パワースポット&スイーツ巡りでリフレッシュ!熱海女子ひとり旅
仕事でもプライベートでも最近何だかモヤモヤ・・・今回の熱海ひとり旅は、そんな気分をすっきりリセットするのが目的!
放送中の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で注目を集める源頼朝ゆかりのパワースポットとSNSを賑わせているかわいい熱海スイーツを巡って、晴れやかな気持ちへとリフレッシュ。また今の季節ならではの花も見ごろを迎えるので、あわせて楽しみます♪
【一日目午前】大パノラマを満喫♡恋愛成就の展望台へ/アタミロープウェイ
熱海駅からバスで約10分。最初の目的地は、熱海で60年以上も愛されてきた人気スポット「アタミロープウェイ」。こちらは、現存する中で日本一短い観光ロープウェイなんですよ。
約3分で山麓駅から八幡山の頂上へとのぼるレトロなゴンドラは、足元まで景色が広がるスケルトンタイプ。熱海の街がぐんぐんと小さくなり、一気に旅気分が高まってきました。
ロープウェイから降りると、あいじょう岬展望台に到着。岬の先端に広がる上下二段の「あいじょう岬展望台うみそらテラス」からは、相模湾と熱海市街を見渡す大パノラマを満喫できます。とくに断崖からせり出すようにつくられた下段はスリル満点!
ここへ来た目的は絵馬(良縁成就・開運招福の2種、各600円)。あいじょう岬は別名・恋愛成就の聖地とも呼ばれているんです。展望台の一角にある絵馬掛けに結んだ絵馬は、毎年大晦日に、日本有数のパワースポットとして知られる熱海・來宮神社にてお焚き上げしてもらえるのだとか。
最初の目的を果たしたところで、1回目のスイーツタイムに!テラスに隣接する「うみそらカフェ」で、ハート形のチョコがのった縁結びスイーツ「あいじょうソフト/橙(だいだい)チョコレート」(400円)を購入。
鏡餅の上にのせることでもおなじみの橙は、熱海が全国屈指の名産地。冬に熟した実が春になっても木から落ちないことから、“代々続く”の意味も込められた縁起の良いフルーツなのだとか。
アタミロープウェイ
所在地:静岡県熱海市和田浜南町8-15
電話番号:0557-81-5800
【一日目午後】絶景カフェでワンランク上のデザートタイムを/花の妖精
あいじょう岬のある八幡山周辺は、熱海城や秘宝館などの観光スポットを徒歩でまわれるエリア。8分ほど歩いて、気になっていたカフェ「花の妖精」へ。
ホテルのロビーのようなラグジュアリーな雰囲気の店内でまず目を奪われるのが、青い海を望む大きな窓!断崖絶壁の上に立つカフェからは、まっすぐな水平線が広がる絶景が見渡せます。
同店の魅力は絶景だけにあらず。季節のフルーツを使った名物のパフェは、フルーツの旬に合わせて数週間から数カ月で内容が変わるというスペシャル感もまた女子の心をくすぐるポイント。現在はグレープフルーツ、ライチ、カルダモンを組み合わせた「グレープフルーツとライチのパフェ」(1,700円)が7月中旬まで提供されています。
店内の席はすべてオーシャンビューですが、予約先着順で窓際の席から案内してくれるのだそう。週末や休日は満席のことも多々あるので、早めの予約をオススメします(一カ月前から受付)。カレーやクロックムッシュなどの食事・軽食メニューも充実しているので、おなかに余裕がある人はあわせて注文してみて。
花の妖精
所在地:静岡県熱海市熱海1993-65
電話番号:050-3647-2364
【一日目午後】源頼朝も厚く信仰した、願いごとが叶うパワースポット/今宮神社
おなかも満たされたところで、再び散策へと繰り出します。「花の妖精」からバスと徒歩で15分ほど、次の目的地「今宮神社」に到着しました。
今宮神社は知る人ぞ知る、1700年以上の歴史を持つ由緒正しき神社。本殿を囲むように御神木が立ち並び、それらが醸し出す神秘的な空気に自然と気持ちも引き締まります。
今宮神社は心願成就のパワースポットとして有名ですが、その名を広めたのが、源頼朝の存在。
八重姫の父・伊東祐親(いとうすけちか)の追手から逃れ、伊豆の山中へ入った頼朝は力尽きかけるも、ふと目に留まった大楠の下の社で成功開運を祈願。無事追手から逃れて、その後は源氏再興を叶えていきます。その「大楠の下の社」こそが今宮神社で、頼朝の目に留まったといわれる大楠は現在も本殿の後ろに鎮座しています。
正治2(1200)年に社殿を再建するなど、命を救ってくれた神社として頼朝が厚く信仰したことで、願いごとの叶う宮として広く知られるようになったのだそう。
今宮神社で人気を集めるのが、「大楠の引き寄せ御守り」(各3,000円)。一つ一つに大楠の葉が入り、良いご縁を引き寄せられるよう御祈願が込められた特別な御守りです。あたみ桜色、ジャカランダ色、浅葱色、緋色、イチョウ色と、神社や熱海にゆかりのある5色の中から惹かれる色を選んでみて。
今宮神社
所在地:静岡県熱海市桜町3-29
電話番号:0557-81-4232
【一日目午後】幸せを運んでくる紫の花!潮風に吹かれて南国気分も満喫/ジャカランダ遊歩道
今宮神社をあとに、バスに揺られて約15分。熱海に夏の訪れを告げる紫色の花、ジャカランダを観賞します。開花時期が5月末から6月初旬と短く、たわわに咲き誇る木もあれば、あまり咲かない木もあるという気まぐれな花で“花が頭に落ちるとしあわせが訪れる”という言い伝えもあるのだそう。
熱海サンビーチと並行するように380m続く「ジャカランダ遊歩道」は、潮風が心地良く南国ムードを満喫できる散歩道。ジャカランダフェスティバル期間中はライトアップされるので夜の散策もオススメです。
ジャカランダ遊歩道
所在地:静岡県熱海市東海岸町
電話番号:0557-85-2222(熱海市観光協会)
ジャカランダフェスティバル2022
期間:2022年5月28日(土)~6月12日(日)
ライトアップ:18:00~22:00(期間中毎日)
合わせて楽しみたいのが、ジャカランダと競うように同時期から咲き始めるブーゲンビリア。毎年5月から10月にかけて熱海市内のあちらこちらで鮮やかなピンクや赤色の花を咲かせます。
ベストスポットは、ジャカランダ遊歩道から歩いて約5分の糸川沿い。御成橋から糸川橋の約180mの間にブーゲンビリアがこぼれ落ちるように咲く景色は、思わずため息が漏れるほどロマンチック。糸川橋付近には川のたもとへ降りる階段があるので、この時季だけのショットを狙ってみては?ジャカランダフェスティバルの期間に合わせてライトアップもされます。
ブーゲンビリア
所在地:静岡県熱海市銀座町・中央町
電話番号:0557-86-6218 (熱海市公園緑地課)
ライトアップ情報
期間:2022年5月28日(土)~6月12日(日)
ライトアップ:18:00~23:00(期間中毎日)
【宿泊】快適&リラックスに出合える、スマートなホテル/プリンス スマート イン 熱海
夜は熱海市街地でディナーを楽しみ、その後ホテルへ。今回はアクセスと居心地の良さを重視して、熱海駅から徒歩3分の「プリンス スマート イン 熱海」をセレクト。
2021年4月にオープンしたこちらは、プリンスホテルが最先端の技術を導入して展開する、次世代型ブランドのホテルです。チェックイン前に利用できる宿泊者専用ロッカーがロビーに設置されていたり、ルームキーやチェックアウトが自分のスマホで完結できたりと、とにかく快適!
スタイリッシュでコンパクトなお部屋は一人旅にもうってつけ。全室にスマートスピーカーが設置されているので、いつもの音楽をかけてリラックスできるのも◎。朝食付きで1万円前後というコスパの良さも、このホテルの魅力です。
プリンス スマート イン 熱海
所在地:静岡県熱海市春日町17-14
電話番号:050-3184-1143
【二日目午前】歴代武将の太鼓判付き!関東随一のパワースポット/伊豆山神社
二日目のスタートは、この旅の一番の目的とも言えるパワースポットへ。熱海駅からバスに乗り、15分ほどで到着したのは「伊豆山神社(いずさんじんじゃ)」。創建は平安時代ごろともいわれる歴史ある神社です。
伊豆山神社の参道は石段で、スタート地点となる伊豆山浜から本殿までは837段という長い道のり。バス停「伊豆山神社前」は途中の石段近くにあり、そこから境内までは約180段。海から吹き上げる風とともにサワサワと心地良い音を立てる新緑に包まれながら上ります。
伊豆山神社は強運・天下取りの神社として名高く、源頼朝や徳川家康をはじめとする多くの武将からも厚い崇敬を集めた関東随一のパワースポットとして知られています。
まずは伊豆山大神が祀られた本殿を参拝。身を清める手水舎にはかっこいい赤白龍が鎮座しています。伊豆山大神がこの2匹の龍に姿を変えて熱海の温泉を湧かしたという伝説も残っているんですよ。
伊豆山神社は、源頼朝とその妻・北条政子が逢瀬を重ねて密かに愛を育んだ地としても有名で、そのことから恋愛成就・縁結びのパワースポットとしても知られています。
境内にある「腰掛け石」は、頼朝と政子が寄り添い恋を語らったといわれる場所。確かに二人で座るのにピッタリのサイズ。腰をかけてそっと当時へと想いを馳せてみます。
境内にはほかにも、葉を大切に持っていれば良縁が結ばれるとされる御神木「梛(なぎ)の木」など、見どころが盛りだくさん。さらに本殿から1時間ほど山道を歩いた場所にある「本宮社」には、より強いパワーがあるのだそうですよ。
参拝した証に、2021年に新たに登場した「御朱印」(初穂料500円)もいただいてきました!頼朝・政子のゆかりの地として描かれた二人のお姿がなんともステキですよね♡
伊豆山神社
所在地:静岡県熱海市伊豆山708-1
電話番号:0557-80-3164
【二日目午後】美肌効果も!?“出世の湯”で極め付けの運気上昇祈願/走り湯
熱海旅の締めくくりに、源頼朝が源氏復興を願って浴びたことから「出世の湯」とも呼ばれる「走り湯」へ。仕事運アップのパワースポットとして知られる走り湯は、約1300年以上前に発見された日本三大古泉の一つ。伊豆山神社への参道でもあり、ここから800段以上の石段をのぼると神社に到着します。
洞窟の入り口に立つと中からもくもくとした湯気が溢れ、ゴウゴウという音が鳴り響きます。奥まで潜入すると、お湯が勢いよく流れる迫力の光景が!なんと70℃のお湯が1分間に170リットル湧き出しているのだとか。数十秒で汗だくになったけど、仕事運をチャージできただけでなくお肌もツヤツヤになったような!?
走り湯
所在地:静岡県熱海市伊豆山604-10
電話番号:0557-81-2631(伊豆山温泉観光協会)
【二日目午後】商店街を散策しながら話題スイーツをゲット/熱海銀座〜仲見世通り商店街
新幹線までの残り時間はお土産購入タイム♪走り湯からバスに揺られて約20分、昭和の趣を残すノスタルジックな雰囲気の「熱海銀座」に到着。
商店街をぶらぶらしながら、熱海で100年続く和菓子店「常盤木羊羹店」の総本店へ。老舗ながらも伝統にとらわれない革新的なスイーツが楽しめると評判の同店で、今回の旅にピッタリなお土産を見つけちゃいました。
ジャカランダをモチーフにした「HEART MONAKA(ハートモナカ)」(1個350円)は、紅芋で表現した神秘的な紫色のスイーツ。東伊豆産のニューサマーオレンジを使ったオレンジ色の星型最中「きらきらのかたち静星」(1個350円)もお土産に喜ばれそうです♪
常盤木羊羹店 総本店
所在地:静岡県熱海市銀座町9-1
電話番号:0557-81-4421
散策を楽しみながら駅前の「仲見世通り商店街」へ移動すると、何やら行列を発見!2021年8月にオープンした「熱海ばたーあん」です。創業150年の和菓子店「又一庵」が手がけるあんことバターのお店で、早くも定番土産としての呼び声も高い大人気スイーツなのだとか。
熱海市の花だという梅の花をかたどった最中と赤いイチゴの見た目に一目惚れした「フルーツ最中いちご」(1個380円)と看板商品「熱海ばたーあんパン」(1個380円)を購入。薄い皮に包まれたあんパンは手に持つとずっしり!
平日は約500個、休日は約1,000個を販売する人気ぶり。休日は1時間以上並ぶこともあるので、早めの時間にチェックするのが安心ですよ。
熱海ばたーあん
所在地:静岡県熱海市田原本町5-11
電話番号:0557-81-2777
まとめ
一泊二日のショートステイながらも、話題のパワースポットと人気スイーツの数々を心ゆくまでゆったり巡れた二日間。最近、仕事もプライベートも停滞気味・・・なんて人は、東京ではなかなか見られない絶景に出合えるベストシーズンの熱海で、前向きな気持ちをパワーチャージしてみては?
まだまだある!熱海の旅プランをcheck♪
大河ドラマのゆかりの地が満載!
◆今回旅を楽しんでくれたのは、りーまるさん
「熱海は温泉のイメージが強かったのですが、女子旅向けのスポットがたくさんあるのだと知れました。とくに以前訪れた時よりスイーツのお店が増えていてビックリ!神社でも存分に癒やされて、短時間ながらも満喫できました♪」
取材・文/君島有紀
写真/中村圭介
情報提供/熱海市
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※本記事内の情報は2022年06月03日時点のものです。掲載情報は現在と異なる場合がありますので、事前にご確認ください。
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