイーツの「ブラウニー&アイスバニラ」(1,045円)は、まったく新しい旅に誘ってくれる。ぎっしりとした食感でありながら、甘味のあるチョコレートとクルミ、バニラアイスのマリアージュにより、やさしい印象のスイーツになっている。
ここで、秘密を教えよう。
一緒に提供されるチョコレートソースを好きなタイミングでかければ、味を変えられるのだ。食べ終わる頃には、溶けたアイスとチョコレートソースがブラウニーに吸い込まれて、チョコレート感を最後までたっぷり美味しく味わえる。大満足間違いなしだ。
これらのチョコレートスイーツに合う、ほどよい酸味の「アメリカーノ」(605円)を頼めば、飲むたびにリセットができる。再びスイーツを頬張れば、一口目のようにもう一度感動できるのだ。
真っ白なテーブルにスイーツとコーヒーを並べて、非日常感のあるどこかレトロな雰囲気の空間を楽しむ。外国人観光客も多いせいか海外にいるようで、日常と違った新鮮な自分にもなれる。サンドイッチやサラダといった軽食メニューもあるから、ランチ利用にもオススメだ。
東京の混沌とした環境から一旦離れたい時、気を使わずに自分らしく過ごしたい時は、ラルフズカフェに行くしかないだろう。
〒150-0001
東京都渋谷区 神宮前4-25-15 エスポワール表参道ビル ラルフ ローレン表参道 1F
明治神宮前〈原宿〉駅
〒150-0001
東京都渋谷区 神宮前4-25-15 エスポワール表参道ビル ラルフ ローレン表参道 1F
明治神宮前〈原宿〉駅
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※本記事内の情報は2024年04月01日時点のものです。掲載情報は現在と異なる場合がありますので、事前にご確認ください。
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