精麦工場をリノベしたレストランで湘南ビールを！茅ヶ崎「モキチフーズガーデン」

ライター

富江弘幸

ビールライター、編集者。出版社などでライター・編集者として活動し、中国留学、英字新聞社勤務などを経てビールライターに。ビアジャーナリストアカデミー講師も務める。著書に『教養としてのビール』（SBクリエイティブ）など。

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こんにちは、ビールライターの富江弘幸です。

ビールはいつ飲んでも美味しいものですが、暑さが和らいできた時季は、ちょっと落ち着いてじっくりビールを味わいたいものですよね。そんな気分にピッタリのお店が、神奈川・茅ヶ崎エリアにあるんです。

本記事では、「木造の精麦工場をリノベした店内で湘南ビールが楽しめるカフェレストラン」をご紹介します。

広々空間で湘南ビールを！精麦工場をリノベした人気カフェレストラン／MOKICHI FOODS GARDEN

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茅ケ崎駅の海とは反対側の北口から出て、住宅街の中を歩いて5分ほど。緑の木々に囲まれ、錆びた機械が置かれた「MOKICHI FOODS GARDEN（モキチフーズガーデン）」の入り口が現れます。

入り口に向かってすぐ右側には日本精麦株式会社の門が。というのも、MOKICHI FOODS GARDENは日本精麦株式会社の精麦工場を再利用したレストランなのです。

湘南唯一の酒蔵である熊澤酒造が運営しており、熊澤酒造が造る湘南ビールもこちらで飲むことができます。麦に関わる工場を再利用したお店というのも、ビールを味わうのにピッタリですよね。

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店内に入ると、その広さと天井の高さに驚きます。できるだけ元の建物を生かすようにしているそうで、天井の梁などを見ると、その歴史がうかがえます。テーブルといすも木造建築に合わせて木のぬくもりが感じられるものが使われており、落ち着きと温かみのある雰囲気でまとめられているのが「MOKICHI FOODS GARDEN」の魅力。

お店は100名以上で貸し切りができ、結婚パーティーを開く方もいるのだとか。店内奥の少し高くなっているところには古い本棚があり、その間に扉も見えます。結婚パーティーの際には、その扉から新郎新婦が登場して階段を降りてくるという演出もできるそうです。

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20名くらいまで対応可能な個室もあり、さまざまなシーンで利用できるのもうれしいですね。天気の良い日には、陽の当たるテラス側の席で緑を見ながらビールを飲むというのも良さそうです。

▲「ヘイジーIPA」（パイントサイズ）

早速ビールをいただきましょう。MOKICHI FOODS GARDENでは、自社で醸造している湘南ビールの定番6種類をすべてそろえている上に、限定ビールも4種類前後を提供しています。

1杯目は、「ヘイジーIPA」のパイントサイズ（1,250円）です。白濁した色合いが特徴的で、グラスに口を近づけるとフルーティーなアロマが感じられます。シトラス系の果実を味わっているようなフレーバーが魅力です。

▲「特製！熊澤厳選豚のソーセージ3種」
▲「ヘイジーIPA」（左）と「特製！熊澤厳選豚のソーセージ3種」（右）

「ヘイジーIPA」と合わせたのは、「特製！熊澤厳選豚のソーセージ3種」（1,350円）。ソーセージはすべて自家製で、「チューリンガー」「トマト」「塩麹」の3種。

「チューリンガー」はハーブを使ったソーセージで、ジューシーながらさわやかな清涼感ある味わい。「トマト」はトマトフレークとトマトパウダーを混ぜ込むことで、ほんのりトマトのような酸味を作り出しています。「塩麹」は、熊澤酒造の米麹から造られた塩麹を使っているそうです。

ソーセージがビールに合うというのは鉄板ですが、これらのソーセージとヘイジーIPAの組み合わせは最高でした。フルーティーなヘイジーIPAのフレーバーとハーブの清涼感はもちろん合いますし、フルーティーさとトマトの酸味が組み合わさることで、ジューシー感がより増します。また、ヘイジーIPAのしっかりした味わいは、塩麹のうま味に負けるどころか両方の良いところを引き出していて、いつまでも味わっていたいくらいです。