【浅草】本マグロ食べ比べも！創業130年超の老舗「寿司清」365日寿司生活・寿司リーマンのイチ推し。

こんにちは。「寿司リーマン」と申します。サラリーマンとして働きながら、全国の回転寿司から高級寿司店まで、すべての寿司を愛し、365日寿司生活を送っています。

今回は、「マグロの食べ比べをするならココ！」というお店をご紹介。この記事を通して、ひとりでも多くの方が、東京で寿司をエンジョイしてくれたら嬉しいです。

今回は、多くの観光客で賑わう人気おでかけエリア・浅草のイチオシ寿司店をご紹介します。

創業130年を超える老舗寿司店「浅草 寿司清（あさくさ すしせい）」は、浅草駅を出て徒歩10分弱、浅草寺・雷門の前を通り過ぎ、途中で1本折れた「すしや通り商店街」に立地しています。周辺には、寿司店に限らず、数々の老舗料理店がたくさん。

私がこのお店を推す理由は、大きく二つあります。一つ目が、日本最高峰のマグロをはじめとした、一級品のネタを取りそろえる圧倒的な仕入れ力。二つ目が、江戸っ子らしい大将を中心とした活気のある店内の雰囲気です。それでは、順番に詳しくご説明していきます。

毎朝豊洲市場に通い、その日の最高のネタを仕入れる浅草寿司清。もちろん、どの寿司店も仕入れにはこだわっていますが、先述した通り同店は、創業130年を超える老舗。ですので、市場の有名な仲卸との絆が強く、極上の魚の中でも選りすぐりの魚を買うことができるのだそう。

高いお金を出したからといって、一番良い魚を買えるというわけではないのがネタの仕入れ。長年の信頼関係を築いてきた浅草寿司清だからこそ、一級品のネタになる極上の魚たちを仕入れることができるのです。

そんなバツグンの仕入れ力を活かして提供されるおまかせは、やっぱりすごい。例えば、マグロ。日本一のマグロの仲卸と呼ばれる「やま幸」から仕入れた極上のマグロを数種類食べ比べすることができます。

「部位や産地、漁法などが異なるマグロをウチで10種類くらい食べ比べする人もいるほど、マグロは豊富に用意するようにしている」と大将。私も以前伺った際には、おまかせの中で6種類のマグロを食べ比べしました。

連続でマグロを食べ比べてみると、たとえ同じ部位でも産地、漁法、寝かせ方によって全く味が異なります。一つとして同じ味に出会うことができない、寿司の一期一会性を改めて体感しました。

もちろん、マグロだけに限らず、他のネタもすごいです。寿司職人としての力量が最も反映されるといわれている「コハダ」や「サバ」の光物などのネタも、キリッと酢締めされており江戸前の職人技が光ります。

こだわりはネタだけでなくシャリにも。シャリはネタによって2種類を使い分け。マグロに合わせるための、赤酢を効かせた赤茶色のパンチあるシャリと、白身や貝などに合わせるまろやかな白いシャリを使用しており、1カン1カン、ネタとシャリの相性がバツグンでとにかく美味い！

これだけ素晴らしいおまかせを楽しんでも、お会計は1.5万円〜2万円くらい。提供されるネタのクオリティを鑑みても、お得感すら感じます。

味を美味くするのは、ネタとシャリだけではありません。お店の雰囲気も、「美味い」に関わる重要な要素です。その点、浅草寿司清は雰囲気も最高です。

お店の雰囲気を作り出すのは大将の人柄がとても大きく関わってきますが、大将の長岡たかひろさんは江戸っ子らしくチャキチャキとした威勢の良い性格で、本当に明るい。とても親しみやすいので、初めての訪問でも一瞬にして緊張をほぐしてくれます。大将の人柄同様、お店全体も明るく活気のある雰囲気なので、楽しく食事ができると思います。

おまかせがメインではありますが、「お客さんの嗜好に合わせて可能な範囲で提供方法を変えている」というホスピタリティもさすがです。アドリブ力がすごいというか、寿司職人としてだけでなく、サービスマンとしても一流の長岡大将。

ちなみに長岡大将はイタリアンでの修行経験もあるそうで、締めに出てくる自家製プリンも最高なので、ぜひ食べていただきたいです。

明るく楽しく元気で美味い最高の名店「浅草 寿司清」、ぜひ一度訪問してみてはいかがでしょうか？