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こんにちは、ビールライターの富江弘幸です。私はどこでどうやって飲んでもおいしいと思うくらいのビール好きなのですが、「このお店のビールは他のお店よりもおいしい!」と思うことがあります。
ビールがおいしいお店は、ビールそのものやサーバーの管理がしっかりしています。ただ提供するだけではなく、“ビールのコンディション”にこだわっているのです。本記事ではそんなお店、「麦酒倶楽部ポパイ(ビアクラブポパイ)」をご紹介。どんな銘柄のビールでも、そのビールの最高の状態を味わうことができます。
常時70種類ものコンディション抜群のビールが味わえる/麦酒倶楽部ポパイ

▲提供:麦酒倶楽部ポパイ
両国駅から徒歩約2分。両国といえば両国国技館や江戸東京博物館が有名ですが、線路を挟んだ反対側にはビール好きなら知らない人はいないくらいの有名店「麦酒倶楽部ポパイ」があります。昭和60(1985)年にオープンし、1990年代からは地ビールを多く提供するようになり、今では「ビールの聖地」ともいわれるほど。
「麦酒倶楽部ポパイ」がどれだけすごいお店なのかは、お店に入ってみればすぐ分かります。お店の奥にズラリと並ぶタップの数々。タップとはビールサーバーの注ぎ口のことで、「麦酒倶楽部ポパイ」に設置されているタップはなんと100個。このタップにつながっているビールは日によって変わり、常時70タップほどが提供されています。

▲提供:麦酒倶楽部ポパイ
そもそも70種類ものビールが提供されていること自体がすごいのですが、その管理にまでこだわっていることも「ビールの聖地」といわれる所以です。70種類ものビールを間違えずに提供できるのかな・・・とも思いますが、当然のことながらその程度の管理ではなく、ビールが最もおいしく飲める状態にこだわっているのです。
家でビールを飲む場合でも、ボトルビールを直射日光のあたるところに置いておくと、味わいが変化してコンディションが悪くなってしまい、おいしく飲めなくなってしまいます。ビールをおいしく飲むためには、ビールの適切な管理が必要なのです。

「麦酒倶楽部ポパイ」ではビールの銘柄によって、提供する際の温度や炭酸ガスの具合を変えています。例えば、爽快な味わいが特徴的なビールは温度は低めで炭酸ガスを強めにし、どっしりとした味わいでゆっくり飲んでもらいたいビールは温度が高めで炭酸ガスを弱めに、といった具合。
そんなビールがサーバーから、それぞれのビールの特徴に合わせた注ぎ方で提供されます。細かい話をするとこだわっている部分はもっとあるそうなのですが、飲むときは細かいことは考えずにいただきましょう。
提供されたビールを飲んでみれば、コンディション抜群のビールのおいしさが分かります。一口飲んで「おいしい!」と思うのはもちろんですが、いつの間にかグラスが空になっているはずです。違和感なく口の中に入ってきて、モルトやホップの味わいの特徴をしっかり感じられます。

▲提供:麦酒倶楽部ポパイ/牛肉のビール煮
ちなみに、「麦酒倶楽部ポパイ」は料理にもこだわっています。有名ホテルでフレンチを担当していたシェフによる本格的なフレンチもシーズナルで提供。ビールに合う料理ということはもちろんですが、ビールを使った料理もあります。たとえば、ビールに漬け込んだ魚を使った「ビール屋さんのこだわりフィッシュ&チップス」やビールで牛肉を煮込んだ「牛肉のビール煮」など。
ビールが最高においしいというだけでなく、料理もおいしいとなればもう完璧です。「麦酒倶楽部ポパイ」でコンディション抜群のビールをぜひ一度味わってみてください。

〒130-0026
東京都墨田区両国 2-18-7
両国駅
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ライター
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※本記事内の情報は2024年03月23日時点のものです。掲載情報は現在と異なる場合がありますので、事前にご確認ください。
※本記事は2023年01月19日に公開した内容を一部加筆・修正した上で、2024年03月23日に再公開しております。
※本記事中の金額表示は、税抜表記のないものはすべて税込です。