“空前の埼玉ブーム”を巻き起こした話題作の続編がついに公開!
埼玉へのディスりとリスペクトと愛情が共存した衝撃の(笑劇?)映画『翔んで埼玉』が誕生してから早4年。
魔夜峰央(まやみねお)の同名原作コミックを二階堂ふみ、GACKTという強烈な個性を放つ主演2人により実写化、37.6億円もの興行収入を叩き出し、空前の“埼玉ブーム”を巻き起こした大ヒット映画の続編が、2023年11月23日(木・祝)ついに公開されます。
原作のコミックで起きていたことはすべてやりきっているはずなのに・・・なんとこの度”映画版オリジナル”で新たな物語が生まれました。題して『翔んで埼玉 〜琵琶湖より愛をこめて〜』。
今回は埼玉を飛び出し日本全土を巻き込んで、東西ディスり対決がはじまります。監督は『のだめカンタービレ』シリーズ、『テルマエ・ロマエ』シリーズ、そして前作でもメガホンをとった武内英樹。
前作のキャストの続投、また “滋賀のオスカル”として自身初の男役を務める杏、関西圏を牛耳り日本全土の大阪化を狙う大阪府知事・嘉祥寺晃(かしょうじ・あきら)を演じる片岡愛之助、オシャレな街並み・神戸を率いるセクシーな神戸市長を演じる藤原紀香、京都に圧倒的な誇りを持つ京都市長を演じる川﨑麻世・・・など癖が強い新キャラばかりで最初から最後まで目が離せません。とくに愛之助さんと紀香さんの夫婦共演は最高でした。
一足お先に鑑賞した東が簡単に感想をお伝えさせていただきますと、めちゃくちゃ爆笑しました! 試写会も、10秒に一度は誰かが爆笑しているといっても過言ではない状態。細かなギャグを入れると数えきれないほどの笑いがあり、数えきれないほど何度も頬が緩みました。
そんな同作ですが、根底にはそれぞれの都道府県へのリスペクトがあり、そちらも好きなポイント。各都道府県の魅力に改めて気づかされる、また新たに行きたい場所が増える、もっともっと日本を知りたくなる、そんな作品になっていました。
『翔んで埼玉』続編、重要シーンに登場するロケ地へ/古代蓮の里展望タワー
おっと、作品愛が止まらなさすぎて、冒頭を長く書きすぎてしまいました。今回はその映画の中から、重要なワンシーンで登場するロケ地「古代蓮の里展望タワー」(通称:行田タワー)をご紹介させていただきます。公開前なので詳しくはお伝えできないのですが、おそらくこの映画を象徴するロケ地となる場所です。
行田蓮(古代蓮)が有名な「古代蓮の里」。シンボルはこの古代蓮の里展望タワーです。
園内にそびえ立つ地上50mの展望室からは圧倒的なパノラマ風景を望むことができ、関東平野を取り囲む山々も眺められます。晴れた日は東京タワーや東京スカイツリー(R)など、東京の街並みまでをも見渡すことが可能。夜景もオススメだそうです(例年12月ごろは夜間も営業)。
タワーの展望室まで上がり、窓から見下ろすと・・・映画の公開を記念した田んぼアートが広がります!
麻実麗さま(GACKT)と壇ノ浦百美さま(二階堂ふみ)のご尊顔が大きく描かれていて、想像以上の再現度にビックリ!それだけでなく”アートとしてのサイズ感”にも感動。約28,000平米とのことです。25mプール約93個分とのことで、世界最大級の田んぼアートとして平成27年度ギネス世界記録®️にも認定。息を呑む圧巻の景色ですよね・・・これはなかなか見られるものではありません。
田んぼアートがどのようなものか知らなかった私。それぞれ稲穂の色が異なる4つの品種の米を育て、色の差で絵を表現していると伺い驚きました。もはやこれだけの大きさのアートを田植えで作っているなんてその情熱こそアートです。
今回、愛情たっぷりに行田タワーをご案内してくださった古代蓮の里の山子(ヤマネ)さんにもお話をお伺いしたところ、他のお客さんでも「稲穂をペンキで塗っているのかと思っていた!」「稲穂を刈って色の差を出しているのかと思っていた」などと、その制作方法に驚く人が多いのだそうです。
地上に降りると、田んぼアートに近づくことができ、しっかり品種ごとの色の差を確認することができました。それにしても、ゆらゆら揺れる稲穂を見るだけで癒やされますね。
この巨大な田んぼアート、制作には約2ヶ月かかるそう。視野が下方なので上空から見た際の遠近法を用いてまず設計図から作るそうです。緻密な数字がびっしりと書かれていて、これを元に田植えをしていくという大変な作業です。
今回ご紹介した田んぼアートは10月21日(土)にデザインの背景部分を刈り取る予定(雨天順延)とのことで、早めに訪れてみてください。一見の価値ありですよ!展望室への入場料金は大人400円、小中学生は200円。東京から行く場合、JR高崎線・行田駅から出ているバスが1時間に1本程度なので、バスの時間を調べてから行くことをオススメします。
ちなみに園内の蓮池では、例年6月下旬~8月上旬に「蓮」が見ごろを迎えます。その季節にもぜひ伺ってみたいです。
ちなみに山子さんは最初に行田タワーがロケ地になると聞いた時、嬉しかったけどまさか冗談では?と思っていたそうです(笑)。劇中で行田タワーは大変かっこよく登場しますのでお楽しみに!
そして映画の撮影は2021年だったため、そのころの田んぼアートも劇中に一瞬登場します。これが映画の世界観とピッタリあったデザインだったのも運命的でした。要注目を!
そしてちょっぴり『翔んで埼玉』的なエピソードも伺いました。この行田タワー、建設当初は地元の方から“何も見るものがない”のになぜここにタワーを建てるのか?という声もあったそう。ですが実際に建ててみると、広大な田んぼに馴染みのない東京から来る人には「感動する風景」だと好評だった・・・のだとか。
東京在住の私も、静かで、緑がたっぷりと目に入って来る光景に、なんだか視力が良くなった気がしました。田んぼアートももちろんですが、あらためて東京のお隣の埼玉県の魅力に触れられる、気づきのある時間でした。
タイトル:『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』
公開日:2023年11月23日(木・祝)全国公開
配給:東映
〒361-0024
埼玉県行田市 小針2375番地1 古代蓮の里
行田駅
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