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“世界一の美食の街”より初進出!スペインで人気のピンチョスバル/GRAN SOL TOKYO
道明寺さくら
美食をこよなく愛するグルメライター。食べ歩き歴は25年以上。美食コンシェルジュとして、話題のお店や居心地の良いお店など、乙女心がときめく素敵なレストランをご紹介。
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美食コンシェルジュ・グルメライターの道明寺さくらです。
今回ご紹介するのは、「GRAN SOL TOKYO(グランソル東京)」。2020年7月に渋谷・宮下公園に誕生した商業施設「RAYARD MIYASHITA PARK」のNorth棟3階に位置しています。
こちらは、“世界一の美食の街”として知られるサン・セバスティアンに本店を構えるピンチョスバルの海外第1号店。ピンチョスとは、海鮮や野菜、シャルキトリーなどをパンの上にのせていただくスペインバルの伝統的な前菜です。
こちらのお店を運営する「ザート商会」は、世界各国のビールやワイン、本格料理を提供するレストランを多数手掛ける会社。今回も「海外の文化を発信したい」という思いから、まだ日本では馴染みのないピンチョスのお店をオープンさせたそうです。
ガラス張りの店内へ足を踏み入れると、カウンターにたくさんのピンチョスがズラリ!席は軽くつまめるスタンディングテーブル、ゆっくり食べられるテーブル席、そして開放感たっぷりのテラス席の3タイプが用意されています。用途や人数によって使い分けられるのが良いですね。
まず食べるべきは、見た目も芸術的なアワードピンチョス!
各種ピンチョスチャンピオンシップで数々の受賞経験を持つ「グランソル」では、賞を獲得したピンチョスを実際にいただくことができます。
中でも目を惹くのが、まるでアートのような見た目の「チェリーベルツ」(968円)。サン・セバスティアンを県都とするギブスコア県のピンチョスチャンピオンシップにおいて、2018年「金賞」、2019年「オリジナリティ部門1位」を獲得したピンチョです。
フォアグラ・ベーコン・豚足のベースをイカ墨パンで巻き、米粉のフリットの上にのせた一品。上にはフルーツキャビアやラディッシュなどが美しく飾られ、牛骨のスープで作ったチュイル(ビスケット)が添えられています。
いざ口に運ぶと、サクッ、モチッ、コリッといろんな食感がして楽しい!お皿をピンク色に彩るビーツのマヨネーズを付けていただくと、照り焼きソースのような甘じょっぱさが加わります。
他にも、バスクのピンチョスチャンピオンシップで1位を獲得した「MIKA」(858円)、半熟卵を贅沢に味わえる「モジェテ」(858円)といった3つのアワードピンチョスがラインアップされています。同店を訪れたら是非トライしてみて♪
ぜ~んぶ食べたくなる♡ 21種の宝石のようなピンチョス
アワードピンチョス以外のピンチョスは、カウンターにズラリと並べられています。全21種類のピンチョスは、まるで美しい宝石のよう。食材もバラエティーに富んでいるので、どれをいただこうか目移りしてしまいます。
本来ならば本店と同様、好きなものをお客さん自身がお皿にとるスタイルで提供する予定だったそうですが、現在は新型コロナウイルス感染防止対策として、先に会計を済ませてスタッフがお皿にとってくれるスタイルに変更となっています。
まずいただいたのは、東京限定となる「サーモンムースのピンチョ」(605円)。ほんのりピンク色のサーモンムースの上に、バラのように巻かれたスモークサーモンとキラキラ輝くイクラがのっています。
続いてチョイスしたのが、「カニのアイオリ風味ピンチョ」(605円)。スペインでお馴染みのアイオリ(ニンニクとオリーブオイルと卵黄で作られたソース)で和えたカニの身が、たっぷりとのっています。
小エビのフライがアクセントに添えられていて、サクッとしたフライの食感とカニのうま味が堪らない一品。見た目の印象以上にカニがたっぷりと使われているので、カニの美味しさを存分に楽しむことができます。
トマトのような見た目がかわいらしい「トマティート」(605円)は、とても手の込んだ一品。
ツナと紫タマネギで作られたペーストを、トマトとパプリカのムースでコーティングしてトマト型に成型しています。上の葉っぱはピーマンで表現しているというこだわりよう。パプリカの甘みと風味が効いていて、トマトが苦手な人でも食べたくなるキュートな一品です♪
「山羊のチーズのピンチョ」(605円)は、山羊のチーズとスモークサーモンのマリアージュが◎。ちょっとクセのある山羊のチーズに、アンズのジャムが甘酸っぱいアクセントを加えています。上にのったジャガイモのフリットがスナック感覚で味わえ、ワインとの相性も抜群!
なお、ピンチョスと合わせるドリンクといえば、やっぱりチャコリです。バスク地方を代表するスパークリングワインであるチャコリは、香りを立たせるためにグラスの10数cm上から注ぐ「エスカンシア」スタイルで提供されるのが定番。
同店で提供される「ハリア チャコリ」(660円)は、バスク州アラスタリア渓谷でつくられたもので、クリーミーながらもミネラル感のある軽快な味わいが特徴です。他にもスペイン産ビールやグラスワインなどが豊富にそろうので、いろんなピンチョスとのマリアージュを楽しんでみて。
まとめ
手のひらに収まる小宇宙に、たっぷりのこだわりが詰まったピンチョの数々。一つからオーダーできるので、ディナー前のアペリティフとして、仕事の帰りの1杯のお供として、はたまた夜のお食事としてガッツリ楽しむこともできちゃいます。
ボリュームがあるものも多いので、3~4個食べればお腹いっぱいになれるはず。最高のピンチョスとワインを味わいながら、美食の街・バスクへ行った気分を楽しんでみてください。
グランソル東京 渋谷ミヤシタパーク店
所在地:東京都渋谷区神宮前6-20-10
電話番号:03-5468-3378
最寄駅:渋谷
取材・文/道明寺さくら
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※本記事内の情報は2020年10月29日時点のものです。掲載情報は現在と異なる場合がありますので、事前にご確認ください。
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