谷根千をメインに、東部エリアをゆっくり散策したいです
――兵庫県出身の宇垣美里さん。初めて東京を訪れたとき、衝撃的な場面に出くわしたそう。
「渋谷のスクランブル交差点で、“貞子”の格好をした人たちが列を成して歩いていたんです。映画『貞子3D』の宣伝だったようなのですが、『とんでもないところに来てしまったな』と驚いてしまって(笑)。未だに、東京の街を普通に歩いている自分のことが、不思議に思えることがよくあります」
――今号の特集エリアは神谷町。だが宇垣さんは、あまり土地勘がない様子。
「局アナ時代は千代田線に乗って、家と赤坂を往復するだけだったので、あまり詳しくないんです。でも社会人になりたての頃、東京タワーのお膝元にある『とうふ屋うかい』という会席料理屋さんに行ったことがあります。会社の先輩方と一緒に訪れたのですが、お料理はもちろん、お店の雰囲気も“ザ・料亭”というような高級感にあふれていて、とても感動した記憶があります」
――普段のおでかけは、美術館めぐりがメイン。
「最近の展覧会でとても良かったのは、東京国立近代美術館で開催されていた『ピーター・ドイグ展』。横浜のそごう美術館で観た、絵本作家ショーン・タンさんの企画展も印象に残っています。友人と食事に出かけることもありますね。焼き肉屋さんに行って、「おいしそう!」とはしゃぎながらお肉を焼いたりして楽しんでいます(笑)。最近はあまり行けていないのですが、世間的に落ち着いたら、また仲良しグループで集まって、楽しく食事に出かけたいですね」
――そんな宇垣さんには、気になるエリアがあるという。
「谷根千(谷中・根津・千駄木)周辺です。まだ行ったことがないんですけど、すてきなお店や通りがたくさんありそうじゃないですか。谷根千に限らず、東京の東部の方は未踏の地ばかりで。それこそ浅草も、仕事で少しだけ行ったことがある程度なので、近いうちにゆっくりと散策してみたいです」
――コロナ禍という困難に見舞われた2020年。宇垣さんにとってはどのような一年だったのだろうか。
「足踏みする時間が多かったのですが、その間、映画を観たり本を読んだり、インプットをすることに費やせたので、そういう意味ではとても有意義でした。その時間に吸収したことが、何らかの形になって、2021年以降の活動につながれば良いなと思います」
――『宇垣美里のコスメ愛』を出版した宇垣さん。しかし、昔はメイクに興味がなかったという。
「学生時代、周りの友人はしっかりメイクをしているのに私だけ何もしておらず、『これじゃまずい』と思ったのがきっかけです。昔は、朝起きてメイクをする時間があるなら寝ていたかったんです(笑)。でも実際にメイクをしてみたら、お絵描きみたいで楽しくなっちゃって。初めてコスメを買いに行ったとき、BA(ビューティーアドバイザー)さんが分かりやすく丁寧に教えてくださったこともあり、どんどんメイクにハマっていきました」
――今では本を出版するほどのメイク好き。上達の秘訣は何なのだろうか。
「気になるメイクは何度も試して練習します。あと、雑誌やSNSでいろんな方のメイクをチェックしたり、メイクの上手な方に『どのブランドの何を使っているのか?』『どうやって仕上げたの?』などと細かく聞いたりすることも大事だと思います。今でも私は、お仕事でお会いするメイクさんなど、いろんな方々から知識を取り入れるようにしています」
――コロナ禍の今冬は、どんなメイクを楽しむ予定なのか。
「今シーズンはマスクをしていることが多いので、アイメイクに力を入れたいです。春夏っぽい爽やかな色というよりも、秋冬ならではの、ボルドーや深緑といったコックリとした色合いのメイクを楽しみたいです」
――そもそも健康な肌があってのメイク術。普段から心がけていることがあるそう。
「しんどい事はしません(笑)。いくら肌や健康に良いからと言えど、面倒だと思いながらするスキンケアは効果がないですし、美味しくないと思いながら食べる食事も意味がありません。だったら食べたいものを食べて、やりたいことだけをやっている方が、意外と肌はきれいに保てるような気がします。
もちろん、節制するときと自分にご褒美を与えるときのバランスは取るように心がけています。私の場合、ストレスが溜まったときは甘いものを食べます(笑)。何をすると自分が一番ご機嫌になれるのかを考えて、そのスイッチを把握することが大事なのかなって思います」
――『宇垣美里のコスメ愛』の見どころは。
「人気ヘア&メイクアップアーティストさんたちに、いろいろなメイクをしていただきました。モデルは私一人ですが、それぞれ全く違う印象に仕上がっているので、七変化ぶりを楽しんでいただければと思います。また、個人的に好きな本や映画のことも紹介していて、私のことを丸っと分かっていただける一冊になっているので、メイクに興味のない方にも読み物として楽しんでいただけたらうれしいです」
宇垣美里(うがき・みさと)
1991年4月16日生まれ。兵庫県神戸市出身。
2014年4月TBSに入社。アナウンサーとして数々の番組に出演。2019年3月に退社し、同年4月よりオスカープロモーションに所属。現在はフリーアナウンサーとして、「ミュゼプラチナム」「DYM」などのCM、 BS日テレ「あの子は漫画を読まない。」、TBSラジオ「アフター6ジャンクション」などの番組出演のほか、 執筆活動も行うなど幅広く活躍中。
公式情報はコチラ→www.oscarpro.co.jp/#/profile/entry/170049
著書『宇垣美里のコスメ愛 BEAUTY BOOK』
大学入学を機にメイクの面白さに開眼し、以来、自他共に認める美容オタクとして知られる宇垣美里。そんな彼女が、自身のメイクのハウトゥーから、プロも絶賛する美肌のヒミツまで、あふれるコスメ愛を語る。さらに、気になるプライベートや生い立ちにも迫り、宇垣美里という一人の女性を大解剖した一冊。小学館(1,650円)
公式情報はコチラ→www.shogakukan.co.jp/books/09310665
週末に出かけたい!おすすめ「おでかけスポット」はコチラ
昭和33年の完成以来、愛され続ける東京のランドマーク。山の手に位置する高さ333mの展望台からは、東京の街並みや富士山、房総半島まで見渡せる。
最寄駅:神谷町/赤羽橋/御成門/大門/浜松町
⇒スポットの詳細はこちら
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